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【メイン】超ショートショート小説たち

超ショートショート「とっても紳士的な植物と、適度な人類支配」No66

作者: なみのり

私は街を散歩していていた。目的は特にない。言うなれば、散歩することが目的だったのだ。

だから、私が公園に差し掛かったとき、空から雷のようなものが落ちてきて、そこから一つの植物のような芽が生えてきたことには、とても驚いたと言えるだろう。


芽を鉢植えに移して家にもちかえった私は、毎日その植物に水をあげて、後は放っておいた。


そして今は…


「中村さん、コーヒー入りましたよ。」

「あ、うん。ありがとー。」


中村とは私の名前である。

そして、今とっても紳士的な佇まいで私がコーヒーを飲んでいるのを向かいの椅子見ているのが、この前拾った植物である。

なぜだか葉っぱが手の形になり、根が足になり、木の実が頭(目も口もないから違うかも)になってしまったのだ。

私は恐る恐る聞いてみる。


「植物さんはいつまでここにいる気?」


植物は、根っこの先までぶるっと震えたあと、


「人間さんがたくさんいるところに行くと何されるか分からないし…もう少し成長するまでここにいたいですが…」


まぁ、いいか。どうせ誰かやってくる家ではないのだ。この植物、厄介なことしないし、すごく気が利くから、別に追い出す必要は無いかな…。


「ちなみに、成長したらどうなるの?」

「もっと人に近づきますね。その後適度に人類を支配しようと想ってます。」

「ふーん…適度にねぇ。」


私はコーヒーを口に含む。

砂糖も適度に入っていて、とても美味しかった。

お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。

コメントも一言貰えるだけでモチベーションが凄く上がるので、お暇であればお気軽にお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] シンギュラリティみたいでおもしろいですね。
2019/11/10 11:15 退会済み
管理
[一言] 植物の支配なら、反逆心も緩和されそう・・・。
2018/10/22 17:44 退会済み
管理
[良い点] 不思議系ショートショート炸裂ですね。今流行りみたいですよ。 僕の作風と違うので素直に誉められます。 何度も言いますが、味があって面白いですよ!(^_^)
2018/10/22 17:15 退会済み
管理
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