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惟神収容所からの脱出

惟神収容所…

過去の村間の戦争、一揆において、黛村の缶家が秘密裏に使用していた穂量収容所施設。その性質上、表立って建設することは出来ず、谷川沿いの洞窟をくり貫いて造り出された無骨な監獄。


和都歴452年の3月、蓮太は双子、杏と桃に捕らわれ、この監獄で拷問を受ける。(7章7幕~)

この時より2カ月前、この監獄の脱出を試みた男がいた。


『関 家守』

数年前、八俣の奴隷として紆余曲折を経て、この地に捕らわれた最後の生き残り。


この監獄を見張る、看守と衛兵。

彼らも恐怖する、殺人鬼❝上山 三吾❞…

そして、目を光らせる狂乱の桃。


この監視の目を潜り抜け、無事に脱出することが出来るのか…


力のない八俣の貧民が、観察力と知恵、機転を利かし、殺人鬼を騙しながら衛兵らを倒し、黛村を脱出するまでのスプラッタ性の高い物語。本編とはまた一味違った作風をお楽しみ下さい。


❝ケダモノたちよ❞の更なる登場人物の吟味、本編で一部解き明かされない内容が明らかとなります。


ーーー


今回の登場人物


■ ▢ ■ ▢


・関 家守 (せきいえもり)

置田村・東地区・八俣の貧民。いきなり拉致され、相島の倉庫に監禁される。ただの貧民ながらも道徳観を備え、観察眼と機転の利く秘めた特性がある。


ーーー


・上山 三吾 (うえやまさんご)

黛村の南地区・迦具夜の奴隷商人から買い付けた、実名不詳の番人兼殺し屋。性質はほぼ獣で、熊の毛皮と頭をくり貫いたマスクから目だけを覗かせる不気味な風貌。ベルトに携える腰鉈で、主以外の人間を皆殺しにしようとする。


・笹本 (ささもと)

桃が新たに駐屯地から寄こした兵士団のリーダー。優秀な兵士だが、利己的でドライ。青く染めた前髪が特徴的。


・缶 桃 (ほとぎもも)

黛村・北地区の変若水の缶梅男の双子の娘で次女。姉の杏にそっくりな顔立ちだか、それ以上に感情的で暴力的。火遁の術を用いて火焙りにし、接近時は短刀で八つ裂きにする野蛮性を持つ。姉と同じ、脚が露になった、黒と桃色のツートーンのチャイナドレスの様な、風変りな装束を纏う。


