表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/317

【プロット】銭湯にいる不運続きの殺し屋

 下町には、人情を感じるスポットが残っている。

 銭湯もその一つだ。

 自宅に風呂がない家庭など、今ではほとんどないはずだが、なかなか繁盛しているようである。

 狙撃手としてアフリカ、南米の外人部隊を経験した俺はコロシも請け負うようになった。

 普段は一般人として溶け込んでいた方が、仕事をするときに都合がいい。

 だから、堅気のように振舞っているわけだが、銭湯も悪くはない。

 だが最近髪を伸ばしたせいで、今日も洗髪代を取られたし、小さな入れ墨を彫ったせいで隠しながら入らなくてはならない。

 戦場では、狙撃手は卑怯者呼ばわりされるから英雄には絶対なれない。

 逃げそこなって的にされたこともある。

 一般人がたくさんいる街でコロシの仕事もほとんどないし、そろそろ金が必要になってきた。

 今日も風呂に入ってすっきりしようと思ったら、番頭に入れ墨を咎められた。

 出入り禁止にはならなかったものの、見えないようにしろときつく説教された。

 俺は殺し屋だけど ───


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