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はっ!今何時ですか?え…。もう8時じゃないですか。そろそろ帰らないと、この2時間何してたかおぼえてないです。そういえば…。寮は何処でしたっけ。理事長に聞けば万事OKです。
携帯を取り出し電話を掛けた。
『prrrr…prrrr…もしもし…。』「叔父さん?寮って何処ですか?」『えっ…。ああ、そうだったね。確か…603号室だよ。』「ありがとうごさいます。でわ。」
電話をきった。私は屋上から一階に降りるのが面倒だから飛び降りた。
「こんな時間に見てる人なんて多分いませんよね。」
私は寮に向かった。そのとき見られてると気づかず。
『…もしかして…。』
ええっと・・・。603号室ここですね。特待でよかったような気がします。開けてはいると寮とは思えないくらいの広さ。
「荷物は届いているようですね。ちゃっちゃっと片付けちゃいましょう。」
三時間後……。
やっと片付きました。結構少なめに持ってきたんですがね…。
―――コンコン
誰でしょう。私を知ってる人はいないはず。そこにいたのは燐光の幹部・・・近藤刃玖別名 裏玖
「なんでしょう。」『…おまえ…。さっき屋上から飛び降りた…?』
み、みられてた!冷静に、れいせいに。
「ト…飛び降りてませんよ。そんなことしたら、ふつう怪我だけじゃすまないじゃないですか。」
たえたよ。あたし耐えた。これで大丈夫、かな。
『俺・・・見てたんだけど・・・。』「なにを…?」
もしかして、飛び降りるところとか?
『あんたが・・・飛び降りるところ・・・。』「っ…あた、私に出来るわけ無いじゃないですか。私運動音痴なんですよ!出来たら…すごいじゃないですか・・・。」
あたしといいそうになった。危なかった。
『…そうだよな・・・。あんたが…出来るわけ無いか…。』
本当は出来るよ。なんかむかつくなぁ。裏玖は帰って行った。
今日は、散々な一日だよ。