表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
野良と駄犬のご主人様!?  作者: パンデミック二頭筋
第一部 距離感ガバガバ選手権
10/27

8番

楽しくなっちゃったので長めです

ふ、ふふふ……仕返し!出来ました!やり貸してやりましたよ!

あの明さんに負けを認めさせたんです!私の勝ちです!やったー!

……ん?


「…紫条さん……?」

「へぇっ!?いや、その!あ、あんまりそんなこと人の前でやらない方がいいわよ!」

「……はあ…」


なぜか顔を真っ赤にした紫条さんがじっとこっちを見ていました。

む、そんなこと言っているくせに昨日私にあんなにやってきたくせに……

もうクラスの人も帰り初めてますし私達もそろそろ帰らないと。


「…明さん、紫条さん、帰りましょう?」

「…ん、そうね。帰りましょ」


よし、明日も楽しみだ……


「…………まだです。」


え?


「まさか忘れたんですか……?1位の人は、最下位の人に命令できることを……」

「ふえっ!?」


またか!また近いです!顔が!


「……いかせてください……!」

「…え?」

「わっわっ明さん!その…こんな場所で何を……!」

「お願いします……!」

「…いく…?」

「わぁ…!?」


明さんの顔は近づくし紫条さんは顔を覆っちゃうし、なん、なんだ!?何が起きてるんだ!?


「…いいよ?何処にでも……」

「…えっ光威さんそういう意味じゃないんじゃ……」

「…光威ちゃんの部屋に!」

「………………」

「……え?私の部屋?いいけど……」


あ、私の部屋にか……なるほど、確かに今は片付けも終わってないし罰ゲームにはちょうどいいのかもしれない……

紫条さん?なんでそんなに顔真っ赤にして俯いてるの?


「……紫条さん?」

「やめて!今話しかけないで!」

「………………やっぱり……紫条さんも……美味しそう…………」


ひぃっ寒気。

まぁとりあえず……


「…よし、私の部屋にいきましょー」

「はい!紫条さんも来ますよね〜?」

「い、行きます……」


______________



はい、なんやかんや寮の私の部屋に着きました。


「…ここですか?本当に?」

「…ええ、ここですよ…?」

「…その、これは……ええ……?」


この寮は高ければ高いほど値段も上がるのですが私は1階…のその下、地下一階のバイト付きの部屋です。


「…すごいんですよ、ここ」

「…そ、そう……?」

「どう考えても良くないわよね……?」

「…いえいえ、ここならボイラーの管理をするだけで住まわせてくれるんですよ、とってもお得です、しかもタダでお風呂にも入れますし…」


そういえば昨日は入るの忘れてましたね…まあいいですか、1日2日程度じゃ匂いなんてわからないですし。


「…とりあえず、入りましょう?」

「あっうん…そうね…」

「お、おじゃましまーす………いっ!?」

「…とはいっても…何も無いんですけども、あ、色々散らかってますけどその辺に蹴っておいて下さい。」


ドアを開けるといつも通り見慣れた部屋が目に入る。…うん、今日も特にはいられた様子は無し。本当に安全なんですね…!凄いです。


「…?どうしたんですか?入らないんです?」

「………光威ちゃん」

「?」

「…ちょっと……」

「…明さんそっちは任せたわ……」

「…はい……」


え?え?あれ?ちょっと紫条さんだけ私の部屋に……ひぃっ!?殺気!?


「…明さん!?な、なんですか!?そんなに……その!怖いです!」

「光威ちゃん?なんですかあの部屋は……」

「…え?なんでって……」

「なんって汚いんですか!この部屋!」

「…え?汚いですか……?」

「くぅ自覚なし……!」


き、汚いですかね?確かにちょっと散らかってはいますが…そんな言う程では?


「確かに寮には入学の1週間前から入りますし汚れるのも分かりますけど……!この汚さは……!」

「…そ、そんなにですか……?」

「女の子として終わってるくらいには汚いんです……!」

「…そんなにですか……」


部屋から紫条さんの叫び声とどっちゃんがっちゃんと音が聞こえる…そんなになるほど物があったかな……?


