委任状
「なに?!バルがガブリエと共に爆死しただと?!それは本当か?!」
「はっ!南軍の幹部からの報告なので間違いないかと思われます」
「………そうか、分かった、もう下がってよいぞ」
「はっ!失礼します!」
ブル最高司令官の元にバルの死を伝えに来た兵士は敬礼しその場から去って行った。
「…………………」
1人になったブルは何かを考え、長い沈黙の後ブルは1人ごとを呟いたのであった。
「………バルめ、南軍の指揮を放ったらかして自分自身で飛車を取りに行ったか………」
ーーーーーー
「なんだと?!あのバル最高司令官が?!」
「はい……… 」
「………そうか………各師団長宛に届いたあの委任状はそうゆう事だったのか………」
「えぇ………そうみたいです………」
南赤星師団の師団長サウスの元にバルの死は直ぐに伝わった。
「あの………サウス師団長………」
「なんだ?」
「………あの委任状とは別に添えてあった手紙の事なんですが………今向かっている………あの方が居ると思われる場所………本当にあの方が鷹の十二騎士団のトップなんでしょうか?」
「あぁ、その事か………バル最高司令官が言ってるんだ間違いないだろう、まさか奴が鷹の十二騎士団のトップだったとはな………」