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転生したらうさみみでした  作者: 黒鉄神威
第五章 王都動乱編
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第百二十羽. セリア先生と楽しい(?)課外授業

今年一年、作品を読んでいただきありがとうございました。

今年の投稿はこれが最後となります。

来年も引き続きよろしくお願いします。


 模擬戦の余韻が少なからず残る講義室に、セリアが姿を現した。私語が自然と収まり、視線が一斉に教壇へと集まる。


 セリアは静かに教壇に立ち、教室を一通り見渡すと口を開く。


 「まずは・・・模擬戦での勝利、おめでとう。そして、お疲れ様。」


 その言葉に、出場した六人はそれぞれに照れたような反応を見せる。安堵の息を吐く者もいれば、仲間同士で小さく笑い合う者もいた。


 一方で、出場していなかった三人は、どこか不満を隠しきれない表情を浮かべている。中でもリディアとナジアは、その感情を隠す気もない様子だった。


 それぞれの表情を今一度確認する。


 「今日の模擬戦に参加できず、鬱憤が溜まっている子もいるでしょう。」


 図星を突かれたように、数人が小さく視線を逸らす。


 「それと・・・今回の勝利に対して、私からプレゼントがあるわっ。」


 一呼吸置いて、意味ありげな笑みを浮かべながらセリアは続ける。


 「来週末の三日間で、迷宮(ラビリンス)に挑んでもらうっ。」


 教室が一瞬、静まり返った。


 「場所は、迷宮都市・アラゼカル。学院からの許可は、既にもらっているわ。」


 次の瞬間、ざわめきが広がり、ジーンがぼそっと呟く。


 「・・・これの、どこがプレゼントなんだ?」


 聞こえるか聞こえないか、その程度の声だったが、セリアは逃さなかった。


 「今度こそ、自分の力を出し惜しみなく使えるわよ。」


 即答だった。


 その声は何処かからかうようなニュアンスを含んでいた。


 「制限も、遠慮もいらない。あなたたちが・・・どこまでやれるのかを、はっきり確かめるには最適でしょう?」


 その言葉にざわめきの質がわずかに変わり、戸惑いの中に期待と高揚が混じり始めていた。


 「プレゼントかどうかは別として、アラゼカルまでとなると・・・。」


 シェリスが手を上げ、冷静に指摘する。


 「移動だけで三日以上かかってしまいますよ?」


 その指摘にセリアはあっさりと頷いた。


 「そうね。でも・・・そこは問題ないわ。初日の午前中から、迷宮(ラビリンス)に潜れるわ。」


 それ以上なされないセリアの説明に疑問の色を浮かべながらも、とりあえず納得する九人の学生たち。そんな中、今度はリリィが、恐る恐る手を上げる。


 「先生・・・私たちだけで、迷宮に挑むんですか?」


 「確かに、あなたたちだけなら危険はあるでしょうね。」


 肩を竦めながらあっさりと認めたうえで、セリアは続ける。


 「・・・そこも、ちゃんと考えてあるわ。」


 そう言って、セリアは自分の肩口へと視線を向ける。


 「テトラッ。」


 その名を呼ぶと同時に、セリアのフードの中から、小さな影が飛び出す。小さな影はふわりと宙を舞い、教卓に降り立つ。


 一瞬、ざわりと空気が揺れた。


 反射的に身構えた者もいたが、淡く半透明の小さな塊の正体がスライムだと分かると、張り詰めていた緊張は一気にほどけた。


 「あっ・・・スライム、ですか。」


 拍子抜けしたような表情を浮かべ、安堵したように息を吐く学生たち。だが、その空気に疑問を投げかける声が続く。


 「先生・・・それが、同行者なんですか?」


 リディアだった。テトラに向けられているその眼差しには明らかな戸惑いがある。それに対し、セリアは一切ためらうことなく答えた。


 「えぇ、はっきり言ってあなたたちより、はるかに強いわよ。」


 あまりに当然のような口調だった。


 一瞬、沈黙。


 次いで、信じられないものを見るような視線が教室を巡る。


 「・・・え?」


 思わず声を漏らしたのはライネだった。


 「たかがスライム・・・。」


 ライネが言い終わるよりも早く、テトラの身体から伸びた半透明の触手が、視認できないほどの速度で空間を走った。


 次の瞬間、ライネの身体は宙に浮き、触手に絡め取られたまま完全に拘束されていた。声を上げる暇すらなかったライネは驚きの表情を浮かべる。そして誰一人として、その動きが見えた者はいなかった。


