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【プロット】手術室にいる天才肌の弟

 ここはT県立総合病院の手術室。

 天才脳外科医である弟は、今日もメスを握る。

 脳卒中の患者が毎日運び込まれ、手術日程が空くことはない。

 何かに取り憑かれたように患者と向き合い続けた。

 兄である俺は、商社で事務職をしている。

 普通に勉強して、そこそこの大学を出て就職した。

 毎日書類を処理して、変わり映えしない日常。

 週末、課長に誘われて飲み屋に寄った。

 酒はそこそこ飲める。

 その日は、何となく気分が優れなかった。

 帰りたい気分だったが、課長の誘いなので簡単に断れなかった。

 いつものようにビールと日本酒を飲みながら、他愛ない話をしていた。

 すると、だんだんと考えがまとまらなくなってきた。

 見る見るうちに視界が狭まって、脂汗をかく。

 脳卒中だろうか。

「救急車を呼んでください。

 T県立総合病院へ運んでください」

 声がかすれ、震えていた。


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