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笑えるように  作者: 遠藤 敦子
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 新生活を満喫していたある日、元妻からショートメールが来る。嫌な予感がしていたけれど、恐る恐る開くと長文でメッセージが来ていた。

 ミナトに再婚の話を持ちかけたら、「おばさんと結婚だなんてどんな罰ゲームだよ。マジでないわ、死ね!」と暴言を吐かれたこと。実はミナトが有名私立大学に通う大学生ではなく、フリーターだったこと。ミナトと離れて僕の良さが身にしみてわかり、僕と復縁したいと思っていること……ーー。ざっと要約すると、そういった内容だ。僕は元妻に「あなたとは赤の他人です。もうこれ以上関わらないでください」と送って着信拒否する。もちろんSNSも全てブロック済み。その足で携帯ショップに向かい、スマホもメールアドレスも電話番号も全て変更した。

 風の噂でわかったことだけれど、ミナトは元妻以外の女性客にも本番行為や裏引き行為をしており、罰金100万円を払うようオーナーに言われたらしい。さらには退店処分にもなったようだ。ミナトにはまともな職歴がなく、今は日雇いのアルバイトをしているそう。

 もう恋愛や結婚にはこりごりだったので、これからは転職先で仕事に打ち込もうと決めている。


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