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地下4B


地下4BF


俺は今、下へ続く階段とは逆の方向に進んでいた。


理由は一言、疲れたからだ。


大ダンゴムシの群れを避ける為に大きく迂回したのと今日一日の疲れが4階に続く階段を降りた時にどっと吹き出したのだ。なので

このフロアで野営をしようと決めた俺は、気配察知をしてちょうど良さそうな大きめの空間を確認した。

その場所は階段を降りる場所からは逆方向ではあったがそれも他のダイバーに見つかりにくい為に好都合だった。


という訳で到着と!


中は思った以上にちょうどいい感じの広さのエリアで、携帯民家を解除するにも十分な広さだった。


そして、何よりあのモンスターストーン(モンスターが現れる石)がないのが良い。


近くにモンスターも現時点ではこの付近には、、いないな、、


という訳で初めて異世界に来て、携帯民家を

「解除」する。


その瞬間、サマーウォーズにでてきそうな民家がダンジョンの中に出現する。



携帯民家の中身を見るにはいいタイミングだ!外観は見ていたが、中身はまだ見てなかったものな。

ただダンジョンの中に日本民家、絵的にシュールだな、、


ていう訳で、玄関から中に入る。横に引いた扉は「ガラガラ」と音を立てた。


いやーっ、びっくり、まさにイメージ通りの

民家。中のろうかは全て

木で出来ており、玄関には棚があり、その棚の上にはなんとあの黒電話がひいていた。


一応だが黒電話を取ってみる。

分かっていたけど何処にも繋がっていない。

とりあえず、玄関を上がって一つ一つ部屋をチェックする事にする。

もちろんだが家の扉はほとんどが襖だった。


一番、近くにある部屋を覗くとそこには古くさい台所だった。もちろんコンロもあり、

冷蔵庫もあった。

水道の蛇口を捻る。水がでる。

コンロのネジを捻る、火がつく。

冷蔵庫も開ける。冷気が広がる。

蛇口の下の戸を開ける。

手前には包丁、中には醤油や塩などの調味料も入ってる。


おお!ちゃんと冷蔵庫もコンロもつかえる!これでダンジョンに住める確率もグッと高まったと言えるだろう。

そして他の部屋も開ける。

基本的に畳の部屋の部屋が続き中にはテレビや本棚もあり、扇風機もあり、机など一通り揃っていた。


そして何よりテンションの上がったのは、それは風呂場だ!薄青石のタイルをはった昔よくみたタイプの風呂。もちろんシャワーもあった。


ためしにシャワーのノズルを捻る。するとちゃんとお湯がでる。


そして今の俺はとりあえず汚れた体や疲れをシャワーで流したかった。


俺は周りにモンスターやダイバーがいない事をちゃんと確認して、ゆっくりスーツを脱いだ。


■■■■■■■■


俺は久方ぶりのシャワーを堪能して、パンツ一丁にランニングシャツ一枚を着て、縁側で

扇風機を回しながら涼んでいた。


「あーっ、気持ちいいわあ」


つかの間の休息、、とはいえモンスターやダイバーが接近してきたら、すぐに臨戦態勢にはいらければいけないけど、、


それにしても怒涛の一日だったな、、

こんなのが毎日続いたら俺は殺される前に疲労で死ぬな、、、


そして俺は気づいたらゆっくり目を閉じていた。

 

■■■■■■■


俺はふと目をあける。

そして瞬間的に気づく、


ヤバイ、寝てた!


もちろん寝てる間は気配察知など使っていない。だからモンスターに接近されてるかも、しれない。


そんな時、視界に影が入った!

顔を見上げる、そこにいたのはオークが持っている棍棒を振り上げていた。








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