 教室が凍りつく。


 「テトラ、そのへんに・・・。」


 落ち着いたセリアの声が響く。


 その一言で、触手はすっと引き、ライネの身体は解放された。床に着地したライネは、状況を理解するより先に、大きく息を吸い込んでいた。


 「・・・これで、分かったでしょ。」


 セリアは教室を見渡す。


 「テトラの強さが。」


 誰も、反論できなかった。そんな中で恐る恐る手を挙げたのはクレアだった。


 「セ、セリア先生・・・テトラさんの、種族は何なんですか?」


 少し考えるような間を置いて、セリアは首を傾げる。


 「確か・・・テトラエレメンタルスライム、だったかしら。」


 その瞬間。


 教室中の顔色が、一斉に変わった。


 驚愕、戦慄、信じられないものを見る目がテトラに向けられる。その名が持つ意味を知る者ほど、言葉を失っていた。


 セリア自身には、そこまでの実感はない。だが、テトラエレメンタルスライムは極めて希少な存在であり、ひとたび暴れれば、同格の魔物ですら近づくことをためらう危険種だ。


 そして今、その存在は、味方だった。


 セリアは小さく笑みを浮かべる。


 「だから言ったでしょう? ちゃんと考えてある、って。」


 ざわめきが、再び教室を満たし始めていた。



 ◇◇◇◇◇◇


 王国北部に広がるコロッサス地方。


 その西部に位置する都市、迷宮都市・アラゼカル。


 この都市は、王国内に存在する八代迷宮(ラビリンス)のうちの一つ、奈落要塞・アビスコードを中心に、大小合わせて七つの迷宮(ラビリンス)が周囲に点在している。迷宮(ラビリンス)探索を生業とする者たちが集い、都市そのものが迷宮(ラビリンス)と共に発展してきた結果、いつしか人々はこの地をそう呼ぶようになった。


