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平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第38回「かわいさを排除します」

作者: 刹那メシ
掲載日:2026/11/03

挿絵(By みてみん)


<えー、これは番組のXを見ないと分からないんですけど、今回、アミカナは珍しくスカートを履いてまして>

「はい。あのー……スタイリストのチャーさんに、その……結婚を考えてるならこっちの方がいいと、意味不明なことを言われまして……」

<そうね。その方がお腹目立たないものね>

「は? 何言ってんの?!」

<お腹にトカゲがいるんでしょ?>

「トカゲもいねえわ! できちゃったみたいな言い方やめて! アンドロイドだから!」

<じゃあいいじゃん>

「よくない! 私がアンドロイドだってこと忘れてる人もいるから! だから、そういう誤解を招く発言はやめて!」

<ごめんごめん、そんなに怒らなくても>

「……そっちこそ気を付けなよ……生身なんだから……」

<あ、はい……>

「え……何か、もっと自信を持って、『大丈夫!』とか言えないの?」

<……プライベートではね、アミカナもスカート履くんですけど>

「……無視かよ……」

<ちょっとお便りが来てまして、『アミカナさんは、いつもミカさんよりクールな格好をしている感じですが、この間の放送で、結婚話で動揺しまくっているアミカナさんを聞いて、物凄くかわいいと思いました。もっと、地を出したかわいい格好をしてもいいのでは?』……ということで>

「……ああ……ありがとうございます……でいいのかな?」

<まあ、動揺するのはいつものことなんですけど……>

「ちょっと?」

<で、スタイリストのチャーさんにもこのお便りを読んでもらいまして、今回、ちょっと違う感じにしてもらいました>

「はい。チャーさん、ありがとう……でいいのかな?」

<そもそも、全然クールじゃないしね。騒いでばっかり>

「ミカがいっつも掻き乱すからでしょ!」

<で、つきましては、番組のXに皆様からの感想をお願いします>

「え? 私の服装の感想?」

<そう。『二人の見分けがつきません』という感想が多ければ、アミカナの服からはかわいさを排除します>

「いやいや! 服装以外で見分けつかないの? もうそろそろ分かるでしょ!」

<そうだね。慌てた顔している方がアミカナだもんね>

「……あー、もう突っ込み疲れた……。あ! そうだ! 一度さ、全く同じ服装してさ、ブースのどっちに座るかもじゃんけんで決めるの! で、どっちがどっちか、リスナーに当ててもらうってのはどう?」

<面白い、それ? 大体、私が進行役だから、分かっちゃうんじゃない?>

「じゃあ、進行役は別の人にお願いして……。カナさんとかどう?」

<アミカナ3(スリー)に? 何で?>

「カナさんならクールさが崩れないから、彼女の表情から、どっちと話してるか、とか分からないでしょ?」

<ああ、まあ……。でも、お仕事忙しいと思うけど……>

「大丈夫! 面白いことには全力を注ぐ人だから!」

<そうだけど……>

「難しかったら、ファイブにも来てもらう! で、カナさんの隣に座らせる! この条件なら絶対来てくれるって!」

<いや、アミカナ5(ファイブ)だって忙しいでしょう? この間集まれたのは、映画の企画だったから……>

「分かった!!」

<うっるさい……何?>

「4人同じ格好して、誰が誰か当てるゲーム!」

<……ファイブ、丸刈りになってるじゃん……>

「あ……ったく! まあ、ウィッグで何とかなるでしょ! ね! やってみよ!」

<……えー、アミカナのスカートから、えらいところに話が来ていますが、ここで曲に参りましょう。アミカナ5で『Das andere Ich』>


挿絵(By みてみん)

AMラジオ『Amikana & Mika』をご視聴頂きまして、誠にありがとうございます。えー、不定期ですから、間違ってはいないのですが、今日も一回分作ってしまいました(笑)。なお、不定期宣言についてはこれからも継続したいと思います。それから、この作品が、長編・短編合わせての通算100作品目でした。一年弱での作品数に、自分でもびっくりしております。最後に、前回のラジオにリアクション頂いた方、誠にありがとうございました。引き続き、宜しくお願い申し上げます。

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