表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/18

12話 セリアの過去と“主”の真実

学校の一室で、智明たちはセリアに詳しい話を聞いていた。オーブの秘密、そして“主”の存在について彼女が知る限りの真実を語り始める。


セリア

「実は、私もかつて“主”に仕える者の一人でした。」


その言葉に全員が驚く。


ルミナ

「な、なんですって!?」


智明

「おいおい、それ重要なことじゃん!なんで今まで黙ってたんだよ!」


セリアは悲しげな表情で話を続ける。


セリア

「“主”はもともと、この世界を創り上げた存在の一部でした。しかし、自らの創造物である魔法使いたちが力を乱用するのを見て、絶望したのです。そして、“真の秩序”を取り戻すために世界を壊そうとしている……。」


カルロス

「つまり、“主”は破壊の神のような存在というわけか。」


セリアは頷き、さらに続ける。


セリア

「私はその計画に疑問を抱き、“主”のもとを去りました。そして、このオーブを守り続けてきたのです。」



セリアはオーブに隠された“主”の居場所の手がかりを示す地図を見せる。それは、遥か北方にある“忘れられた大地”と呼ばれる場所だった。


智明

「なんか、名前からして嫌な予感しかしない場所だな……」


ルミナ

「でも、それが真実を知るための唯一の道なら、行くしかないわ。」


カルロス

「ここから北方の大地へ行くには、長い旅になる。準備を整えよう。」



その夜、魔法学校の周辺に黒い霧が立ち込める。不審に思った智明が外を覗くと、霧の中から一人の少年が現れた。


少年

「やあ、君たちが噂のオーブの守護者だね。」


少年は微笑みを浮かべながらも、どこか冷たい雰囲気をまとっている。


智明

「誰だお前……子どもがこんなところに何しに来たんだよ?」


少年はゆっくりと杖を取り出すと、周囲の霧が一気に動き始める。


少年

「僕の名前はアルバ。‘主’の意志を受けて、君たちを試すために来たんだ。」



アルバは霧を操り、幻影や分身を作り出して智明たちを翻弄する。


智明

「うわっ!どれが本物だ!?」


カルロス

「落ち着け。霧そのものが魔力でできている。調律の魔法で乱せば効果が薄れるはずだ。」


智明はしゃっくり魔法を使い、霧の流れを操ろうとする。


智明

「ヒック!……ええい、これでも食らえ!」


しゃっくりの力で霧が弾け、アルバの分身が消え去る。


アルバ

「へえ、しゃっくり魔法なんて珍しい。でも、それだけじゃ僕には勝てないよ。」


アルバが新たな魔法を発動しようとした瞬間、ルミナが炎の魔法でその動きを封じる。


ルミナ

「いくら子どもでも、手加減する余裕はないわ!」


最後はカルロスが鋭い一撃でアルバの杖を弾き飛ばし、戦闘は終わる。



敗れたアルバは膝をつきながらも不敵な笑みを浮かべる。


アルバ

「やっぱり強いね。‘主’も君たちを警戒してる理由がよくわかった。でも、この戦いはまだ序章に過ぎないよ。」


智明

「序章って……これ以上何を仕掛けてくるつもりだ?」


アルバは答えず、霧と共に姿を消す。


セリア

「‘主’は全力であなたたちを止めにかかるでしょう。これからは、どんな敵が来ても不思議ではありません。」



エピローグ

翌朝、智明たちは北方の“忘れられた大地”に向けて旅立つ準備を整える。


智明

「これから何が起こるかわからないけど……しゃっくりだって役に立つんだ。俺だってやってやる!」


ルミナ

「私たちもいるわ。一緒に切り抜けましょう。」


カルロス

「そうだね。誰一人欠けることなく、最後まで戦おう。」


新たな決意を胸に、智明たちの旅は次なる章へと進む――。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