詩 ワタシ、味方だヨ
――何でも願いを叶えてくれる神様がいるの
「ここだけの秘密だよ」
ノゾミを囁いた
そしたら 何でも叶えてもらえた
だから甘えた
いつも いつでも
魂の色が怠惰に染まっていく
心の色が淀んでいく
「もう、忘れたの?」
「また、やり方を教えてあげる」
鳥を地に落とすのは簡単
白布を色で汚すのはもっと簡単
「×」駄目「×」ね
そん「×」なに大「×」切「×」な物なら
ど「×」うしてしまって「×」おかなかった「×」の?
「ね? 神様はいたでしょう?」
「だからもっと、お願い事しよっか」
ーー耳障りな声と混入したノイズ
ーーなのに、とろけるような甘いフレーズ
ーーでもだからこそそれは、気づけるヒントだった
「ストーリー」
気に食わない奴がいた。
けれど、真っ向から歯向かっていっても、涼しい顔ばかり。
だから、手を変える事にしたの。
味方なら、敵の様には警戒しないもんね?