16話 風を裂く刺客と信頼の絆
風の民の村で次の計画を練っていた智明たち。しかし、村の周囲に不穏な気配が漂い始める。エイラは敏感にその異変を察知する。
エイラ
「……来る。‘主’の刺客だ。」
智明
「刺客!? こんなところまで追ってきたのかよ……!」
村人たちは避難を始め、智明たちは迎撃の準備をする。
突如として空気を切り裂くような鋭い音と共に、黒い装束をまとった一人の刺客が現れる。彼は風を自在に操り、凄まじい速さで智明たちに迫る。
刺客
「貴様らが‘主’に逆らう者たちか。ここで終わりにしてやる。」
ルミナ
「またしても‘主’の手先……!今回はそう簡単にはいかないわよ!」
智明は一歩前に出る。
智明
「どうせまた俺がやるしかないんだろ?……しゃっくりで相手になってやるよ!」
刺客は智明のしゃっくり魔法を軽々とかわし、反撃に回る。その風刃は鋭く、智明たちを追い詰めていく。
刺客
「その程度の力で‘主’に立ち向かうだと?笑わせるな!」
智明はなんとか攻撃を防ぎながら反撃のタイミングを伺う。
智明
「くそっ、こいつ早すぎて当たらない……!エイラ、何か策はないのか!?」
エイラは冷静に刺客の動きを観察していた。
エイラ
「彼の動きには規則性がある。あの風の流れに逆らうように攻撃すれば隙が生まれるはず!」
智明はエイラの指示に従い、風の流れをしゃっくり魔法で乱す作戦に出る。
刺客の攻撃に翻弄されながらも、智明たちの連携が次第に噛み合い始める。ルミナは火の魔法で刺客の動きを制限し、エイラは風の流れを逆転させる魔法を放つ。
エイラ
「智明、今だ!全力で奴を仕留めろ!」
智明
「任せろ!しゃっくりパワー全開だ!」
智明のしゃっくり魔法が刺客の風を突き破り、彼を吹き飛ばす。その一撃により刺客は膝をつき、戦意を失う。
刺客
「……バカな、こんな奴らに……」
捕らえた刺客を問い詰めると、彼は‘主’に従うことを強いられた風の民の一人だったことが判明する。
刺客
「‘主’は絶対的な存在だ。逆らうことなど許されない……」
エイラは悲しげな目で刺客を見つめる。
エイラ
「あなたも‘主’に操られていたのね。私たちはそんな世界を変えたいと思っているの。」
刺客は少しの間黙り込んだ後、智明たちに重要な情報を提供する。
刺客
「……‘主’の拠点は東の廃都にある。だが、そこにたどり着く前に、さらなる試練が待っているだろう。」
エピローグ
刺客を解放した智明たちは、次の目的地である東の廃都を目指して旅を続ける決意をする。
智明
「‘主’の拠点が見えてきたってことか。これからが本番だな。」
ルミナ
「でも、今回は協力者も増えたし、少しずつ希望が見えてきたわ。」
エイラ
「私たちの力を合わせれば、どんな困難だって乗り越えられる。必ず‘主’を打ち倒してみせる。」
風の民の村を後にし、新たな冒険が始まる。だが、智明たちを待ち受けるのはさらなる強敵と謎だった――。