「なんであんなに汚せるんですか!?ちょっと休みの日の行動全部言ってみてください!」

「え…えっと…………


7:00 起床……できず

9:00 2度寝

12:30 起床

目が覚めるまでぼーっとしてます。

だいたい13:30位にあれば食べ物を食べて……また寝るか剣の手入れをします。

そしたら17:00くらいなので柔軟と体操、筋トレなどです。気が済むまでやるので気がついたら20:00位で……また食べ物を何かしら食べますね。

その後はしばらくぶらぶら散歩したり走り込みをしたり…最近はサボり気味ですかね。

で、汗臭かったらお風呂に行きます。

21:00からはボイラーの管理をしなければですけどだいたい…23:00くらいには寝ますね


……そんな感じですかね?」

「……………光威ちゃん……」

「…はい?」

「…とりあえずおしおきです……」

「えっ!?そんなことあります!?まって!せ、せめて理由を!あー!まって!明さん!肩は!肩は!そっちに行かないです!あー!」


しばらくお待ちくださああああ!!


_____________



「明さん!助けて!もうこの部屋は私じゃ手に負えないわ!」

「狭いからって甘く見すぎましたかね……一体どんなかんじ……うわぁ……」


うう…肩が…腕の感覚が微妙に鈍いですけど私は今日も元気です。


「…だっ第一そんなに汚くないはずです…」

「正気かしら?」

「光威ちゃん?まだ分からないんですか?」

「…で、でも!家ではいつもそんな感じでしたよ!?」

「はぁ!?」

「…お、お母様もいっつもそんなんでしたもん!まぁ、その、爺やがいると何故か物が減っていきますけど。家ではこんなもんでしたよ!?」

「…娘が娘なら母親も母親ね……」

「…これは…1度家庭訪問を……」


嘘は言ってないです!お母様もいっつも部屋はこんな感じでした!


「と・り・あ・え・ず!光威さんに聞きたいことがいくつかあります。」

「私もですよ光威ちゃん?」

「…答えられる範囲なら……」


「1つ目!なんですかこのゴミの量!しかもこれ全部インスタント麺じゃない!?あなたもしかしてこれしか食べてないの!?」

「…?そうですけど……?」

「…………うわぁ……」

「し、紫条さん!一旦後回しにしましょう……!これは根本から叩かないとダメです…!」

「…そうね……」


「2つ目!あなた服がこのシャツしか見つからなかったのですけど!?私服がないならまだしもブラとショーツはどうしたのよ!?」

「……?部屋では来てないけど……」

「やっぱり!ばか!このおばか!」

「あー!叩かないでください!普通に痛いです!」

「光威ちゃん!?まさかとは思いますがそ、外に行く時はちゃんと下着つけてますよね!?さっき散歩に行くって言ってましたけどまさか……!」

「……休日は…ショーツは変えないしシャツしかきてな(ポキッ)ああああああ!今までで1番痛いです!」


あー!痛いです!なのになんだかくすぐったい!?痛気持ちいい!?なんですかこれ!?どうやったらできるんですか!?

紫条さんも信じられないものを見る目で私を見てないで!た、助けてー!?


「እሺ በጣም እንድትደፈር ትፈልጋለህ እምቢ አልልም ፡፡ በምትኩ ዝግጁ ይሁኑ ፡」

「明さん!?何言ってるか分からないです!し、紫条さん!助けて!おねがい!あー!」

「……はっ!?あ、明さん!やりすぎよ!」

「сенімді болыңыз. Бұл зиян тигізбейді. Сіз менен басқа ешнәрсе ойлай алмайсыз, солай ма?」

「お願い明さん!せめて言語を統一して!」

「あー!なっなに!?なんですか!?いっ痛くな……あっなんか、くすぐった……!あっあー!?」

「わっ……あっ、そ、その!ダメよ!わっわ〜……わ、凄い…そんな所まで……」

「紫条さん!?お願い助けてー!?あー!?」

「Le ba babe kaofela ...」


明さん暴走中のためしばらくお待ちくださあぁああああ!?



