貧乏な男はポイよ!ポイ!
女性1「はあ、やっぱりさあ、男は金よねー、彼のマンションさあ、凄い広くってえ、まじで何か夢見てるみたあい」
女性2「良かったねえ!羨ましい~」
女性1「ふふふ」
女性3「何やってる人なのー?」
女性1「前の彼は町工場の下請け、んで今の彼は~、ふふふ、何と不動産屋さんなの!大きなビルを三つ持っててえ、後~、小さなビルは20くらいでえ、マンションの部屋は、持ってるのは全部最上階でえ、それが60以上あるらしいのね、んで、全部賃貸で埋まってるんだってえ!凄くない?月に2000万くらいあるらしいよー笑」
女性達から羨望な眼差しを受ける。
良い気分に浸り、味わい、6階のマンション最上階へ帰宅。
高層マンションより、広く、値段も高い。
マンションの内側にも関わらず少しの庭園がある。
マンションの屋上にはまた豪邸があり、噴水と、池の鯉が泳ぐ。
その後、順調に交際し、結婚。
子供3人に恵まれ、家政婦に任せず、自分も家事、手伝いをやっていた。
息子二人が中学に上がり、反抗期に。
いじめの主犯になり、精神抑圧殺人の可能性が浮上し、メディアに大量に釣り上げられた。
犯人の息子は反省も見せずゲームばかり。
夫は新聞、雑誌、ネット記者から追われ、追われ、代表取締役会議において、社長退陣の決議を取られ、辞職するとメディアに発表。
税金対策で、家の家財道具は殆んど会社名義だった為に、出ていけと通告された。
一気にホームレスへ。
暫くはホテル暮らしだったがー。
ラウンジで夫から話。
夫「これからは暫く、ネット収入のみになる、だから、月の収入は200万くらいに落ち込んでいる、けど、絶対また這い上がるから、借金もたかだか23億くらいだ、何とかなる、だから、一から5人でやり直そう!頑張ろう!」
女性1「はい!支えます!」
息子弟「頑張る!僕にもネットの仕事教えて!」
夫「おお!?ようし!やるかあ?」
娘「お父さんお腹空いたあ」
夫「ああ、解りました、お姫様」
女性1「うふふ」
息子兄「・・・・」
反抗期はいつか終わるモノ。
両親はそう思っていた。
が。
事件は風化した。
結局、証拠不十分で息子兄は起訴されず。
転校もした。
息子兄はいじめられた。
高校のいじめは想像を越えていた。
精神いじめか肉体いじめかどっちかだと覚悟していた息子兄。
両方だった。
頭が良い奴は精神いじめを。
馬鹿な奴は肉体いじめをしてきた。
自業自得だと。
卒業までだと。
耐え続けていた。
ある日。
無意識に包丁を持ち、首筋に当てている自分に直面した。
ハッとし〈カカランン〉 落とした。
座り込み、暫く独り呆然とした。
何かが死んだ、切れた、抜けた、折れた、そんなー・・・・。
涙が少し出た。
肉体のいじめ達がたむろしてる場所を割り出し、ネットで買った軍隊用捕獲網ロケットを買った。
包丁を物干し竿に頑丈にくくりつた。
めった刺しにした。
8人をめった刺しにした。
30回も刺した頃から誰も声をあげなくなった。
動機から犯人は確定なので、隠れる気はさらさらなかった。
大人しく捕まり、精神いじめ主犯からやれと言われたと発言した。
精神いじめ主犯は勿論否定。
しかし、証言がある以上、裏を取るのが刑事の仕事である。
調べや、しつこい聞き込みをするに連れて、全貌が明らかになってきた。
鼻で笑う息子兄。
笑っている兄を恫喝する刑事。
そこへ、若い刑事が扉を開け入ってきた。
一家心中の知らせだった。
夫が錯乱したのが先か、麻薬を大量に吸ったのが先かは解らないと言われた。
刑事「一つだけ解る事がある、全部お前のせいだ」
息子兄「・・くく・・くくくくくく・・ひゅぶひゅ、くひゅひゅひゅひゅ、へびゅ、すぶゅひ、くく・・~~~~ああ~~~~あああああああああ~~~~ら、ららら~ららららら、ら、ららら~~」
刑事「精神鑑定は必要ないって判断してる、お前は死刑だ!屑糞野郎が、かあ、ペ!」〈ビチャ〉 顔に掛かる唾。
気にせず歌い、両脇を抱えられながら退室していった。
何が間違いだったのか解りますか?
