表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
獣人公爵とスパイスな恋  作者: あいら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/27

22

王宮のパーティの当日。


侯爵家の馬車で行く、父・母・姉とは別に、

私はライオネル様が迎えに来て下さった。


「娘をお願い致します」


「ご令嬢をお預かり致します」


父とライオネル様が挨拶をする。


そしておのおの馬車に乗り込み、王宮を目指す。


馬車に乗ると、ライオネル様が、

じっと私を見つめているのを感じた。


「どうかされました?」


何かおかしい所があったらどうしよう、

そんな不安を感じながら聞く。


「いや・・・美しい。

 それに、俺の色を纏っているのを見ると、

 本当に幸せに包まれる」


その言葉に顔がかあーと熱くなる。


これからパーティなのよ?

こんな赤い顔では困るわ!


そう思いながらも、心臓はどくどく言っている。


「ライオネル様も素敵です」


いつもより、更に格式が高いパーティ用の軍服。

片方だけマントが付けられ、飾緒(しょくちょ)もあり、

更に華やかさが増している。


顔は何でもないといった風を装いながらも、

ぶんぶんと尻尾を振るライオネル様に、

もう婚約者なんだからと、おかしくない程度に、

じっくりとライオネル様の姿を堪能した。





王宮に到着し、門番に招待状を渡し、

他の待っている人の列とは別の場所に案内される。


一定の高位貴族はこういった優遇があり、

先に王宮に入れるのだ。


王宮はいつ見ても立派で、

いくつもの尖塔が立ち並び、その色は真っ白だ。


他国からは”白亜の宮殿”と呼ばれ、

その美しさは有名である。


中に入ると、王家の威厳を示すように、

柱一本にも綺麗な装飾がなされ、

置かれている物は全て国宝級の物だ。


何度も通ってきた道とは言え、

婚約のお披露目をするというのと、

なによりライオネル様と一緒という事で、

いつになく緊張していた。


侍従に待合室に案内される。


大ホールに入るのは下級貴族から、

高位貴族である私達は後になる為、時間の調整をする。


「ほら、落ち着くよ」


そう言って、ライオネル様がドリンクを手渡して下さった。


「ありがとうございます」


笑顔でお礼を言って口に含む。


冷たい果実水は緊張を和らげてくれる。

さあ、パーティはもうすぐ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