■ ▢ ■ ▢

「見ろよ、迦具夜の奴隷商人から調達してきたこの男を。」

「だ…誰なんです…そいつは?」

桃が連れてきた男は、ギョロリと目を開ける。

「ウ…ウェーヤマスァン!」

奇妙な雄叫びと共に、刃渡り70cmの巨大な腰鉈(こしなた)を抜く。

腰鉈は剣先は丸まっていて、薪割りなどで使う作業鉈。

「ひっ!」


ーズシャ…


「うわぁあ!た、助け…」


ーザシュザシュザシュ…


「おお!こりゃスゲェ…」

兵士の無惨な死に様に歓喜する桃。

「ウェーヤマスァン!」

殺人鬼・上山は、奇妙な雄叫びを再びあげる。


それを遠くの独房から見ている最後の生き残り・関 家守。

「む…惨すぎる…」


「よし、お前は上山…三吾だ。これからは私の言うことをよ~くお聞き。」

「ウゥゥ・・・」

「アッハッハッハ!よし、暫くそこに居るんだ。杏と今後の話をしなきゃならない。」

桃がそう言うと家守の方を見る。

「アンタもこの男の餌食になりたくないなら、逃げるなんて変な気、起こすなよな!」

そう言って桃が看守部屋に去っていく。


数時間後、杏との話し合いが終わった桃が帰ってくる。

「いい?情報を吐かせてから殺す、それだけは守ってよ?」

「わかったって。」

看守部屋に新しい衛兵らが来る。

「何だお前ら?」

「桃さんに言われて…」

杏に問いただされる衛兵のリーダーがそう答える。

「また味方も殺したの?」

「ちが…あの上山がさ…」

「変な遊びで兵士を減らさないでよ?」

そう言って杏が缶姉妹のアジトへと出掛けていく。


「ちっ…」

どうにも面白くない桃。その憤怒が再び桃の狂気を呼び覚ます。

「あの、我々は何処を守れば?」

「あぁ…お前、この衛兵らのリーダーか?」

「はい、笹本と申します。」

「よし、お前は此処の看守になれ。杏が戻るまで、その役を任す。」

「分かりました。」

「残り10人は…あの牢に入ってる男、たしか関家守とかいう奴が逃げないように見張るんだ。」

「わかりました。」

「ただし、牢の外にいるあの大男、見えるかい?」

笹本ら衛兵が看守部屋から覗き込むと、上山の姿がある。

「あいつは?」

「殺人鬼だよ、誰でも殺しちまう。」

「え?」

「アイツには近づかないように仕事を全うしてくれ。」

「でも、あの大男がいるなら、牢の男も逃げようなんて思わないんじゃ?」

「まぁね…念のためだよ。」


その後、上山が家守の牢の前に仁王立ちしていた。

そんな日々が続くと、衛兵らも看守部屋で酒に溺れている。

「桃さん、こんな楽な仕事、早く誘ってくだされば!」

「アッハッハッハ!そうかい?」

「有難き幸せ。」

「じゃあ、笹本、ちょっと水浴びを付き合えよ?」

「え…は、はい!」


何やら御機嫌にやっている看守部屋の声が聞こえる。


「いいなぁ、笹本さんだけお愉しみか!」

⦅あと2人くらいなら入ってきなよ!⦆

桃が水浴び場で叫ぶと、イの一番にと二人はいる。

「あぁあ、くそ!」

入れなかった衛兵の一人が愚痴をこぼして酒を飲む。

「まぁ、またの機会があんだろうよ?」

もう一人が肉の骨を窓から牢の連なる廊下に投げつける。

「ウェヤェ!!」

「ん?」

家守の隣の列の中ほどに骨が落ちると、上山はそれをケダモノの様に拾いに行く。

「ウェヤ!!」


ーボリボリボリ!


「なんだ?あの男?面白れぇ、骨食ってるよ。おい、ちょっと見に行ってみようぜ。」

「やめろよ、殺人鬼なんだろ?」

「骨をあげに行くだけだって。おーい!」

「ウェヤマゥサォン!!」

「ヒッ!」

その雄叫びが如何にも人間の常軌を逸していることがその時分った。

「た、助けて!」

「ば、ばか!来るな!」

急いで引き返してくるも、看守部屋に居る衛兵は慌てて鍵を閉める。

「く、くそ!開けろ!」

閉じ込められた衛兵は急いで家守の居る牢の前へ行くとカギを取り出す。

「これ…じゃない…これ!でもない…!」

「おい、あんた、後ろ!来てるぞ!!」

家守が衛兵に声をかける。

「この鍵だ!これでー」


ーザシュ!


「ぐぎゃぁぁぁ!!」

「ウェーヤマゥスゥワォン!!」

上山に鉈で背中を斬られる衛兵。


ーザシュザシュザシュ・・・


家守の目の前で惨殺される衛兵が最期に握りしめる鍵。

「…悪いな。」

そう一言呟き、拝借する家守。


「桃さん、桃さん。あの衛兵が勝手なことして・・・」

看守部屋で衛兵らが騒ぎになる。

「何だって?全くイイ所なのに!」

桃が機嫌悪く服を着ながら出てくる。

「牢の男の場所に逃げ込もうとして、死んだかと思われます。」

「アホが。」

「申し訳ありません。」

「ちょっと様子見てくるから。アンタらはココにいな!」

「はい。」


桃が家守の牢の前まで来る。

「よう、このウチのバカな部下が入ろうとしたみたいだな?」

「ああ。ズタズタになったが。」

家守の希望ない顔に、どこか案じて桃はそのまま看守部屋に戻ってくる。

「心配ない。今夜はお前らの編入祝いに、外で釣りでもして、焼き魚で酒を愉しもう。」

桃の提案に皆が歓喜すると、皆が(こぞ)って外に出ると、川へ下る道を辿っていく。


惟神収容所全体が、いやに静かになり、看守部屋の明かりも消え、辺りは暗くなる。

家守はくすねたカギを取り出す。

「逃げるなら今だ…」

そういって上山の方を見る。

(そっと、気付かれなければ…気付けれても看守部屋に逃げ、鍵をすれば…)

