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#2 エリアボスと敗北

お久しぶりです。まず、更新に半年もかかってしまい申し訳ありません!アイデアがなかなか出てこず、執筆が全く進んでいなかったことが主な原因です……これからも不定期更新になりますが、何卒、これからも読んでくださると幸いです。では、本編へどうぞ!

「…………んん?」

『Infinity Life Online』正式サービスの翌日早朝。蓮理は廊下を走る音で目を覚ました。


「兄さん!……あれ?今日は起きてるんですね?」

「……お前は兄をなんだと思ってるんだ……で、どうしたんだ?」

連理はタブレットを片手に勢いよく部屋のドアを開けた詩乃に要件を訊ねる。因みに今日は土曜で普段は二人ともまだ寝ている時間だった。


「来週の火曜日にゲーム内イベントをやるみたいなんですが、兄さんもやりませんか?」

公式ホームページを開いたタブレットの画面をこちらに見せ、誘ってくる。


瞼を擦りながら画面を見ると、サイトの上部にはやたらと派手なフォントで『祝!春の狩猟&収穫祭』と書かれており、その横には桜モチーフなのかピンク色の小熊と言うかリスと言うか……不思議な生き物がいた。ついでに小さな翼も生えていた。


「……本当に何の生き物だ?……まあいいか。なになに?『当ゲームの初イベントは『狩猟&採取系』となっています。イベント期間中は倒した魔物の経験値が二倍になり、採取では特定のアイテムの取得数または評価値が中確率で高くなります』?[採取]系か……スキル取ってないんだよなぁ。俺は狩りメインで良いかな」