教育を間違えた。
成る程。
ではどう間違えたのでしょう?
一番上の長男ばかり見切れませんよね?
事の発端は息子兄のいじめでした。
加害者になったのです。
では何故加害者になったのか?
いじめ主犯達は心が抑圧されています。
それも、いつも、毎日です。
それは何故か?
理由は簡単で、単純です。
『違和感』
これに着きます。
違和感。
それは無意識の世界です。
本人達に問いただしても、毎日のイライラの理由の明確な答えは返って来ないでしょう。
意識の世界の8割り越えは無意識の世界と言われています。
違和感。
何かが違う気がする、でもその何かが解らない。
イライラする。
イライラする。
でも、何にイライラしてるのかが解らない。
答えましょう。
父親が違うからです。
意外ですか?
てっきり母親がと思ったのではないのでしょうか?
いいえ。
人は生まれる前に母親を選ぶと言います。
ですから、母親は合っています。
問題は父親は選んでいないという点です。
女性は男性の仕事、年収に、その人生が左右されます。
だからこそ、有意義な人生を過ごせる男性を選び、貧乏な男性を振るのです。
確かに、有意義な人生を送れますよね。
ですが、魂の身分によって、経験しなければならない課題は決まっています。
父親が違うならば、当然!
当然経験 で き な い 事が大量に出来て来ます。
イライラしてる子供達よ、特に聞いて。
違和感の正体。
それは、経験しなければならない経験を、経験出来てないからです。
父親が違うからです。
血の繋がりは確かにあります。
しかし、自分が産まれる前に計画していた人生とは全然違う人生になりつつあると、誰のせいだ!?と探し、それがー・・。
母親にある事を何となく解るからです。
もっと意外な事を言いましょう。
母親は自覚しています。
勿論無意識の世界で、ですが。
運命の人はこの金持ちではない事を自覚しています。
けれど、贅沢な暮らしをしたいが為に敢えて間違えているのです。
あの世に持って行けるのは経験だけ、徳だけなのに。
なんの為に現世に産まれたのか、目的も飲み込み(本当は無意識に解っている)敢えて間違えた。
その結果。
特に子供に違和感が産まれ、徐々に徐々に計画から離れ、離れ、焦り、それでも離れていく事による焦りが無意識の世界で大きくなりすぎー・・ついには少しずつ少しずつ表に出し始め、最終的には周囲に八つ当たり。
それが、金持ちの子供や、権力者の子供にいじめっこがたむろする理由です。
幸せとは。
永続させなければ、意味がないのです。
悲劇で終わったら意味がありません。
対策は?
異性と別れる、別れない、付き合う、付き合わない、それを、お金で考えない事です。
天界にはお金はありません。
そもそものお金という概念そのものがありません。
だから計画にはお金で選び、どうこうという事は盛り込まれていません。
ですから、お金で選んだ時点で、計画から外れている事になります。
計画から外れてしまえば、外れた当人達より、その子供、その子供より、孫になるほどに、『違和感』の量が耐えられる範囲を越え、やがて爆発します。
『返済』が一気に行われる場合もあれば、少しずつ返済される場合もあります。
おいおい、何言っちゃってんのこいつ?
全部結果論じゃねえか!馬鹿じゃねえの?
・・。
産まれる前の計画がある事は既に三才未満の子供達から聞いて解っている事実です。
そして、天界に、お金があると思う人の方が珍しいでしょう。
仕事はあるでしょうがね。
天国の反対は?
地獄。
皆さん答えますよね?
では『反対』の地獄にはお金はあるでしょうか?
・・。
よく聞きますよね?
《オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》
『 地 獄 の 沙 汰 も 金 次 第 』
《END》