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真・ミミズ転生   作者: りょん
6/10

双翼のインフェルノ


「ミミズブラスター!」

 惑星が消滅する。

 これがミミズ連邦の新たな力だ。

 宇宙。それは男のロマン。

 可変形ミミズ型ロボット”ミミ参式”

 さっそうと乗り込み任務を遂行する。

「ミミズを侮った報いだ、塵となれ」

 ミミズも近代化が進んでいた。

 兵器を使えないミミズとかオケラ以下である。

 全てのミミズのためにこの星を護る。

 それが勇者の使命だ。

 オケラ掃討戦の後、あれがこうなってこうなった。 

 ダブルエルフ勇者ミミズの乗る、新たなる希望。

 それがこの機体だ。

「ミミガー、まだ行けそうか?」

 軍曹が声をかけてくれる。この機体はダブルシートになっている。

 軍曹と心を一つにすると機体が動く。

 理屈はわからない。

 ミミズを救った俺がついに!最終決戦兵器を手に入れたのだ!!


 軽くブーストを吹かす。

 ミミズがくねくねする。いい具合だ。

「まだいけます」 

「一度地上に戻るぞ。ミミズ燃料が足りない」

「はい」

 素直に従う。大好きなミミリンガ軍曹には逆らえない。

 地球に降下する準備をする。

「大気圏突入まで3、2、1」

「まずい!ミミ参式が摩擦で燃える!!!」

 お前だけでも逃げろミミガー!」

 ミーミーミーミー!

 危険を知らせるアラームが鳴り響く。

 もうこれダメかもわからんね。

 軍曹は宇宙の星になったのだ。


 空中を落下する。

 俺だけが生き延びた。

 ふつふつと怒りが湧き上がる。

「誰が軍曹をををおをををおおおお!」

 こんな世界俺は認めない。

 軍曹の仇をとらなければならない。

 粛清しなければ。

 こんな世界壊してやる!!!

 怒りを力に変えて、覚醒する時が来たのだ。


 空中に静止するミミズ。 

 漆黒のコート、百足の足、エルフの耳ダブル。 

 そして漆黒の双翼。最強のミミズボディ。

 魔王が光臨した。もう止まらない。


 魔王ミミガー。


 ― 魔王爆誕 ―

 


ミミリンガ・星になる


残り8ミミズ


 

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