一通り読み終え、タブレットから目を離す頃には目も完全に冴え、着替え始める旨を伝え詩乃は「じゃあ下で待ってますね」と言い、部屋から出ていった。



着替えを済ませ一階に降りると、いい匂いがしてくる。

「飯の準備任せて悪いな」

「いえ、これくらいは平気ですよ」

顔を洗い、テーブルに着くと朝食を摂る。


「そう言えば」

食べ終え、一息ついたタイミングで蓮理が詩乃へ訊く。


β(ベータ)テストの時はイベントみたいなのってあったのか?」

「いえ、特にはありませんでしたね……あ、でも『経験値増加』の様なキャンペーンはありましたよ。………まあ、βの時に上げたステータスはリセットされてますけど」

相当苦労したのだろう。遠い目をしていた。


「それはそうか。んじゃ、とりあえず今日は最初から自由行動にするか?」

「ええ、そうしましょうか」

二人で食器洗いなどの後片付けをしながら方針を決め、終わった後はそれぞれ部屋に戻っていった。


「あ、そう言えば(りゅう)兄と環奈(かんな)姉もβテストをプレイしてるんだったっけ」


スマホを手に取り、慣れた手つきでメッセージアプリで連絡を取ると、三コールで通話に出た。


『蓮くん、どうしたの?』

『蓮からメッセージ寄越すなんて珍しいな?』

『二人ともInfinity Life Onlineをβテストからやってるんだよね?』

『うん。え?なになに!蓮くんもILO始めたの!!?』

『落ち着け。んで、どうした?一緒にやるなら詩乃がいるだろ?』

暴走気味になった環奈を落ち着かせながら突然ゲームの話題を出てきた蓮理に聞いてくる。


『今日は取り敢えず別れてレベリングとかしようって事になったんだけど、二人もやってるのを思い出したから、久しぶりに一緒にゲームしようかなって思い至ったから……』

『やった!蓮くんと遊べる!?今準備するね!女神像前で良いかな!?』

『本当に部屋に行きやがった……まあいいや。んじゃ、像の前で待ってるわ。プレイヤー名は俺も環奈もそのまんまでリュウとカンナな』

『わかった』

通話が終わると、ログインの為に部屋に戻った。


ログインすると蓮理は女神像付近の広場へ移動し、辺りを見回し探す。

暫くそうしていると、頭上にリュウとカンナの名前を認識し「リュウ兄、カンナ姉」と声を掛けると琉と環奈は蓮理に気付き、寄ってくる。


「蓮くぅぅぅん!!!」

「ちょっ!?」

勢いよく駆けて来た環奈に蓮理は思い切り抱き締められた。そこそこ大きい胸に埋められ、蓮理の視界には何やら紫のゲージが。

徐々に減っていくそれは半分まで行くと赤になり、減ると同時に街中であるにもかかわらずHPが減少していた。


「ちょっ、環奈姉!なんかよく分からないゲージと一緒にHP減ってる!!」

「え?」

ギブアップを示すように環奈の腕をタップしていると、声が聞こえたのか驚いた様な声を上げる環奈と引き剥がす琉。


「酸素ゲージだろ?無くなると街中や、フィールド内の安地であろうと数秒後に確定で死ぬから気をつけろよ」

「あ、あああぁあ!!ごめんね蓮くん!!」

取り乱しながらも謝罪をする環奈が落ち着くまで数分掛かったのだった。


環奈が落ち着いた後、とりあえず街の外に出ようということになった。


「そう言えば蓮くんは剣士なんだね」

「?……あ、うん」

蓮理は突然言われたことに対して反応できなかった。と言うのも、このゲーム『Infinity World Online』には所謂(いわゆる)職業(ジョブ)』というものが無い。が、個人の戦闘スタイルで呼び分けることがある。


例えば、基本は剣で戦うのであれば『剣士』、魔法で戦うのであれば『魔法使い』、重装備ならば『戦士』といった感じに分ける。

環奈は『魔法使い』スタイルで、琉は『戦士』スタイルであった。


「一応魔法も使えるようにスキルは取ったけど、基本的には直剣(これ)だね。環奈姉は『魔法使い』?」

「うん。で、お兄が『()戦士』」

『軽戦士』は『重戦士』 と同じ『タンク』と言う役割を担う『職業』ではあるが、軽めの装備でガードや回避を駆使し被弾を抑えながらも敵のヘイトを集め、アシストをする立ち回りなのが特徴だ。


「もうすぐ敵が出てくるエリアに入るし準備しておけよ」

環奈との会話に夢中になっていると、いつの間にか森から少し離れた位置まで来ていた。


「前衛は俺と蓮理、後ろからのバフやデバフ支援は環奈でいいか?」

「うん、それで良いと思うよ」

「俺もそれで良いと思う」

琉の提案に二人は同意し、森へと入っていった。


三人が入った場所は『東の森』と言うそのままの名前の森で、ここ以外にも『始まりの街』から西、南、北にも同じような森がある。ただし、似ているのは名前だけで出現する魔物や強さはそれぞれの方角で変わる。


ここ『東の森』はその中でも特に弱い魔物が多く、サービス開始直後の今は序盤のレベリングの為にそこそこのプレイヤーがいるのか、戦闘音があちこちから聞こえる。


「蓮くんって昨日もやってたんだよね?」

「え?うん。一応レベルは昨日のうちに5までは上げれたけど………二人は?」

蓮理が琉と環奈に訊くと、二人は「ステータスオープン」と言い、蓮理にも見れるようにした。二人のステータスはこうだった。


─────────────────────────

【プレイヤー名】リュウ

【種族】人間種 【性別】男 【レベル】13


【HP】140/140 【MP】78/78

【攻撃】186 【防御】200

【魔法攻撃】35 【魔法耐性】108

【知力】101 【器用】124


【スキル】

[攻撃力増加Lv5][防御力増加Lv6][剣術の心得Lv2][不退の構えLv2]


【残りSP】

1


─────────────────────────

【プレイヤー名】カンナ

【種族】エルフ 【性別】女 【レベル】11


【HP】109/109 【MP】203/203

【攻撃】98 【防御】43

【魔法攻撃】176 【魔法耐性】78

【知力】148 【器用】114


【スキル】

[知力増加Lv2][器用増加Lv2][魔法の心得Lv5][火魔法Lv3][風魔法Lv3][薬草学][限界突破]


