25連目
「わ、わかりました有りがたくいただきます」
カイトはそう言って。クロンから渡された布袋を受け取ると、直ぐにストレージにしまう。カイトが布袋をストレージに入れるのを確認すると、クロンが机の引き出しから1通の封筒を渡して来る。
「これは?」
「私は君に2つ頼みたい事があると言ったがその1つがこの封筒なんだ、開けて見ると良い」
クロンはそう言ってどこか困った表情をしていた。カイトはその手紙を裏返すと、底には鳥の様な紋章の判子が封筒の符をしていた。
「これは、招待状ですか?」
カイトが封筒を開けると1枚のチケットと手紙が入っていた。
手紙には、王城でパーティーを開催する為、是非参加してほしいと言う内容だった。
「明日、王城で貴族の方を集めたパーティーが開かれるんだけどそのパーティーにカイトも是非来てほしいそうだよ。」
クロンの言葉にカイトは疑問を話す。
「僕貴族じゃないんだけど、そもそも何で僕の事を貴族が知ってるんですか?」
カイトはまだ王都に来て2日程しか経って無いため、知り合いなど殆どいなかった、唯一知っているのは、昨日助けたハイドと、その父親ザイン・オーグナーだけだが、昨日会って次の日にパーティーの招待状を渡すなんて考えにくい、となるとカイトが疑問になるのもむりなかった。
「差出人はエリナ嬢だよ」
「エリナ様が?確かにエリナ様とは面識有るけどなぜ貴族でもない僕がパーティーに?」
クロンからエリナの名前を聞いて、なるほどと思ったカイトは、クロンに質問する。
「それに着いては私からは何も言えないんだ、パーティーに行ってエリナ嬢に直接聞いてみてくれ。」
クロンは何かを知っていそうだったが、それを話そうとせず、パーティーに行って、エリナから直接聞くよう言ってくる。
「ですが、僕はパーティー用の服なんて持ってませんよ、それにあまり目立つ事はしたくないんです。」
カイトは、これから色々な所に旅をしながらダンジョン攻略をしたかった為、あまり目立つ行動はしたくなかった。
「一応、王家が主催のパーティーだから何か理由がない限り参加は絶対だからね、後パーティー用の服は僕が準備しておくよ、明日の朝ギルドに来たらその服に着替えて王城に行くことになる、因みに僕もパーティーに呼呼ばれてるから一緒に行くよ。」
「はぁ~わかりました。明日直接エリナ様に理由を聞いてみます。」
カイトは最早、逃げ道が無いと思い渋々承諾する。
「さて、これで依頼の話しは全てだけど、カイト君はこれからどうするのですが?」
クロンは、洞窟ダンジョンが封鎖された事で、カイトがダンジョン攻略できない事を気にしていた。
「そうですね、それについて聞きたい事があるんですよ」
カイトは、クロンがその質問をしてくると思い、セブンスダンジョンについて聞いてみることにした。
「セブンスダンジョン?ああ、それなら迷宮都市レーンベイルにあるダンジョンの事じゃないかな」
「迷宮都市レーンベイル?」
カイトは初めて聞く言葉に興味が湧いた。
「迷宮都市レーンベイルは、迷宮の上に作った都市なんだよ。」
クロンが迷宮都市レーンベイルについて話し始める。
クロンの話で分かった事は、迷宮都市レーンベイルは、地面の下に合ったダンジョンの上に都市を作ったそうだ。地面の下のダンジョンはいつから有るのか、何層まで有るのかが未だに分かってなく、今はレーンベイルにいる冒険者が67階層まで攻略しているらしい。
「なるほど、興味が沸きますね。」
カイトは今の話を聞いて、是非その都市に行ってみたと考えていた。
「そうだね、カイト君なら攻略出来るかも知れないね。なら僕がレーンベイルにあるギルド長に紹介状を書こう。」
「え!ほんとですか!?」
クロンの言葉に願ってもない事だとかいとは喜びをみせる。
「ああ構わないよ、君には昨日の件でも大分お世話になったからね。明日パーティーが終わったら書くから2日後ギルドに来てほしい。」
「わかりました、助かります。」
カイトはクロンにお礼を言う。
クロンとの話を終えたカイトは現在、以前行った図書館に来ていた。図書館に来た理由は、落ち着いてゆっくりできる場所をここしか知らなかったからだった。
(さて、今日はもうやること無いしガチャでも引くか)
カイトはそう言うと、ガチャの画面を出し10連ガチャを回す。
・紙(N)ノーマル
・水1リットル(N)ノーマル
・砂糖1キロ(HR)レア
・初級火魔法ファイヤーボール(HR)レア
・食パン1斤(N)ノーマル
・鉄5キロ(N)ノーマル
・初級風魔法ウィンド(HR)レア
・空ペットボトル20本(N)ノーマル
・中級風魔法ウィンドカッター(SR)レア
・アダマンタイト5キロ(RE)レア
「レアが多い!?」
カイトはガチャの結果に驚いた。




