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SEVENTEEN MEMORIES  作者: 幸華
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神様からの贈り物



そしてもうひとつ。


謝らなくてはならない事。


君に嘘をついたんだ。


何となく君という訳ではなくて。


君しかいないんだ。


この僕を受け入れる器は。


君の祖先にあたる人は僕の昔の相棒さ。


あの、悲惨な戦争の時の相棒。


君には潜在的な能力があるんだよ。華。


そして、鬼界の王である僕を生かせるのは


君だけなんだよ。



これは、いつかまた話そうか。


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼



「どっちにしろ、私は死ぬ予定だったから


今更感あるわ。


むしろ、最後に正義のヒーロー的なの?


やれて嬉しいわ 」







ずっと苦しんできた。


でも、それ以上に苦しめてきた。


多大な治療費のために働く母。


私の看病のためにたくさんの犠牲を払った姉。



本当に家族を苦しめてきた。



正直なんどもこのまま死にたいって思った。



でも、死ねなかった。



愛しいと思うものがあったから。



たとえ苦しめていたとしても。



私は家族が好きだし、友達も好きだった。



だから、死にたくないと



心のどこかで思っていた。



余命宣告された時、



自分はどうやって、この1年を過ごそうか迷った。



ちょうどいいタイミングだったんだと思う。



これは、地獄じゃなくて、



神様がくれた私の生きる意味。




誰かのためになるなら



それは幸せなのかもしれない。











「我が命。ささげるよ。」








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