 その巨大な城壁と、迷宮都市特有の重厚な建造物群を目前にして、九人の学生たちは、言葉を失っていた。


 「・・・えっ?」


 誰かが、かすれた声を漏らす。


 それも無理はない。ほんの数秒前まで、彼らは王立学院の講義室にいた。


 時間を少しだけ遡る。


 早朝、講義室に集められた九人の生徒たちを前に、セリアは一度だけ人数を確認し、頷いた。


 「全員、集まったわね。」


 そして、何でもないことのように続ける。


 「それじゃ、アラゼカルに移動するわよ。」


 次の瞬間、床に魔法陣が展開された。精緻な紋様が淡く輝き、空気そのものが震える。


 「えっ、ちょ・・・。」


 誰かが言い終えるより早く、光が講義室を包み込む。視界が白に染まり、足元の感覚が一瞬、失われた。


 そして・・・。


 再び視界が戻ったとき、そこにあったのは見慣れた講義室ではなく、見知らぬ景色が広がっていた。


 高くそびえる城壁。


 重厚な石造りの街並み。


 「・・・これは、いったい・・・。」


 呆然としたまま、全員の視線が自然とセリアに集まった。その視線を受けながら、セリアはいたって平然と答える。


 「ただの転移よ。」


 あまりにもあっさりとした言い方だった。


 「・・・転移?」


 「転移魔法って・・・失われたんじゃ・・・?」


 口々に漏れる動揺の声。


 驚愕と困惑が入り混じり、誰もが現実を飲み込めずにいた。そんな様子を眺めながら、セリアは小さく肩を竦める。


 「細かい話は、あとでね。」


 そう言って、目の前に広がる迷宮都市へと視線を向ける。


 「今はまず・・・ここが、あなたたちの次の舞台よ。」


 迷宮都市・アラゼカル。


 九人の学生たちにとって、初めて踏み込む本物の迷宮。



 ◇◇◇◇◇◇


 迷宮都市・アラゼカルの喧騒を背に、セリアはまず学生たちを宿へと案内した。


 そこは街の中でもひときわ目を引く建物だった。石造りの外観は落ち着いた威厳を漂わせ、正面には手入れの行き届いた庭園が広がっている。冒険者向けの宿とは明らかに一線を画す、かなり豪華な高級宿だった。


 扉をくぐった瞬間、学生たちの足が止まる。


 磨き上げられた床、天井から下がる魔導灯、静かに立つ給仕たち。その空気に、思わず声が漏れた。


 「・・・え、ここ・・・?」


 「ちょっと待ってください。こんな高級なところに、泊まっていいんですか?」


 戸惑い混じりにそう尋ねた学生に、セリアは何でもないことのように答える。


 「当然でしょ。」


 さらりとした口調だった。


 「粗野な冒険者しかいない安宿で、何かあったら大変だもの。」


 そう言って、学生たち、特に女子の方へ視線を向ける。


 「女の子も多いんだし。無用なトラブルは、最初から避けるに限るわ。」


 その言葉に、何人かが納得したように頷き、別の者は小さく息を吐いた。


 「・・・さすが、セリア先生。」


 誰かがそう呟くと、セリアは肩をすくめるだけだった。


 「迷宮(ラビリンス)以外の問題で、消耗するのは無駄でしょう。」


 そうして、学生たちはそのまま高級宿の中へと案内されていく。部屋割りと最低限の説明を終えると、セリアは間を置かずに告げる。


 「荷物は最低限でいいわ。直ぐに、迷宮に向かうから。」


 休息らしい休息もない言葉に、学生たちは顔を見合わせるが、誰一人として異を唱える者はいなかった。


 向かった先は、迷宮都市・アラゼカルの周囲に点在する迷宮群のひとつ。


 鏡殿迷域・ミラセプティア。


 この迷宮(ラビリンス)は階層数は十と周囲に存在する迷宮の中では最も浅く、比較的安全とされている迷宮だった。


 白い石材で構成された入口は、どこか神殿を思わせる静謐な雰囲気を湛えている。磨かれた床面は鏡のように周囲を映し、奥へと続く回廊は、光を反射しながら静かに闇へと沈んでいた。


 入口の前で、セリアは立ち止まる。


 「ここが、あなたたちにとって最初の迷宮よ。」


 そう告げると、セリアは九人を順に見渡し、小さな布袋を取り出した。中から取り出されたのは、同じ形をしたブレスレット。淡い光を宿す宝石が埋め込まれ、見た目は装飾品に近い。