_____________



「…今日2回目です……うう……」

「…その、ちょっと暴走しちゃいました…すいません…」

「………あんな事まで………しちゃうなんて……(ブツブツブツ)」


うう…全身が悲鳴を上げているのに妙にスッキリしてます……どういう技ですか……

紫条さんも結局助けてくれずに見てるだけだし……


「むうう!光威ちゃん!?危機感ってものが無いんですか!?」

「……だって……お母様いつも家だと裸だったしぃ……」

「裸だったし!?」

「もう私光威ちゃんの家が怖いです!」

「…外に行く時も毎回それにコートを着るだけで……」

「へ、変質者だーー!?」

「おっお母様をそんなふうに言わないでください!」


わ、私は普通なはずです!お母様が毎回その格好してましたし!爺やは寝込んでたけど……


「………?光威さん?あなた今下着はつけてるわよね?」

「え?」

「…え、今ですか?」

「……みつ「ステイよ明さん。」……ちっ…」

「……ふぅ…バカにしないでください。」

「あら、よかった…流石に「…パンツくらいちゃんと履いてます。」明さんGOよ。」


あー!服が剥かれるー!?

くっ…上裸にされてしまう……さすがに友達に見られるのは抵抗が……


「……………襲いますね」

「明さんまって!」

「まちなさい、まちなさい、ちょっと止まりなさっちょっと!?止まりなさいって!」


ノータイムで襲いに来た!?


「………光威ちゃんが悪いんですよ…私を誘惑ばっかりするから……」

「してない!してないです!」

「このっ……なんでこんなに力が強いのよ!?」


明さんを羽交い締めにしてしばらくも連れ合い、何とか落ち着かせた……どういう身体能力してるんだろ…


「……冗談……では無いですけど、一旦置いておくとして……光威ちゃん?なんでブラをしてないんですか?」

「ひぃっ…無くても変わらないからですぅ……!」

「そんなわけないでしょばか!」

「その…先っぽとか擦れて痛くなっちゃうでしょ?なんでブラしないんですか?それに見えちゃうかも……」

「……?ほら…トップは来てますから……」(ペラッ)

「……ねぇ?誘ってる?誘ってますよね?」

「光威さん!お願いだからこれ以上明さんを刺激しないで!!!」


しまった!またか!?

あ、紫条さんがどこからか取り出したロープでぐるぐる巻きにしてる…おお……


「よしっ」

「解いてください……」

「いやよ、ほらそれより光威さんは…」

「…あの…本当にいらないんですよ……学園はナイトブラで十分で……」

「……あら、ほんとにないわね。羨ましいわ……」


紫条さんが私の無い胸をぺたぺたと触ってます。…こう見るとやっぱり紫条さんの胸って大っきいですね……ひぃっ!?今までで1番の殺気!?明さん!?女の子がしちゃいけない顔してますよ!?


「紫条さん、この縄といてくれないとあなたの貞操も危うくなりますよ」

「私まで襲うつもりなの!?」

「…紫条さん、絶対解いちゃダメです…」

「分かってひぃっ!?だからその異様な殺気をぶつけてくるのを止めなさい!?」

「ワタシモ……ミツイチャンノ……オッパイヲ……」

「……!ほ、ほら!紫条さんの胸!とっても大っきいですよ!?」

「あ!?光威さん!?私を売るのは止めなさい!」

「………大っきいですね?」


あ、正気に戻った。


「…別に好きで大きいわけじゃないわよ……」

「…ふわふわだ……お母様みたい……」

「このっ!抱きつかないでちょうだいマザコン娘!」

「…すごいボリュームですね。服とか大変じゃありません?」

「まあ確かに大変だけど……ってそんなの今は良いでしょ!まだ光威さんのお説教は終わってないのよ!」

「…げ……」


しまった有耶無耶になって忘れたかとおもってた……


「あ、はいはい。私からも言いたいことがあるんですよ」

「ん?どうぞ?」

「あの〜光威ちゃん……その……もしかしてなんですけど……昨日お風呂入りました?」

「何言ってるのよ明さん、流石にこのダメ娘でもお風呂は……」

「………あ、入ってませんね。機能はそのままねちゃっああああー!?紫条さん!?ベアハッグですか!?頭が割れるー!?」

「……やっぱり…私鼻が良くて……」

「なんでお風呂に入ってないのにこんなに髪質良いのよ……?」


「とりあえず……」

「ええ、そうね」

「「お風呂に行きましょう(くわよ)」」


「わかりまっ分かりましたから!手を離してー!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