表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

124/317

【プロット】軍事基地にいる食いしん坊な営業マン

 沖縄には、米軍基地が多い。

 旅行に来ていた俺は、沖縄らしさとは何か考えた。

 亜熱帯の生態系が作り上げた独特の生態系。

 バスの車窓から見えるサトウキビ畑や背の高い木々が、本州とは違う風景にアクセントをつけた。

 そして、アメリカ軍の基地がもたらす名物のビールやアイスクリームなど。

 終戦前、地上戦でたくさんの人々が理不尽に殺された事実の果てに、アメリカとの絆が作られた。

 仕事に疲れた俺は、ふらりと一人旅に来たのだ。

 ランチを食べられる基地にバスがつけた。

 営業マンとして毎日お客さんに頭を下げ、愛想笑いで金融ニュースの話などをする。

 会社でも家でも、経済誌を隅々まで読み話題を探し続けた。

 こんなに真面目に働いても、お客さんの心ひとつでボーナスが決まってしまう。

 自分の無力さを、だだっ広い食堂のハンバーガーにぶつけた。

 アメリカンサイズのそれは、一口では立てに貫けないほどの高さと分厚い牛肉で対抗してくる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