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エルフの村
か~~~め
翌朝、ナタルマの怒りもとけ、エルフの村へ出発した。
残り3時間程度だそうな。
なんとか、今夜は床の上で寝れそうやな・・・と考えてるうち
やっぱ、思考は元に戻る。
なんで、ヘビ掴めたんかな・・・。
と、ナタルマが声をかけて来た。
「あと1時間程よ、あの丘を越えたところ。」
と指をさすとそこには非常にでっかい樹が。
「お、あのでっかい樹か?」
「え?嘘、見えんの?」
「ん?あの樹のことやろ?」
「そうだけど・・・、結界が働いて・・・・あ!」
「ん?」
「エージ、あんたやっぱり異訪人なのね。」
「んん?」
「私たちの村は結界に覆われてて、通常は外から見えないの。」
「それが見えるってことは・・・・」
「結界を作る魔法が、エージには効果がないってコト。」
「ふむ・・・・」
「まぁいいわ、急ぎましょう。」
「あいよ。」
ナタルマにうながされ、俺たちはエルフの村へ急いだんや。