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【プロット】臆病なファイナンシャルプランナーはカラオケボックスで何をする

 団塊世代にとってカラオケボックスは、ストレス解消に欠かせない。

 大音響で青春のメロディーがかかれば、青春を取り戻せるのだ。

 顧客のニーズを聞いて人生設計をするのがファイナンシャルプランナーだが、俺は深読みしすぎてしまい保険の勧誘にうまく繋げられない。

 根本的にお人よし過ぎて失敗してしまう。

 今日もせっかくのお客さんの幸せを願って、肝心な営業を忘れてしまい課長に怒られた。

 だが俺にとっては、お客さんの人生のパートナーになれればそれでいいのだ。

 金儲けを考えるなら、お客さんの信用を得るべきだ。

 ライフステージが変わったときに、思い浮かべるパートナーであればいい。

 課長は無責任な仕事をするな、と叱責するが無責任ではないはずだ。

 目先の利益を優先する方が無責任だ。

 商売下手な自分を誇りに思う。

 だから今日も歌う。

 高らかに「これが俺の人生設計」を。



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