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真昼の幽霊  作者: thaw
1/4

prologue & epilogue

始まりと終わりに。

「さて。一応、私側から数えても、49日が経ちました。義理は立てたし見るよ?」

 家の中で独り言。これは、ここ数ケ月でできた私の癖。

「…それにしても、sasatoru7って。じゃぁ、あの『何でか分かんない』も嘘ってことになるんですかね」

 散らかされていた嘘をまたひとつ発見。もぅ…どんだけって呆れるほど多い。

「じゃぁ、さ。何がほんとなの?」

 あなたの視界を、知りたい。


---------------cut off--------------------


7(nana)@sasatoru7   Sinse:2010.7.7


profile:

 本の虫。文字に埋もれて生きたかったただの社畜です。

(物語の)創り手っていいな。私には絵や文の才能が…(/ω\)**


50フォロー中 3フォロワー


++

《参照》

この出版社の「絶景シリーズ」はマジでめちゃくちゃ美麗。

見てて息止まる。てか、妄想捗る?

※これで、どのページを観たか分かる人は、私の心の朋友(とも)

 ↓↓↓

++

→夜。星が(ちりば)められている。空には月も()り出して、遥々遣ってきた(ひかり)が、君を仄かに染めた。

 空気が動く。震える息。口の()をそぅっと持ち上げる。

 巌から沁み来る水は、深さを惑わせる透明さ。そこへ森の木々が異様な姿を落とす。濃闇(こいやみ)水面(みなも)を解かして、(あらわ)になった中は、周りの晄を(こご)らせたような天然のレースが、白く豪奢に彩っていた。

 夏の虫の聲の中。月白(つきしろ)の届く水面は反して、この神様サイズのスノーボールを、星々で(くる)む。

++

→晄が世界を黄金に染めた。

それはやがて橙――そして真紅へと変じていく。鮮烈さは夜を(こば)み続け、(たお)やかな雲が、水際(みぎわ)容赦(ようしゃ)なく染め抜かれながらも、堤防さながら東西を(わか)つ。

 決壊させ、薄蒼に(にじ)んで()みる(あか)。おぼろげな虹がひとすじ、仲裁(なかだ)ちするよに(また)ぐ下から。

 やがて晄は夜に解け、君を魅せる紅を尚強く、強く()き尽くしながら、西の彼方へ追い遣られた。

 そんな、狂おしいく激しい、(そら)協奏(きょうそう)

++

        :

        :

++

→とか、とかとか、ね? 200文字までOKって、(しば)り具合が絶妙。

 このリアルタイムでカウント制限かけられながら描く程よいスリル感が癖になるから、誰が読むでもなくたって、私はここに(つづ)ってしまうのかもしれない。

++


---------------cut off --------------------


 私は思わず笑ってしまった。あの幽霊が、一人称を「私」で書いているから混乱するのかな?…オモテで《あのフィールドの背景グラフィックがきれいすぎて…》ってのとか、ウラの、《好きな文豪イメージの紅茶を速攻ポチりました。》とかも、拡げて知りたくなってしまう。一緒に暮らす内、私の明かした以上の情報量に、呑まれて惹き(●●)摺り込まれそうだ。


 吐息と同時に、ぼろっと(こぼ)れた雫が頬を滑った。


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