【残りSP】

0

─────────────────────────

「あれ?環奈姉も[限界突破]取ってたんだ?」

「ポイント高かったけどねぇ……。『も』って事は蓮君も取ってるの?」

「蓮の方にも入ってたんだな、[限界突破(それ)]」

どうやら、詩乃と同じく琉にもスキル選択時に表示されていなかったようだ。


「まあ、SPが750も持っていかれるのに対して、説明も『秘めたる力を得るだろう』だからねぇ」

環奈が自身のステータス画面を見ながら呟く。


「ま、初期で取れないだけでその内取れるようになるだろ。取り敢えず狩り、始めるか?」

琉がそう言うと周りを見渡す。だが、そこには…………。

「……何処(どこ)にも魔物とかいないけど……」

「他のプレイヤーも結構いたし、一通り狩り尽くされちゃったんだろうねぇ」

そんなこんなで三人は魔物が新しく出てくるまで、周囲の植物などを採集して時間を潰すことにしたのだった。


◇◇◇◇◇

「キシィィァァ」

蓮理、環奈、琉の三人が三十分ほど採集を続けていると、手足が二十本ある虫の魔物が地面から現れた。が、周辺の魔物程度なら難なく倒すことができるほどにはレベルが上がっていた。


「採集でもレベルって上がるんだね?」

「二束三文ってレベルだけどな」

蓮理の質問に対して、素材の確認をしながら琉が答える。

「でもやっぱり、奥に進む程に敵が強くなってきてレベリングには丁度いいね」


杖を振り回し、環奈がそう呟く。

「ねえ。琉兄……もしかして環奈姉って………」

その様子を見ながら蓮理が琉に問うと、顔を引き()らせながら応えた。

「あ、ああ。βの時からあのプレイスタイルだよ」


『あのプレイスタイル』と言っているのは、魔法で仕留めきれずに前衛の琉や蓮理を通り抜け、環奈の元へ来た際に魔法を使う為の触媒の杖で殴り倒していたのだ。


「……ん?二人共どうかした?」

しかし、当の本人はあっけらかんとした態度でいるのだった。


「とりあえずそろそろ位置的にも次のエリアの前にボスがいるはずだし、どうする?」

「そりゃあ……ねえ?」

「うん」

琉の問い掛けに環奈と蓮理は顔を見合わせ頷く。


「「行くに決まってる「よ」!」

「うしっ!んじゃあ、ちょっと休憩したら進むか」

蓮理と環奈の返事に満足気に言うと、回復などの準備をしてボスエリアへと足を踏み入れるのだった。



三人がボスエリアに侵入すると、こちらに背を向け何かを貪っていた大きな熊が立ち上がった。

「グオオァァァァァ!!!!!」

熊はその巨軀(きょく)で三人を(にら)むように見下ろすと、咆哮(ほうこう)を上げた。


【『東の森』のエリアボス『ブラッドベア』との戦闘を確認。『ブラッドベア』のスキル【咆哮I】の効果により、パーティーメンバー全員の『スキル』の一部が使用不可となりました】


「「……は!?」」

「ええぇぇ……??」

突然、ウィンドウが表示されたかと思い読んでみると、一部のスキルの使用制限と言う内容だった。


「グルアァ!!」

「え、ちょっ!!?」

戸惑っていると、『ブラッドベア』がその大きな腕を振

り回し、それを咄嗟に防いだ琉は軽く吹き飛ばされた。


「ぐっ……やっぱスキル無いとキツイな……」

「琉兄、HPが三割飛んでる!」

「待って待って、今【ヒール】入れる!」

焦った様子で環奈が回復魔法の【ヒール】の詠唱を始めると、『ブラッドベア』は琉への攻撃の手を緩め、環奈の方を見る。


「グオオァア!!」

そのまま両腕を広げ、ラリアットの様な構えで環奈の方へと突進する。


「え、待って待って!今詠唱で動けな──」

「【ヘイトオーラ】!」

『ブラッドベア』の攻撃が環奈に当たると思ったその時。琉がスキル名を叫ぶと、環奈に向かって猛スピードで突進していたその身体にブレーキをかけ、一八〇度反転させると、今度は琉に向かって突進した。