そっと鍵を開け、扉を開ける。


ーキィィ・・・


「ウェ・・・」

「見つかる・・・?」

ノソノソと歩き始める。

「そのまま・・・」

家守は、忍び足で看守部屋の扉まで来ると、中を覗き、誰も居ない事を確認する。

中に入ると食べ散らかった机がある。

「何でもいい、口に入れておこう。」

適当なものを食べていると、声が聞こえる。

⦅今夜は桃さんとヤラせてくれそうだ。お前はその後だ!⦆

⦅ひでぇな…でも桃さん、笹本さんのこと気に入っているみたいですし、ここは譲りますよ~。⦆

⦅へへ…ワリィなぁ!⦆

機嫌良く戻ってくるだろう男の声が聞こえる。

「ーまずい!」

家守は、咄嗟に塩の入った袋をくすねて、肉の骨も数本紙にまとめて持ち去ると、水浴び場の部屋に入る。


ーガチャ


「ふぅ、牢の男はどうだ?」

笹本が衛兵に見るように即すと、衛兵が窓から覗く。

「あ、あれ?」

「どした?」

笹本が酒を何本か持つと衛兵の顔を伺いながら、窓を見る。

「居なくないですか?」

「本当だ!おい、お前はココで見張っていろ!俺が桃さんに連絡してくる。」

「はい!」

そういって笹本は走って出て行った。

「あの野郎、どこだ?大男は何やってたんだ?」

衛兵が窓を見ている隙に、家守もコッソリ水浴び部屋から看守部屋を出て、急いで洞窟を抜ける。


一方、桃は。

「何?牢の男が逃げた?」

「はい、見当たりません!」


ーバキ!


「ぐは!」

桃はいきなり笹本を殴る。

「だったら早く探せ!くそ!見つけろ!見つけ出したら金100枚やる!」

「は、はい!」

笹本をはじめ、衛兵らが川から洞窟前に出る道を上がっていく。


⦅さっさと探せ!⦆

家守が洞窟前に出ると、川の方から桃や衛兵らの声が聞こえる。

「森の中でやり過ごしながら逃げよう。」

家守が森に入ると衛兵らが洞窟に前に集まる。

「笹本!お前らは皆で森の中を探してこい。私は上山と、もう一度中を見てくる。それまでに探しておけ!」

「は…はい!」

「探せなかったらお前ら皆、上山に殺してもらうからな!覚悟して探せ!」

桃が笹本の胸ぐらを掴むと押しのけてそう言い放った。

「散開!」

桃がそう言って洞窟に入っていくと、笹本らは森に向かって歩み始める。

「来る・・・」

忍び足で森を移動しながら距離をとり続ける家守。


一方、桃は伽藍洞(がらんどう)の惟神収容所を見て、改めて唖然とする。

「…マジか!」

上山を見る。

「この大男を…やり過ごすなんてね…よぉし!」

桃がケダモノのような顔をすると、上山を連れて洞窟前まで出てくる。

「いいかい?上山! この川沿いの森にいる人間、皆殺すんだ!行け!」

桃が上山を解き放つ。

「ウェヤマゥサォン!!」


「な、なんだ?」

家守や、笹本らは上山の狂気を逸した雄叫びに、身を震わせる。

「ま…まさか…!」

笹本らも上山が解き放たれたことを知るなり、恐怖する。


「よぉし、私も狩りに参加するよ!」

桃が短刀を抜いて森に入っていく。


上山が解き放たれ、勇み足で探索をする衛兵の一人に、家守は追いつかれる。

「おい!そこ!誰かいるぞ!!」

「バレたか!」

家守は走る。

「逃がすな!」

集まってきた衛兵2人と笹本が合流すると、家守の後を追う。

「くそ!」

家守は大木の裏に入ると90度方向を変え、這いずりながら姿を消して、川と反対方向の街道手前の茂みに隠れる。

「どこいった?」

「この木のあたりまでは居たぞ?」

笹本らが虱潰(しらみつぶ)しに探し出す。

⦅ぐぎゃぁぁぁああ!!⦆

「え?」

笹本らが来た方角から悲鳴がするのを聞くと、一斉にその方向を見る。

「や…やっぱ、あの大男が?」

「くそ!さっさと探すぞ!」

笹本らが焦り始めるも、上山と桃が近づいてくる。

「これが役に立つか…お試しあれ…だな。」

家守が持ってきた肉の骨を笹本らの居る方向に投げる。


ーガサ


「ん?なんか音しなかったか?」

「そうですか?」

「まぁいい、早くー」

「ウェヤマゥサォン!!」


ーザシュ!


「うぁぁあああ!!」

衛兵が一人斬られる。

「こいつ!おい、逃げるぞ!」

「は、はい!」

笹本ともう一人の衛兵は、跳ね橋の方へ逃げる。同時に家守も、街道を渡って反対の森に逃げ、跳ね橋方向へ逃げる。

上山は追いかけてくる。


「アッハッハッハ、逃げろ逃げろ!そいつからは逃げられっこないんだ!」

桃が狂喜しながら歩み寄せてくる。


「隣に走ってる…!? 笹本さん、街道の向こうに!あいつ、牢の男じゃ?」

「あの野郎!」

笹本と衛兵が街道を渡って家守の方へ近づいてくる。

「あと少しで跳ね橋だってのに…バレちまった!」

「残念だな、死ね!」

衛兵が剣を抜いて襲い掛かろうとする。


ーバサ!


