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笑えるように  作者: 遠藤 敦子
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 僕は義実家に電話する。離婚について報告するためだ。あの優しかった義両親に離婚報告をするのは心が痛かったけれど。

「お世話になります、拓人(たくと)です。こんな報告をするのは僕としても辛いのですが、娘さんに好きな人ができたそうで、離婚することになりました。娘さんと相手男性には肉体関係もあります」

義実家に電話でこう伝えたとき、義父が電話に出た。すると義父の口から信じられない言葉が飛び出す。

「娘に好きな人ができたから離婚するって、それは元はと言えば娘を幸せにできなかった君のせいじゃないのか?」

僕たちの離婚は妻を幸せにできなかった僕の責任だ、と義父は強い口調で僕を非難した。さらに義母も「拓人くん、本当に娘のことを思うなら好きな人の元に送り出してあげて?」と言い出す始末。こいつらには何を言ってもダメだ、と僕は思った。

 ーー妻を不倫に走らせないよう僕が努力するべきだったか? そう考えたけれど、「元はと言えばお前らの娘の浮気が原因だよ!」と義両親に怒鳴りつけたい気持ちになる。大人としてそれは我慢したものの。

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