「───っ!!」

全力で盾を構えていたにも関わらず、途轍(とてつ)もない反動と、防御力を超えた一撃で琉は顔を(しか)めた。


「お兄、ありがと!あとお待たせ!」

ギリギリのタイミングで詠唱が終わり、【ヒール】によって残りHPが一割を切った琉のHPが最大値の四割程まで回復し、一命を取り留めた。


「でも、これじゃあジリ貧だ………ねっ!」

そう呟きながら環奈が魔法を撃つ。すると、『ブラッドベア』のHPが僅かに減少し琉に重い一撃を放ち、琉は軽いスタンによって行動不能になる。


「ちょ、スタン入った!?」

「なにしてんのお兄!?」

琉がその場で動けないでいると、『ブラッドベア』は再度環奈に向かって走り始めた。環奈は回避が出来ないと考えると、自身に防御力を一時的に高める魔法を掛ける。


「環奈姉!」

念の為にと蓮理は環奈の前に立ち、『ブラッドベア』の突進をいなそうとするが受け流しきれず、HPが半分を切ってしまった。


「ぐっ……!!」

「グルルル…………オオオオ!!!!」

蓮理が『ブラッドベア』の攻撃を流す際に剣の刃を立て攻撃し、HPが七割を切った。すると『ブラッドベア』の様子が変化し、突然体毛が赤黒く変色しHPバーの上に【攻撃力アップ】の状態アイコンが表示された。


「なんか……ヤバそう?」

「……だな」

その様子を見た環奈がそう呟くと、それに琉が同意した。


「ゴグアアアアア!!!!」

『ブラッドベア』はその剛腕(ごうわん)を大振りに振り回し、その図体からは考えられない程に機敏に暴れ始めた。


「ちょっと待っ!?」

「なんっ!!?」

「きゃっ!!」

突然の形態変化により対応できなかった三人は攻撃を受け、HPが全損となり初の敗北となったのだった……。



「───うおあっ!!?」

目の前が暗転し、気がつくと俺は自分の部屋に戻っていた。デバイスを付け直してみると、そこにはゲームへ初めてログインした時と同じフォントで『GAME OVERによるペナルティによりログインが制限されます。

───再ログインまで残り四時間五十七分三十秒』

と表示されていた。


「デスペナか……あ、琉兄達も戻ってきてるのかな」

何となく心配になった蓮理は電話を掛けた。すると、今回は一コールで出たと思ったら環奈の声が聞こえてきた。


『ごめん!蓮君!もうちょっと詠唱とかスムーズにできてたらあんな──ちょっとお兄?!』

『蓮、悪い。デスペナの事話忘れてたわ!』

若干涙声で環奈が謝罪の言葉を言おうとすると、割り込むように琉からも謝罪の言葉が聞こえてくる。


『いや、いいよ。それよりも、これって五時間のログイン制限だけ?』

『ん?ああ。そうだなβの時と変わってなければその筈だぞ』

『そっか』

質問に対して琉が答えると、蓮理は短く返答し、その後も軽く雑談をした後電話を切った。



「 さて、詩乃がログアウトするまでまだ時間があるだろうし、『Infinity Life Online』についてもう少し調べるか……お、『ブラッドベア(あの熊)』の情報かな?」

蓮理が暫く調べていると、先程敗北した『ブラッドベア』の情報が書かれている記事を発見した。


「…………ああ……HPが七割になると【攻撃力アップ】と【激化】とか言うスキルが発動するのか……で、半分になると『修羅状態』……?とか言うのになって更に攻撃力が上がり…………『貫通系の技を使う』?!」

