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風が冷たい。私が今いるところは屋上。なぜいるのかというと…。あのあと私はやばい(ばれると思った)と思い、猛スピードで屋上まできました。屋上は誰も来なくていいなと思っていると足音が聞こえたので、私は隠れました。足音の持ち主は燐光の皆さんの音だったのです。ここで私は出たらなぜ逃げたかを問われるでしょう。ですから、私はようすを見ながら帰ってくれるのを待ちました。その時はすごい暇で暇でしょうがないです。でもあちらの方は深刻な話をしてるようですね。暇なので盗み聞きでもすますか。
『――――見つけたか。』『まだ…。』『いつになったら見つかるんだよ。もう、何年もたってるんだ。』
なにを探しているのか重要なところは聞こえませんが、ものすごく大切なものなんでしょう。私も手伝ってあげたいところですが、今の私には到底無理な願いですね。
『あ…でも、ここの市にいることはわかった…。』『後もう少しだ。』
ここの市に君たちの探してる人がいるんですね。二年もたってるし、私のことは忘れたかもしれないですね。
『後もう少しで総長に会える。』
総長ですか。私ではないですよね。私では…。もう、二年経っているのです。探すはずが無いじゃないですか。
『そろそろ帰るか。』
ぞろぞろと燐光の方たちが帰っていった。
「あぶなかった…。もし、あたしを探してるんだったら…。」
探さないで、また、傷つけるかもしれないから…。
あたし、今はまだ会えない。