「うわぁ!」

持ってきた塩をばら撒く家守。

「くそ!目が!笹本さん、目が見えない!」

衛兵がパニックで笹本の服を掴んで離さない。

「こ、こら!放せ!」

そうこうする内に家守は跳ね橋に向かう。

「笹本さん!助けてくれ!」

衛兵の懇願にも、笹本は背後を見ると上山が間近に迫る。

「落ち着け、俺が手を引いてやるから!」

「笹本さん!」

笹本が衛兵の手を引くも直ぐにー


ードカ!


「うわ!」

笹本は衛兵を上山の方へ蹴り飛ばす。

「最期くらい役に立って死ね!」

「そ、そんな!」

「ウェヤマゥサォン!!」


ーザシュザシュザシュ!


「あの野郎!」

いきり立つ笹本は急ぎ跳ね橋へ走る。


跳ね橋の前に来た家守は跳ね橋が上がっていた。

「降ろしている時間あるかよ!」

ボヤキながら小屋に入ると、ハンドルに手拭いが掛かっている。

手拭いを肩にかけ、汗を拭きつつ、急いで橋を降ろし始める。


ーキュラキュラ・・・


橋がある程度下がりあと2メートル弱届かない位で、追ってきた笹本の姿が見える。

「くそ!もう渡るしかない!」

家守は下げ途中の橋を渡り始める。

「居たな!」

上り坂の橋を渡る家守に気付く、笹本。

「観念しろ!」

追いつく笹本が刀を抜く。

橋の袂に上山も到着する。

「わ、わかった!」

家守が両手をあげる。

「今更降参しても許さねぇぞ!」

「た、助けてくれ!」


ーヒュュー・・・


風が吹くと家守が肩にかけた手拭いが笹本の顔に飛び、被さった。

「うわ!」

(チャンス!)


ードカ!


「うご!」

家守が笹本を蹴り飛ばす。


ーゴロンゴロン・・・


笹本は橋の袂の方へ転がっていく。

「く…この野郎!」

気付くと笹本の前に上山が立っている。

「ウェヤマゥサォン!!」


ーザシュ!


「うぐぁぁああああ!」


ーザシュザシュザシュ!


上山は家守を見て捕らえると、鉈を構える。

そして走って向かってくる。

「ウェヤマゥサォン!!」

「もう御免だ!」

家守は橋の先端から、置田村・神奈備の黄田組の方へ、ジャンプする。

上山もジャンプする。


家守は何とか崖に捕まる。


ース・・・


いきなり家守の目に掌が入り込んできた。

「手を貸しましょうか?」

「え?」

すかさず手を借り、崖を上がり前に進むと、そこは置田村。

そして一人の少女と少年の姿があった。

「ゥェヤムゥ…」

背後に殺気を感じた家守。


「伏せて。」


ードゴ!


少女の一言に伏せる家守、少年が飛び蹴りで上山を谷へ落す。

「これが噂の…見るのは僕も初めてだ。」

少年が感慨深そうに言う。

「ふぅ・・・」

家守が振り返り、谷を覗くと上山が崖に何とか掴まる姿があった。

「ウェヤマゥサォン!!」

「ケダモノめ、これで終わりだ!」

家守が掴まる手をふみしだく。


ーヒュゥゥゥ・・・


「ウェヤマゥサォォォォォン・・・」


「お疲れ様。無事の帰還を改めてお迎えにあがりました。」

「君らは?救助隊か?」

家守も助かった安堵から心からボヤく。

「ええ、そう取ってもらって構いません。この辺りも危険です。馬車を隠してあります。そちらで帰路、色々と伺いたいこともありますので。」

「ああ、構わないが。迎えにしては…遅すぎるよ…」

家守と少女が馬車に乗り込むと、少年が馬車を引く。

「では、まず貴方の名前ですが?」

「関。関家守だ。」

「わかりました。家守さん、私は彼方の保護を担当する千毬。伊集院千毬と申します。」

「ああ。良い名前だ。琴という名前には負けるがね。」

「琴?」

「…いえ、何でもありません。」

家守が窓の景色を見ながら、呆然と答える。

「・・・次に、彼方の居た場所と、見た事についてですが・・・」

馬車が朝日に照らされて、本置田の方向へと走っていく。




惟神収容所、大峡谷下を流れる川。釣り場付近。


ーバシャ・・・


「ウェヤマゥサォン!!」


上山が洞窟前に立つ桃の元に歩いて戻っていく姿があった。

惟神収容所の悪夢 ~ケダモノたちよ・外伝シリーズ~

エピソード3・惟神収容所からの脱出

       ー完ー


惟神収容所の悪夢 ~ケダモノたちよ・外伝シリーズ~

これを以って完結となります。読了、ありがとうございました。

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