始まり
現代社会にいたとある未婚のおっさん。
それが異世界に飛ばされて・・・・。
一部チートですが、最強まではほど遠い存在。
その主人公がどう動くのか、恋愛は?成功は?
そんなお話です。
カーナビへ目を走らせ、時間を確認すると、16:06と出ていた。やばいなあ、アポには完全に遅れてるがな。しかも、お客様へお詫びに伺う、その時間に、や。ともかく、急ぐしか方法はなく、アクセル強めに踏み込み車線を右折レーンへ進みいれた。前方の遅い車にイライラしつつ、右折の矢印が点灯するのを待つ。ようやく矢印が灯り、右折しかけた俺の車のウインドウに向かってきたのは、対抗車線のトラックから落ちてきた、何十トンもあろうかとゆう鉄骨だった。
その瞬間て、あっちゅう間だな・・。
・・・・・。
う~ん、眠い。
まぶたが開かん。
まぶしいなぁ、この光。
ん、光・・。
光・・・・?
!!
がばっと身を起こした俺は、呆然となった。
ここ、どこや・・・。
つか、俺どないなっとんや・・・・。
俺は、草原の中にある大きな岩の上に寝とったみたいや。
お日様がさんさんと俺を照らし、その光で目が覚めたんか。
が、しかし、
ここは、一体どこや?
車に乗って、客先に向かっとったハズやのに・・・?
あ、鉄骨が落ってきて、車にぶつか・・・・?
あ、夢か、せやな、って。
こんなリアルな夢あんのか?
ちとまて、もっかい冷静になって考えよう・・・。