prologue & epilogue
始まりと終わりに。
「さて。一応、私側から数えても、49日が経ちました。義理は立てたし見るよ?」
家の中で独り言。これは、ここ数ケ月でできた私の癖。
「…それにしても、sasatoru7って。じゃぁ、あの『何でか分かんない』も嘘ってことになるんですかね」
散らかされていた嘘をまたひとつ発見。もぅ…どんだけって呆れるほど多い。
「じゃぁ、さ。何がほんとなの?」
あなたの視界を、知りたい。
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7(nana)@sasatoru7 Sinse:2010.7.7
profile:
本の虫。文字に埋もれて生きたかったただの社畜です。
(物語の)創り手っていいな。私には絵や文の才能が…(/ω\)**
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《参照》
この出版社の「絶景シリーズ」はマジでめちゃくちゃ美麗。
見てて息止まる。てか、妄想捗る?
※これで、どのページを観たか分かる人は、私の心の朋友。
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→夜。星が鏤められている。空には月も迫り出して、遥々遣ってきた晄が、君を仄かに染めた。
空気が動く。震える息。口の端をそぅっと持ち上げる。
巌から沁み来る水は、深さを惑わせる透明さ。そこへ森の木々が異様な姿を落とす。濃闇は水面を解かして、露になった中は、周りの晄を凝らせたような天然のレースが、白く豪奢に彩っていた。
夏の虫の聲の中。月白の届く水面は反して、この神様サイズのスノーボールを、星々で包む。
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→晄が世界を黄金に染めた。
それはやがて橙――そして真紅へと変じていく。鮮烈さは夜を拒み続け、嫋やかな雲が、水際を容赦なく染め抜かれながらも、堤防さながら東西を分つ。
決壊させ、薄蒼に滲んで沁みる赫。おぼろげな虹がひとすじ、仲裁ちするよに跨ぐ下から。
やがて晄は夜に解け、君を魅せる紅を尚強く、強く灼き尽くしながら、西の彼方へ追い遣られた。
そんな、狂おしいく激しい、宙の協奏。
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→とか、とかとか、ね? 200文字までOKって、縛り具合が絶妙。
このリアルタイムでカウント制限かけられながら描く程よいスリル感が癖になるから、誰が読むでもなくたって、私はここに綴ってしまうのかもしれない。
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私は思わず笑ってしまった。あの幽霊が、一人称を「私」で書いているから混乱するのかな?…オモテで《あのフィールドの背景グラフィックがきれいすぎて…》ってのとか、ウラの、《好きな文豪イメージの紅茶を速攻ポチりました。》とかも、拡げて知りたくなってしまう。一緒に暮らす内、私の明かした以上の情報量に、呑まれて惹き摺り込まれそうだ。
吐息と同時に、ぼろっと零れた雫が頬を滑った。