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【プロット】 見栄っ張りなバスガイドが、雨のなか傘もささずに

 銀座の百貨店へやってきた香月は、雨に濡れた上着をハンカチで軽く拭った。

 バスガイド一筋。

 時代の変化と共に厳しくなりつつも経験を武器に続けてきた。

 30年前は行く先々でチップを貰い、給料よりも多いくらいだった。

 今では観光バスもワンマンが増えて、若いバスガイドはあまり見かけなくなった。

 業界に出回っていた台本も過去のものになり、歴史や風土を説明できる実力はバスガイドはほとんどいない。

 銀座の百貨店も、バスガイドとにたところがある。

 スーパーや通販に押され、地方の百貨店は相次いで閉店している。

 金持ちを相手に貴金属など高級品を売る商売では成り立たなくなったのである。

 時代に取り残されつつあるバスガイドと同じだった。

 だが、武士は食わねど高楊枝と一階の宝石店で買い物をしに来たのだった。

 高校の同級生から、結婚式の招待状が届いたのだ。

 かなりの晩婚だからこそ、祝ってあげたい気持ちが強かった。


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