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童話、ヘンゼルとグレーテル。オリジナルver☆

昔、昔あるところに、仲のいい兄弟がいました 。


兄のグレーテルは12才。


妹のヘンゼルは10才。


二人はとっても仲が良く、もう仲が良すぎて将来は一線を越えるんじゃね?って勢いでした。


ちなみに、ヘンゼルが兄でグレーテルが妹?つか、兄と妹だっけ?そこらへんは調べるのたるいんで適当で。


二人の家は、とても貧しく、1日二食の質素な生活でした。


父親は定職につかず、家でモンハンばかり。母親は、体を売って日銭を稼いでいました。


そんなある日の夜。


ヘンゼルとグレーテルが、同じ布団で絡み合いながら寝ていると、隣の部屋から父と母の話し声が聞こえてきました。


父『おいっ!港の上級クエストで頑張ってイビルジョー倒したのに、ナバルデウス亜種倒さないと次に行けないってどういうことだ!』


母『あんた、今はモンハンの話じゃないでしょ!』


父『あ…そっか。水中戦がめんどくさいって話だっけ?』


母『もう家にはお金が無いから、ヘンゼルとグレーテルを森に捨てに行こうって話だよ!このスカポンタン!』


父『あぁ、そっちね!明日になったら、お前はいつもどうりに出掛けて、俺は二人を森の奥に 連れ出してそこでさよなら、でどうだ?!』


母『可哀想だけど…しかたないねぇ…』


父『どうせ、酔った勢いでできちまっただけだしな(笑)』


母『なんで私は、あんたなんかと結婚しちまったんだろ~ね…』


ゲスの極みでゲソ。


くそ野郎じゃなイカ。


二人の会話を聞いたグレーテルは、妹の尻をなでながら、明日の計画を練るのだった…。 ナデナデ。


朝になり、母は仕事にでかけた。


父親は、二人に山崎のカレーパンと小岩井のコ ーヒー牛乳をもたせ、ピクニックに行こうと言いました。


グレーテル『ダディー、ピクニックなんて初めてだね☆』


父『たまには、家族サービスしないとな!』


ヘンゼル『たまにはやるじゃん!ダメ親父♪』


グレーテル『人並みに、自分が親だって自覚があったんだね?ダディー♪』


父『…………』


ヘンゼル『しっかし、家族サービスがピクニックだなんて、安上がりだよね?ラウンドワンくらい連れてけっての☆』


グレーテル『カレーパンとコーヒー牛乳か…。 ガストのハンバーグが食べたいなぁ…。まぁ、うちには無理か!大黒柱が働いてないんだから( 笑)ね?ダディー♪』


父親、涙目。


ヘンゼル『つか、歩きかよ!車くらいだせって感じ☆』


グレーテル『車どころか、うちには自転車すらないよね~。ね?ダディー♪』


ヘンゼル『くそいけてね~』


グレーテル『最下層、社会の底辺♪だね、ダディー?☆』


父親、号泣。


その後も、父親は二人からディスられ、けなされ、なじられ、森の奥深くに進んでいった。


森の奥につき、父親は二人に言った。


父『いいか、お前ら。このあたりには高級な松茸がたくさんあるから、それを探すんだ。誰が一番多くとれるか競争だぁ~!』


父親、なるべく明るく言ってはいるが、目元に涙のあとが。かなり痛々しかった。


グレーテル『ダディー。松茸って、松の木の根 本にはえるから松茸なんだよ?この森には、ブナやカエデしかないんだけど?』


ヘンゼル『しかも、松茸は風通しがよくて適度に日が当たる斜面にしかはえないんだよ?ここ、平地じゃん(笑)』


父『うっせ~!変な知識ばっかり知ってやがるクソガキども!いいからそこらへんで遊んでろや!』


ヘンゼル『う~わ、逆ギレ!テラワロスwww』


グレーテル『痛いところをつかれたからって、 逆ギレはよくないよ?ダディー♪子供に知識の差を見せつけられたからって、逆ギレはよくないよ!ダディー☆』


父『うわぁぁぁぁん、こいつら嫌いだぁ~!』


父親、号泣しながら走り去る。


父親のダメな姿をアリーナ席で見てしまい、二人、大笑い。


それから二時間がたっても、父親は戻って来ませんでした。


ヘンゼル『にぃ~にぃ~、クソ親父、戻ってこないね?』


グレーテル『そうだね?パチンコで確変でもしたのかな?』


グレーテルは知っていました。父親に、いや、 両親に捨てられたことを…。