 「全員、これを着けなさい。」


 指示に従い、九人がそれぞれブレスレットを腕に通す。最後の一人が装着した、その瞬間だった。


 突然、脳内に声が響き渡る。


 『テトラだよ~。悪いスライムじゃないよ!!!』


 「っ!?」


 「な、なに!?」


 「今の・・・声!?」


 一斉にざわめく学生たち。慌てて周囲を見回すが、誰かが口を開いた様子はない。


 想像通りの反応を見せる学生たちに、セリアは小さく笑みを浮かべると、先ほど脳内に響いた声について説明を始めた。


 「驚かせてごめんなさいね。そのブレスレットを身に付けている間は、テトラと念話で会話できるわ。」


 「念話・・・?」


 「簡単に言えば・・・言葉を介さず頭の中で直接やり取りができるってこと。」


 理解が追いつかないままの学生たちを前に、セリアは落ち着いた口調で続ける。


 「迷宮内では、声を出せない状況も多い。連携を取るには、これが一番確実だから。それにテトラが危険を察知しても、あなたたちに伝わらなければ意味が無いでしょ。」


 『ぼくがしっかりとまもるから、あんしんしてね~!』


 再び響くテトラの声に、何人かが思わず肩を震わせた。


 「・・・すぐ慣れるわ。」


 セリアはそう言って、迷宮の入口へと視線を向ける。


 「それじゃ、行ってきなさい。」


 こうして、九人による、初めての 迷宮(ラビリンス) 探査が始まった。そして迷宮(ラビリンス)で行われる実習が、ただの実習で終わらないことを、この時点では誰も知る(よし)も無かった。



 ◇◇◇◇◇◇


 白い石で構成された入口を越えた瞬間、空気がわずかに変わった。


 迷宮の内部は、想像していた以上に厄介だった。


 壁、床、天井、すべてが淡く光を反射しており、どこを見ても微妙に(ぞう)が歪んで映る。鏡というほど明瞭ではない。だが、完全に反射しないわけでもない。輪郭は揺らぎ、距離感は曖昧で、視線を動かすたびに空間そのものがずれるような感覚を覚える。


 見えている距離と、実際の距離が噛み合わない。


 「・・・方向、分かりにくいですね。」


 小さく呟いたのはシェリスだった。


 真っ直ぐ続いているように見える通路が、左右の壁に映る(ぞう)に僅かに差があるためか進行方向を錯覚させる。それが、仲間の立ち位置さえ一瞬わからなくさせる。足元の床に反射した自分たちの姿が、まるで別の通路に立っているかのように見える瞬間すらあった。


 そうした錯視の感覚が、じわりじわりと精神を消耗させていった。誰もが無意識のうちに足を止め、互いの位置を確認し合う。だが、それすらも正しい距離感に基づいているという保証はない。


 「・・・これは厄介だな。」


 レオンハルトが低く息を吐く。


 今のところ敵影は、まだない。音が反射し、足音がわずかに遅れて返ってくる。誰かの動きが、別の方向から来たように錯覚する。敵が潜んでいたとしても、どこから現れるのか分からない。そんな不安が、静かに、しかし確実に、九人の間に染み込んでいった。


 ーーー敵が来たとして、どこから来る?


 そんな疑問が、全員の胸の内に同時に浮かんでいた。


 『いまのところ、ちかくにうごくものはないよ~。』


 張り詰めた空気の中で、少々間の抜けたテトラの声が頭の奥に突如響いた。


 『みんな、そんなにかたくならなくていいよ~。』


 一瞬、誰もが動きを止め、次いで互いの顔を見合わせる。


 「・・・今の、テトラ?」


 「・・・だよな?」


 テトラの声に張り詰めていた緊張がふっと緩んだ。気づけば、呼吸が浅くなっていた者もいる。肩に入っていた力を抜き、無意識のうちに握り締めていた武器を持ち直す者もいた。


 必要以上に、身構えすぎていた。そう自覚しただけで、視界が少しだけ広がった気がした。歪んだ反射も、錯視も、確かに厄介ではある。だが、恐怖に呑まれるほどのものではない。


 「・・・一旦、落ち着こう。」


 誰かが、静かに言った。小さく頷き合い、九人は改めて隊列を整える。


 足取りは慎重なまま。だが、先ほどまでの硬直はない。こうして彼らは、もう一度、鏡殿迷域・ミラセプティアの奥へと歩みを進めていった。


 進み始めて、どれほど経っただろうか。


 「・・・止まって。」


 先頭を歩いていたシンが片手を上げ、みんなに制止を促した。


 漂う静寂に耳を澄ませる一同。


 僅かな物音と共に反射した壁の向こうで、何かが動くのを確認した。


 「左から・・・。」


 誰かが声を上げた直後に影が飛び出す。現れたのは、獣のような四肢を持つ魔物だった。だが、その輪郭は不自然に歪み、位置が定まらない。壁に映る像と、本体の位置が微妙にずれている。


