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29.うちの会長の胡散臭さは軽いせいかもしれない

ちょっと何言ってるか理解できなかった。


「なんて?」


「だからお前の奴隷にしてくれ」


「なんで!?」


もう1回聞いても理解できなかった。


「お前の奴隷になれば伸びがよくなるんだろう?」


それはさっき聞いた。


「確証はないって言っただろう。ていうか奴隷になるとか抵抗ないのか」


「あるに決まってるだろう。人権なんてないに等しいんだ誰が好き好んで奴隷になんてなるか」


「お前がさっき言ったんじゃん!?」


「お前の奴隷ならなってもいいと思ったからだ」


アイエエエエエナンデエエエエエエエ??

奴隷が嫌なのに俺の奴隷ならいいってなんなの。奴隷は奴隷じゃん。


理解できずに首を捻っていると呆れたようにため息をついてナタリアは説明してくれた。


「わからんのか存外阿呆かお前は。お前はあの2人を奴隷として扱ってないだろう。同じパーティの仲間として接しているのをこの1週間でちゃんと見てきた」


「お、おう」


「だからお前の奴隷は奴隷であって奴隷でない。肩に模様がつくくらいしか変化がないと思った」


いや確かにあいつらは仲間だと思ってるけど今後もそうとは限らないとは考えないのだろか。

奴隷は主人には逆らえないようになってるから俺の気分次第で扱いは変わるというのも理解しているだろうに。


「いらん心配してる顔だな。大方お前が扱いを変える可能性を考えていないのかといったところか」


エスパーかよ。


「無論考えてないわけじゃないさ。けどな、私も人を選ぶというか人を見る目はそれなりにあるつもりだ」


「それだけで?」


「なによりあの2人を見てるとな、お前がそんなことする奴だとは思えない」


お、おう…

正面から言われると照れくさいというかくすぐったいというか。


「なにより今より強くなれるんだろう!?」


「それが本命か!」


「いやお前を信頼しているのは嘘じゃないが今私がウェルズのところで教育係をしているのは冒険者として伸び悩んだ結果でもあってな。どうも壁にあたってしまったらしくてそれを超えるきっかけを探していたってのもある」


成長の壁か。どんな分野でもやっぱあるんだな。それに冒険者なんて命のやりとりをするような職業だとなかなか超えるのは難しいのかもしれない。


「だからお前の奴隷になって現状を変えられればと思ってだなあ」


「あーーー、わかった。わかったよ。けどウェルズに確認とってからだぞ。お前一応あいつに雇われてるんだろ」


「む、それもそうか。奴隷になるならこの仕事もやめきゃないだろうしな」


よし、このままウェルズに奴隷になるのを止められればこいつも諦めるだろ。


「よしそうと決まったらウェルズのとこに行くぞ」


「あ、おい、1人で行くな。お前ら、訓練はもういいからついてこい!」


こちらの話に聞き耳を立ててたのは気づいていたのでこのまま訓練もできないだろうからマオとタマキにもついてきてもらうことにした。



****



「いいデスよ」


ウェルズの書斎に行ってさっきのことを相談したら2つ返事で許可が下りた。


「だそうだ!ではキョウスケ早速頼む!」


「頼む!じゃねぇ!ウェルズ!なんでそんな簡単に許可出すんだ」


「もろもろ理由はありマスがアナタのスキル効果の確認のためというのが1つ。主人がアナタだということは別に今すぐここからいなくなるわけではナイので助力は得られるというのが1つデス。他にもありますが聞きマスか?」


「いや、いい…」


これは俺がどうこう言って覆るものでもなさそうだった。


「それにしてもキョウスケサマはおもしろい能力をお持ちデスね。これならもうちょっと契約奴隷を増やしてサンプルを増やしたいのデスがいかかデス?」


「勘弁してくれ!今で割といっぱいいっぱいだ!」


主に精神的にだが。


「おい、キョウスケ。話は済んだのだからさっさと契約してくれ」


こっちはこっちでそわそわして急かしてくるし。


「わぁった!わかったよ!契約するからそこでじっとしてろ!」


隷属化スキルを発動するために意識を集中する。

対象としてナタリアを選択して実行。


「んっ…」


スキルが発動した手応えと同時にナタリアが変な声を出したせいで少し集中が乱れた。

発動しているから問題ないと思うが。考えないように努める前にスキルは問題なく効果を発揮したようだ。


「終わったぞ」


「これが奴隷になるという感覚なのか。正直あまりわからん」


「俺の隷属化は他の奴隷契約とちょっと違うらしいぞ。マオと契約したときにそんなこと言ってたし」


「そうなのか?まぁ左肩に紋章もでてるし問題ないだろう。改めてこれからよろしくな」


いい笑顔で手を差し出してきた。どこの世界に主人に対してにこやかに握手を求める奴隷がいるというのか。

俺の中でまだ整理がついていないがしてしまったものは仕方ないし途中で放り投げるわけもいかない。

俺は差し出された手を取ってナタリアを奴隷として迎え入れた。

投稿が遅くなってしまって申し訳ないです!

書きたいことがありすぎてプロット通りに行かない不思議!


拙い文章ですが見てくれている人がいるのが励みになっております。

これからもよろしくお願いします!

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