表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北の陣 最終幕  作者: m
37/45

グランドマスター

第1支部の本拠地に鷹の十二騎士団全部隊を指揮しているグランドマスターが居ると言う情報を受けた北月師団の精鋭達はすでにその本拠地を隠密に取り囲んでいた。


そして北月師団の精鋭達は王族兵から軍服を奪い王族兵に化け暗殺の機を伺っていたのだった。


そこにガブリエの死の報せが舞い込み第1支部本拠地の堅固な警備が緩んだ。


キューイら北月師団の暗殺隊はそのすきを逃さずあらかじめ本拠地の四方に仕掛けてあった爆薬を爆発させた。


そしてその爆発の混乱に乗じて北月師団の暗殺隊の兵士数名が第1支部の本拠地への侵入に成功したのだった。


その侵入に成功した暗殺隊の兵士達の中には北月師団の師団長であるキューイも入っていた。




ーーーーーー




第1支部本拠地の3階でその男は寝ていた…


すると外がやたらと騒がしい事に気づきその男は目が覚めた…


その男は何事かと思いソファから起き上がり室内の窓の外を覗いた…


すると第1支部本拠地の塀の外側周辺が火事になっており、大勢の兵士が大声をあげ何やら騒いでいる光景をその男は見た…


そんな光景を目の当たりにしたにもかかわらずその男は慌てる事もなく室内のカーテンを閉めたのだった…


そのカーテンを閉めた男の手の甲には薔薇バラの入れ墨がしてあった…


この入れ墨は花好きの彼女の誕生日に花を用意して来なかった罰として彼女の父である彫師に入れられたものであった………




ーーーーーー




下の騒ぎを目にしたにもかかわらずその男はその後何事も無かったかのようにアイスコーヒーを作り、ゆっくりとそれを飲み干した。


そして金色に輝く長髪の寝ぐせをゆっくりと直し、そろそろ下の階の騒ぎにでも向かおうかと男が剣を手にした時だった。


「トントン」


突然誰かが男の居る室内のドアをノックしたのだった。


剣を手にした長髪のその男は何を思ったのか突然鞘から剣を抜き誰かがノックするそのドアに向かって思いっきり剣を突き刺したのだった。














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