エルフ
カメ進行相変わらず うにー>w<
「ローラローラ様、お客様?」
「あらナタルマ、こちらリボーさんとそのお連れのエージさんよ。」
「おいぼうず、あれがエルフって人種で・・・」
「いや、知っとるって、て、お目にかかんのは初めてやけどな。」
「初めまして、ハイエルフのナタルマです。リボーさん、エージ・・・さん・・あら?」
「ナタルマ、どうしたの?」
「いえ、このエージさんに精霊が見えないんですが・・・。まさか・・?」
「やっぱりね、エージさん。あなたは間違いなく異訪人ですよ。」
「え?どうゆうこってすか?ちと判りやすく説明して貰えたら助かるんすけど。」
「あぁ失礼。私の祖先や他の異訪人の方々に共通している事があるの。」
「おぉ!それは一体なんすか?」
「魔法が使えない、つまり魔力がないことよ。」
ついにきた、魔法ってヤツや。
「オレに魔力が無いってこと?」
「そのためにナタルマを呼んだのよ。みての通りナタルマはエルフ、それもハイエルフなの。」
「とてもお綺麗な方ですね。」
お約束なのか、ナタルマとゆーハイエルフはシルバーブロンドのセミロング、もみ上げ部分は
三つ編みし、エメラルドグリーンの瞳をした、ちょ~別嬪さんだった。うほうほ。
「まぁ、当然見た目の年齢ではないけど。」
「ローラローラ様!」
年齢話にツッコミが飛んだ。どうやら、寿命が長いってぇのはホンマみたいや。
「えぇと、話を続けると・・・」
「ローラローラ様、私が説明いたしますわ。」
と、ナタルマ産が、話を引き継いだ。
「この世界の住人は、多かれ少なかれ魔力を保有しています。」
「魔力・・・」
「その魔力を使う魔法、色々種類がありますが、我々エルフは精霊を使役し魔法を行う
精霊魔法が得意です。
ほほぅ、D&Dの感覚やな。
「そのため、精霊魔法の使い手には精霊が見えます。つまり、魔力の大小に拘わらず、
この世界の住人には精霊が付きまとっているのです。何故ならば、住人から魔力を
貰うことにより、その存在を維持しているのです。」
「魔力の寄生虫みたいなもん?」
「表現はともかく、そんな感じで間違いはありません。ただ、吸われる魔力はほんのわずか
であり、感じとれるレベルではありません。多くの魔力を渡して、なにかを起こさせる、
それが精霊魔法なのです。」
「あ、そうか、オレの周りに精霊がいないのは・・・・」
「魔力が無いから、そして異訪人の証なのです。」
ぬぬぅ、魔法使えんのかぁ。ちっと期待しててんけどなぁ・・・。
ん?なんで異訪人は魔法使えんのや?