13話 忘れられた大地と奇妙な住人
智明たちは魔法学校を後にし、“忘れられた大地”を目指して北へ進んでいた。道中の険しい山道を越え、荒れ果てた大地にたどり着く。そこは霧に包まれ、まるで時間が止まったかのような不気味な場所だった。
智明
「ここが“忘れられた大地”……なんか、名前以上に不吉な感じがするな。」
ルミナ
「空気が重いわ。まるでこの場所全体が魔法に縛られてるみたい……。」
カルロス
「何かの封印が施されているのかもしれない。セリアの話では、ここに‘主’の手がかりがあるはずだ。」
霧の中を進んでいると、どこからか甲高い笑い声が聞こえてくる。声の主は、丸い体に長い耳を持つ奇妙な生き物だった。
謎の生き物
「よく来たな、旅人たち!ここは我ら“霧の民”が支配する土地だぞ!」
智明
「うわっ!なんだこいつ!?」
ルミナ
「霧の民?初めて聞いたわね。」
生き物は智明たちをじっと観察し、不敵な笑みを浮かべる。
謎の生き物
「お前たち、なんだか面白そうだな!でも、この土地を通りたいなら、我々の試練を乗り越えてもらうぞ!」
智明
「また試練かよ……俺たち試練だらけだな。」
霧の民が用意した試練は、「迷宮の霧」を突破することだった。その迷宮は、魔法で形が変化し続け、進むたびに出口が遠ざかるような仕掛けになっていた。
ルミナ
「この霧、ただの障害物じゃないわ。心を乱される……」
カルロス
「迷宮の中心に魔力の源があるはずだ。それを見つけて調律の魔法で中和すれば、霧が晴れるかもしれない。」
智明はしゃっくりを使いながら迷宮を進むが、奇妙な幻影に惑わされる。
幻影(智明の声)
「お前なんか何もできやしない。しゃっくりで世界を救う?笑わせるな。」
智明
「うるせえ!俺だってやれるんだよ!」
幻影を振り払った智明は迷宮の中心にたどり着き、しゃっくり魔法で霧を吹き飛ばす。
智明
「ヒック!……これでどうだ!」
霧が晴れ、迷宮の出口が現れる。
試練をクリアした智明たちに、霧の民の長老が現れる。
長老
「見事だ、旅人たち。この土地を支配しているのは我々ではない。この霧を作り出したのは、‘主’の魔力の残滓だ。」
カルロス
「‘主’の魔力……ここも‘主’が影響を与えているのか。」
長老はさらに語る。
長老
「しかし、‘主’の影響を消し去ることはできるかもしれない。この地に隠された“封印の鍵”を見つけ出せばな。」
長老の助言を得た智明たちは、迷宮の奥深くにある“封印の鍵”を探しに向かうことを決意する。
智明
「次は封印の鍵探し……しゃっくりでなんとかなるといいんだけど。」
ルミナ
「不安はあるけど、進むしかないわね。ここを抜ければ、‘主’に近づけるはずよ。」
カルロス
「行こう。僕たちの力でこの霧を完全に消し去ろう。」
新たな目的地に向かう智明たち。だが、彼らの背後には、不気味な影がじっと彼らを見つめていた――。