 「来るぞっ!」


 レオンハルトが叫ぶのと同時に魔物が跳躍する。


 「僕が牽制するっ!」


 ジーンは一歩前に出ると、迷いなく魔導銃を構えた。照準を細かく定める余裕はない。それでも引き金を引く。


 短い閃光。


 放たれたエーテル弾は、魔物の胴をかすめて床へと逸れた。


 だが、それで十分だった。わずかに体勢を崩した魔物。その瞬間を逃さず、ナジアが迷わずに一気に距離を詰める。


 振り下ろされた刃を魔物は紙一重で回避した。だが、回避した先に安全はなかった。


 「そこっ!」


 待ち構えていたリディアの槍が、一閃する。


 鋭く、無駄のない突き。次の瞬間、魔物の身体は霧散し、床に小さな魔石だけを残して完全に消滅した。


 静寂の中で誰かが、ゆっくりと息を吐く音がした。


 初めての迷宮。


 初めての実戦。


 多少の混乱はあったが、日頃の鍛錬がたぐり寄せた勝利であった。


 それから先も、戦闘は断続的に続いた。


 錯視に惑わされながらの探索ではあったが、数度の交戦を経るうちに、九人の動きは目に見えて洗練されていった。


 誰が前に出て、誰が支援に回るのか。声を出さずとも、視線と間合いで意図が確実に伝わるようになっていた。


 魔物との距離感。


 仲間が仕掛けるタイミング。


 そうした感覚を掴み始めたことで、探索の速度は次第に上がっていく。鏡殿迷域・ミラセプティアは、確かに特殊な地形をしている。だが、その一方で出現する魔物の脅威度はそれほど高くない。


 奇を(てら)った動きがあっても、連携を崩されるほどの攻撃も、致命的な一撃を受けることも無く進んでいた。そして何より、この迷宮(ラビリンス)は全十階層と浅いためか、階層ボスが存在しない。迷宮(ラビリンス)を攻略する上での基礎を学ぶための場としてはうってつけだった。


 こうして、時間こそかかりはしたものの、致命的な危険に晒されることなく、九人は確実に階層を踏破していき、ついに最下層へと到達した。


 最下層に辿り着いた九人は、しばし周囲を見回した。そこには想像していたような脅威はなく、ただ静かな空間だけが広がっていた。


 「・・・もう、これで終わり?」


 ぽつりと零したのはリディアだった。拍子抜けしたような声には、緊張が解けた安堵と、どこか物足りなさが混じっている。


 それに応えるように、シェリスが周囲を見渡しながら頷いた。


 「時間はかかったけど・・・これで終わりみたいね。」


 探索、戦闘、経験すべきことが確かにあり、そしてそれが終わった。あっけなさを感じつつも、これが初めての迷宮(ラビリンス)探索であったことを思えば、誰もが納得していた。


 「それでは・・・戻りましょうか。」


 「そうだな・・・。」


 リリィの提案に誰もが頷き、レオンハルトがそう口にした瞬間。


 最下層の床が、淡く光り始める。


 「・・・え?」


 気づいた時には、すでに遅い。


 床一面に広がる光が幾何学的な紋様を描き、巨大な魔法陣として形を成していく。見覚えのない高位の術式。その中心に、九人とテトラは立っていた。


 「なっ!」


 誰かが叫ぶよりも早く、光は一気に強さを増す。


 次の瞬間。


 九人とテトラの姿は、その輝きに呑み込まれるように消え去った。


 後には、まるで何事もなかったかのように、静寂だけが最下層に満ちていた。

誤字・脱字等ありましたら、よろしくお願い致します。


【読者の皆様へのお願い】

作品を読み、少しでも「面白い」、「先が読みたいと」と感じた方は、ブックマークと評価をお願いします。

気合を入れて妄想に妄想を重ねて執筆する原動力になります。厨二病感満載の詠唱も考えて行きます。

改めてお願いします。

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