北討伐軍の掌握
ブル最高司令官は急遽アントレイヤに呼ばれある場所にて密会をしていた。
「ブル最高司令官、北軍がショジールの町を襲ったようだが、これは一体どうゆうつもりなんだ?」
アントレイヤは怪訝そうな顔をしながらそう聞いた。
「そうか………実はウチの大事な兵士を1人王族兵にさらわれてしまってな、今回の件はその王族兵達を追っての事だと思う、この大事な時にすまなかったな」
ブル最高司令官はそう言いアントレイヤに頭を下げた。
「今、北軍に勝手な事をされると俺が困るのは分かるよな?って、えっ?今なんて言った?王族兵だって?」
アントレイヤは王族兵とゆう言葉に驚きながらそう聞いた。
「あぁ、アントレイヤ君、我々の知らない所で王族兵がすでに動いているようなのだよ」
ブル最高司令官はアントレイヤを見ながらそう答えた。
「そんなバカな?!もう我々が裏切ったのが王族にバレたのか?!」
アントレイヤは冷や汗をたらしそう言った。
「いや、そうじゃないみたいだ、王族兵が北討伐軍を影で助ける為に動いてるようなのだ……… そしてその王族兵達がウチが占拠している2ヶ所の町を奇襲した後ウチの大事な兵士を1人さらっていったと言う訳だ」
ブル最高司令官はそう言い懐から葉巻を取り出した。
「な、なるほど………そうゆう事だったのか………」
アントレイヤは頷きながらそう言った。
「この大事な時に下手を打ってしまってすまなかったな……… ところでアントレイヤ君、話しは変わるが………北討伐軍はどこまで掌握出来たのかね?」
ブル最高司令官はそう聞くと葉巻に火をつけた。
「各師団の幹部達に王族の計画を教えてやったよ………それでも賛同を得られない者は幽閉した………すでに北討伐軍はほぼ掌握済みだ、残るは都の師団だけになっている」
アントレイヤはブル最高司令官の目を見ながらそう答えた。
「ガッハッハッハ、それならいよいよクライマックスという訳か……… この戦いにより何も知らなかった国民にも王族の悪行が知れ渡る事だろう、ガッハッハッハ」
ブル最高司令官はそう言い葉巻をふかしたのだった。