冬の夜の散歩
深夜の散歩
家族が寝静まった夜
こそこそ家を抜けだして
てくてく てくてく
街灯の明かりを頼りにのんびり歩く
途中のコンビニで買った
ロイヤルミティー
水辺のベンチで手を温めながら飲む
水面に映る街灯の
細長い光が揺れて
冷たい風に頬を撫でられる
チャポン
水の中にもお仲間がいるようで
姿は見せずに水面を揺らした
月は見えない
星が少しだけ
チラホラと輝く
名前を知らない星たちを
天を仰いで ぼや~っと眺める
あの星やあの星で同じように
こっちを眺めているヒトがいるかも…
温か~い飲み物は飲み干した
体が冷えてきた
頭も冷えてきた
そろそろ帰ろう
心が冷える前に
温かいお布団で
宇宙の人と仲良く話す
そんな夢を見るのも良いかもしれない