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封印の地

 ―魔王ディオニシアは200年の時を経て、群衆の前に姿を現すなり、災いを与えた。疫病を流行らせ、川を汚し、森に火を放った。困り果てた当時の王は周囲の反対を押しきり、自ら鎧をかぶり、剣を携えて魔王の元に出向いた。国王は果敢にも魔王を倒そうと試みた。しかし、あまりの魔力の前にはなす術がなかった。力尽きた王は王国の外れにある、山の深くに逃げ込んだ。。そして、洞窟を見つけるとそこに身を隠した。自らの死期を悟ったおうは最期の最期、すべてを犠牲にし、その魔力を封印しようとした。剣を地面に突き刺し、自らの命を捧げた。

 こうして、魔王ディオニシアの身は滅び、その膨大な魔力は王の剣と共に洞窟に封印されることとなった。城下からはるかに遠く離れたところにあるこの山は、《呼び声の山》と呼ばれるようになった。針葉樹林で覆われ、どこか不気味なオーラを漂わせており、まるで魔王の呼び掛けるようだったからだ。その奥深くには洞窟があり、周りを鎖で囲まれた場所があった。そこには一本の剣が刺さされ、奥には石碑がたてられていた。魔王ディオニシアを封印するために―。

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