表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

リュークのエッセイ集

歴史を学ぶ意義を問う

作者: リューク

最初に、あくまで私見です。これ以上ない位の私見です。

これが正解と言う訳ではありません。

一つの考え方として、読んでみてくださいァィ(。・Д・)ゞ

どうも、かたっ苦しいタイトルですが、内容はライトなリュークです。


今回は、「歴史を学ぶ意義」です。


戦後我々は、色々な歴史がある事を学べるようになりました。


戦前は結構天皇さん中心の偏ったものだったそうです。


でも、その歴史、どうしても好き嫌いがハッキリとしてしまいます。


それは何故なのでしょうか?


歴史とは、本来物語の様な流れの中で、偉人たちがどう考え、なぜそう動いたのかを考えながら学ぶものであると私は思っています。


ですが、現状の小学校、中学校の歴史教育は違います。


所謂暗記型で、言葉の意味だけを追っていく授業です。


例えるなら「1600年、関ケ原」「1603年、徳川家康が江戸幕府を成立」などです。(ちなみにこの時の将軍は、正確には秀忠です。)


まぁこのように、年表+誰が何をしたのかという、出来事を言葉で覚えるだけです。


これでは、正直言って歴史を勉強している意味はありません。


歴史とは、時の流れです。


これまで積み上げて来たものが作った、流れです。


なので、上記の様な覚え方をすると、子ども達は揃ってこう言います。


「歴史なんて勉強して何になるの? 意味はあるの?」


そう、歴史の重要性が伝わらないのです。


ちなみに、皆さんの中に、お子さん、甥っ子さんなどの小さいお子さんから、「どうして勉強するの?」


って聞かれたらなんて答えますか?


私はこの答えを長らく持ち合わせていませんでした。


何故かって? それが戦後教育だったからです。


戦後教育の最大の欠点、それは詰込みによる「意味の欠如」です。


その為、我々は勉強する意味を正しく理解できないまま、勉強を進めている事が多いのです。(この辺りは人によりけりです)


ちなみに、私が得た答えですが、とあるドラマで言っていた一言が、一番しっくりきました。


それは、「人として、好奇心を持ち続けるために勉強する」です。


まぁ正確にはもっと長い台詞で、もう少し言い回しは違いますが、意味としてはこんな所です。


では、少し話を戻して、現在の歴史教育で、好奇心を皆さんは持てますか?


持てる方は、恐らく大河や三国志などの歴史小説、漫画に親しんできた人でしょう。


私もその一人です。


でも、そんな文化に触れてない人は、基本的に興味を示しません。


それは、要するに好奇心が持てないのです。


好奇心を持とうとなぜしないのか、近年の社会科を研究する先生が1つの考えを出しました。


それは、「歴史を古い順に勉強するから好奇心が育たないのだ」と言うものでした。


現在の歴史は、基本的に古い→新しいの順番で進みます。


なので、狩猟から始まり、稲作を初めて、村を作り、国を作り、争いを始める。


と言う流れです。


ですが、この最初の狩猟を今の子ども達に想像しろ、と言うのは結構酷な事です。


だって、見た事ないでしょ? 私だって見た事ありません。


想像のしようがないんです。


では、どうするのか? というと、歴史を新しい順に教えて行くのです。


所謂、教科書逆再生です。


なので、平成→昭和→大正→明治と遡っていきます。


こうすると、自分の身近な所から、生まれる前に進んでいくので、子どもの想像力が着いて行きやすいのです。


想像が着いてこれると言う事は、興味が出やすいと言う事です。


だって、想像できない物なんて、興味のきの字も出てこないでしょ?


それと同じです。


こうやって、現在の歴史の学習は変化を始めているのです。



では、次に本題の歴史を学ぶ意義です。


これは、端的に言うなら戦争の反省と過ちを繰り返さない様にする為です。


歴史とは、いわば先人たちの知恵と経験の宝庫です。


これを手に取って、我々は今後の世界をより安定し、より平和な世界にする事を目指して行く事ができます。


ですが、これも前述の歴史教育への興味が無くなってしまっているので、薄くなっています。


そして、事もあろうか、この歴史を自分たちの都合の良い様に解釈しようと言う集団も居ます。


私の知る中では、「日本会議」という集団です。


彼らはかつての戦争を、過ちを無かった事にしようとしています。


それどころか、日本が正義を行ったと言いたいのです。


そして、それに賛同する人は多数存在します。


現在会員数は約3万人程度ですが、政財界。特に政界に繋がる会員がかなりいます。


その辺りはご自分でググってみてください。


まぁそう言う歴史偏向を行おうとする人も居ると言う話です。


これは、言ってしまえば歴史の逆行です。


教科書は逆行して教えてもいいのですが、歴史自体は逆行させてはいけません。


私は、祖父母から何度か戦争の話を聞きました。


戦地に赴いた人たちの様子や、防空壕での怯える日々、そのどれもが、悲惨なものでした。(幸い祖父は戦地には行っていませんでした。)


そんな経験を繰り返さない様に、もう一度歴史を見つめなおしてみてください。


歴史は難しくありませんし、退屈なものでも無いです。


歴史は、読み方や考え方を変えると、とても楽しく、ためになる話の宝庫です。


今一度、歴史を見直してください。


そして、そこで何を感じるか、何を考えるかはあなた次第です。


考え、感じてみてください。


以上が私の伝えたい事です。

長々とありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
日本の歴史は嘘ばかりですよ。 歴史を正すのは良い事です。 日本会議が胡散臭いと言うのには同意ですが。 日本史は飛鳥時代にカルト宗教のテロに屈して偽史になってます。 正しい歴史が知りたければ、和歌の翻…
[一言]  戦後6年半におよぶGHQ統治において、『プレスコード・検閲・焚書』は徹底され、先進的文化人と言われる人々の、その代表格である旧帝大の教授も、極めて左寄りに編成された。 つまりメディアと教育…
[一言] 「戦争の反省と過ちを繰り返さない様」ではなく国益にならない戦争に突っ込んでいったのかをきちんと検証して防止策を取ることであっると思いますが。 日本会議が出てきたのも、パヨクによる情報統制が…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