蓮理は記事の一部に書かれている内容に驚愕した。


「これ、最初のエリアボスだよな……?」

『ブラッドベア』が使用してくる技などを見て唖然としていると、詩乃の部屋から物音が聞こえてくることに気がついた。


時間を確認すると丁度昼時だった。蓮理が部屋から出てリビングへと降り昼食の準備をし始めると詩乃が階段を降りてくる。

「すみません、少し遅れましたね」

「いや、今から作り始めるところだから大丈夫だよ」


詩乃はキッチンに入って来ると、材料を見て何を作るのか察して小皿や必要な物を棚から出して並べていく。

(この段階からよく何を作るか分かるよなぁ…………)


そうして手っ取り早く料理を作り、テーブルに持っていく。蓮理が椅子に座ると食べ始める。

「どうでした?兄さん」

「?」

突然訊ねられ、一瞬何のことか分からず反応が遅れたが直ぐに理解した。


「環奈姉と琉兄誘ってやったけど、ボスエリアで死んだ」

「兄さんたちで挑んでも駄目だったんですか?………いったい何処のエリアです?」

蓮理の言葉に驚いた様子で訊ねてくる。


「東の熊」

「あぁ……あそこですか」

「あれ?知ってたのか」

「まあ、βの頃もいましたし……」

丁度食べ終わったのでβの頃の『ブラッドベア』のことをざっくりとだが、教えてもらった。


どうやらβの頃は攻撃力や耐久面などのバランスが整っていなかったらしく、倒せても精々ゴブリンや小動物系だけだったらしく『ブラッドベア』やその他のエリアボスは戦えたものじゃなかったようだ。


「エリアボスは初クリア時に【SP(スキルポイント)】や【称号】、完全ランダムのスキルの中からボーナスとして一つ貰え、それ以降はエリアボスも弱体化されて、クリアボーナスの【SP】のみ貰えるという形で復活するんです」

「なるほどね……ん、ありがと」

「いえ。兄さんの力になれたなら良かったです」

その後も少し他愛もない会話をし、それぞれ部屋に戻っていった。


「さて……と」

蓮理が時計を見るとデスペナルティが解除されるまでレベル上げ効率の良い場所などを調べることにし、部屋に戻った。


◇◇◇◇◇

調べ始めてから約二時間経過。

「…………もうそろそろデスペナが解除される頃かな」

時間を見て、もう少しで解除されることを思い出し、同時に夕飯時になっていることに気づいた。


「…………どうしようか……詩乃の飯だけ作って置いておくか」

蓮理は先に料理を作っておき、メッセージアプリで料理を作り置きしておいた旨を伝え『CROWN』を起動し待機した。カウントが進んで残り時間が一分を切るとカウントダウンが開始され、少し下に『待機中』と表示された。


カウントダウンが終わると光に包まれ、眩しさに眼を瞑り、再び眼を開けると街の女神像前にいた。

「デスペナルティ後のログイン場所はここになるんだな……あれ?」

女神像の方から知らない声なのに何故か懐かしい声がして、像を見上げる。


「……?いや、まさかな。……さて、詩乃も環奈姉や琉兄もいないし、まったりレベル上げして寝るか」

蓮理は違和感を払拭する様に街の近辺で狩りを続け、二十二時を過ぎた頃にはログアウトし、眠りに着くのだった。

【プレイヤー名】レン


【種族】人間種 【性別】男 【レベル】8




【HP】93/93 【MP】135/135


【攻撃】98 【防御】35


【魔法攻撃】43 【魔法耐性】48


【知力】67 【器用】64




【スキル】


[攻撃力増加Lv5] [魔法適性Lv3] [鑑定Lv7] [限界突破] [剣術の心得Lv5] [魔法の心得Lv2]




【残りSP】

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