しかし、可愛い妹には、そんな厳しい現実を知らせたくなくて、グレーテルは黙っていました 。


グレーテル『大丈夫だよ、ヘンゼル!ここに来る途中、山崎のカレーパンをちぎって、道にまいてきたから!』


ヘンゼル『さすがだね♪にぃ~にぃ~☆大好き !』


グレーテル、大興奮。


二人は、道に落ちている山崎のカレーパンをたよりに、来た道を戻りました。


グレーテル『モドリ玉があればな…』


ヘンゼル『なんの話?』


しばらく進んでいくと、山崎のカレーパンが途中で無くなっていました。


グレーテル『あれ?山崎のカレーパンがない!』


ヘンゼル『山崎、春のパン祭り!』


シールを集めて応募しよう☆


鳥にでも食べられたのでしょう。二人は、帰り道がわからなくなってしまいました。


グレーテル『oh.sit!』


ヘンゼル『oh.my.god!』


二人、ネイティブアメリカン。


二人が途方にくれていると、一人の老婆が話しかけてきました。


老婆『おやおや、こんな森の奥で妖精さんに出会えるなんてね~』


グレーテル『おばあさん、僕たちは人間の子供だよ!僕の愛する可愛い可愛いヘンゼルが可愛 すぎてフェアリーに見えてもしかたないけどね☆』


ヘンゼル『おいババァ!わたしがとびきりの美少女だからって、妖精は言い過ぎじゃん?せいぜいが天使でしょwww』


老婆『社交辞令だ、バカタレがぁ!とりあえず 、こんなところで立ち話もなんだから、わたしの家に来なさい』


グレーテル『そうだね!年老いた醜い老婆には、立ち話は酷だよね♪』


ヘンゼル『茶ぁ~くらいだせよ?ババァ☆』


老婆『こいつら、むかつく…』


二人は、老婆の後についていきました。


すると、目の前に、大きな大きなお菓子のお家が現れました。


屋根はクッキー、ドアは板チョコ、壁はハッピーターンでできていました。


ハッピーターンの粉まみれ☆


老婆『さぁ、好きなだけ食べていいんだよ?』


実はこの老婆、森に迷い込んだ子供たちをお菓子のお家に誘いだし、はしゃぎ疲れて寝てしまったところを襲って食べてしまう、悪い老婆だったのです!


グレーテル『いやぁ~、これはないわぁ~』


ヘンゼル『つか…衛生的にどうなん、これ?』


グレーテル『建築的にもアウトですね、近寄りたくないですよ。倒れてきそうで』


ヘンゼル『土台の基礎がなってなくない?まるで素人じゃんwww』


老婆『喜べよ~!普通喜ぶだろ!お菓子のお家を目の前にしたら、はしゃぐだろ普通!』


グレーテル『あ…ごめんなさい☆嘘でもそうしたほうがよかったですね?きずかずにごめんなさい☆』


ヘンゼル『ウワァ~オイシソ~(棒)これで満足か?あん?』


老婆『むきぃぃぃぃ!もう怒ったぞ!てめぇら、バラバラにして食ってやる!』


老婆が、手に持っていたバスケットから、巨大なナタをとりだしました。


老婆『どうだ?怖いだろう?ひっひっひっ』


グレーテル『はぁ?ナタくらいで勝った気ですか?』


ヘンゼル『だっさwww』


老婆『え?』


グレーテルは、瞬時に老婆との間合いをつめ、老婆の手をたたいてナタを払い落とし、地面に組伏せました。 その間たったの二秒。


グレーテル『おぃ、ババァ。とりあえず、てめーの住んでる家まで案内しろや』


老婆『は…はい』


二人は、老婆の家につくと、老婆を椅子にしばりつけました。


グレーテル『とりあえず、キャッシュカードの 暗証番号教えてくれる?』


老婆『そ、それだけは!こつこつ貯めた年金なんです~!』


グレーテル『あっそ…』


グレーテルは、なんのちゅうちょもなく老婆の太ももに包丁を突き立てました。


老婆『ぎゃあああああああ~!』


グレーテル『二度は言わないよ?キャッシュカードの暗証番号、教えてくれる?』


老婆は、暗証番号を言いました。


それから老婆に、二人を養子として迎えいれる手続きをさせ、老婆を殺して庭に生めました。


ヘンゼルとグレーテルは、老婆の家と、多額の年金を手に入れ、二人仲良く幸せに暮らしましたとさ。


めでたしめでたし☆



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