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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 人造人間の誕生日又は恋人の居ない星のクリスマス  作者: 橋本 直
第二十一章 超兵器の実験

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第85話 仕組まれた休日

「ああ、凶日の件か。アメリアから頼まれてたんだ……端末見ろや。ちゃんと予定は決めてるぞ」 


 ランの言葉にカウラは端末の勤務予定表を開く。誠もあわててそれに倣った。


 12月19日、つまり明日から1月4日までが非番になっている。


「これ……どうしてですか?『武悪』と『方天画戟』。二機も超兵器が導入される時期だって言うのに」 


 さすがに誠もランに声をかけたくなっていた。


「あんなもんおいそれと現場に出せってか?それこそ国際問題になるぞ。どうせうちのハンガーで雪隠漬けにする予定だ。あんなもん簡単に使えるかってーの!それにアメリアの奴がねえ……色々理屈だの駄々だのこねやがって。それとアタシもハンガーのブツの慣らしがすんだら休みとりたいしな……ついでだついで。あんな化け物、置き物以上の価値なんかねー!実戦投入に司法局本局の許可が一々必要な機体なんか要るかってんだ!アタシは05式は降りねえからな!アタシの愛機は『(こう)()』弱×54だ。他は認めねえ」 


 ランの笑顔がどこかはかなげに見えた。さすがのかなめも毒舌を吐く気も起きないほど弱りきっているランの笑顔がそこにあった。


「副隊長が休むなら我々の出番も無いと言うことになる。たまには羽根を伸ばすと良いんじゃないのか?」 


 カウラの言葉にランは安心したような笑みを浮かべて頷いた。



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