平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第38回「かわいさを排除します」
<えー、これは番組のXを見ないと分からないんですけど、今回、アミカナは珍しくスカートを履いてまして>
「はい。あのー……スタイリストのチャーさんに、その……結婚を考えてるならこっちの方がいいと、意味不明なことを言われまして……」
<そうね。その方がお腹目立たないものね>
「は? 何言ってんの?!」
<お腹にトカゲがいるんでしょ?>
「トカゲもいねえわ! できちゃったみたいな言い方やめて! アンドロイドだから!」
<じゃあいいじゃん>
「よくない! 私がアンドロイドだってこと忘れてる人もいるから! だから、そういう誤解を招く発言はやめて!」
<ごめんごめん、そんなに怒らなくても>
「……そっちこそ気を付けなよ……生身なんだから……」
<あ、はい……>
「え……何か、もっと自信を持って、『大丈夫!』とか言えないの?」
<……プライベートではね、アミカナもスカート履くんですけど>
「……無視かよ……」
<ちょっとお便りが来てまして、『アミカナさんは、いつもミカさんよりクールな格好をしている感じですが、この間の放送で、結婚話で動揺しまくっているアミカナさんを聞いて、物凄くかわいいと思いました。もっと、地を出したかわいい格好をしてもいいのでは?』……ということで>
「……ああ……ありがとうございます……でいいのかな?」
<まあ、動揺するのはいつものことなんですけど……>
「ちょっと?」
<で、スタイリストのチャーさんにもこのお便りを読んでもらいまして、今回、ちょっと違う感じにしてもらいました>
「はい。チャーさん、ありがとう……でいいのかな?」
<そもそも、全然クールじゃないしね。騒いでばっかり>
「ミカがいっつも掻き乱すからでしょ!」
<で、つきましては、番組のXに皆様からの感想をお願いします>
「え? 私の服装の感想?」
<そう。『二人の見分けがつきません』という感想が多ければ、アミカナの服からはかわいさを排除します>
「いやいや! 服装以外で見分けつかないの? もうそろそろ分かるでしょ!」
<そうだね。慌てた顔している方がアミカナだもんね>
「……あー、もう突っ込み疲れた……。あ! そうだ! 一度さ、全く同じ服装してさ、ブースのどっちに座るかもじゃんけんで決めるの! で、どっちがどっちか、リスナーに当ててもらうってのはどう?」
<面白い、それ? 大体、私が進行役だから、分かっちゃうんじゃない?>
「じゃあ、進行役は別の人にお願いして……。カナさんとかどう?」
<アミカナ3に? 何で?>
「カナさんならクールさが崩れないから、彼女の表情から、どっちと話してるか、とか分からないでしょ?」
<ああ、まあ……。でも、お仕事忙しいと思うけど……>
「大丈夫! 面白いことには全力を注ぐ人だから!」
<そうだけど……>
「難しかったら、ファイブにも来てもらう! で、カナさんの隣に座らせる! この条件なら絶対来てくれるって!」
<いや、アミカナ5だって忙しいでしょう? この間集まれたのは、映画の企画だったから……>
「分かった!!」
<うっるさい……何?>
「4人同じ格好して、誰が誰か当てるゲーム!」
<……ファイブ、丸刈りになってるじゃん……>
「あ……ったく! まあ、ウィッグで何とかなるでしょ! ね! やってみよ!」
<……えー、アミカナのスカートから、えらいところに話が来ていますが、ここで曲に参りましょう。アミカナ5で『Das andere Ich』>
AMラジオ『Amikana & Mika』をご視聴頂きまして、誠にありがとうございます。えー、不定期ですから、間違ってはいないのですが、今日も一回分作ってしまいました(笑)。なお、不定期宣言についてはこれからも継続したいと思います。それから、この作品が、長編・短編合わせての通算100作品目でした。一年弱での作品数に、自分でもびっくりしております。最後に、前回のラジオにリアクション頂いた方、誠にありがとうございました。引き続き、宜しくお願い申し上げます。




