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学校の友達が病み垢のFFだった話  作者: ゆあほー。
2/2

第一話、オモテの日常①

主要人物以外の初登場の時はここ、前書きにて人物紹介を書かせてもらいます!


和倉かれん(わくらかれん)(27才・女)

小早川国際中学校1年1組の担任。ネット廃人で、uitter(ういったー)のフォロワー数が最近1万人を超えた。アカウント名は「ある中学校教師のぼやき」。


色々と登場人物紹介が長くなってしまい...

いよいよ、物語のはじまりです!

唯夏たちがいる世界へ、いってらっしゃい!

「朝だよー!遅刻するよー!」


唯夏たちはママに起こされた。ここにいる人たちは寝起きが悪いので、みんな二度寝をしようとするが、ママの手によって強引に起こされる。眠い目をこすって階段をおりると、食卓にはパンとヨーグルト、それにフルーツと、ママが作った朝ごはんが置いてある。


「いただきまぁーす」


唯夏たちは急いで食べ、学校に行く準備をする。

結局みんなでだらだらするので、遅刻寸前になる。


「やば!急がなきゃ!」

「いってきまーす!」

「いってらっしゃい!気をつけてね!」


唯夏たちは急ぎながら最寄りの関ヶ井駅に向かい、関ヶ井電鉄関ヶ井線に乗る。


電車に20分ほど乗ると、学校の最寄駅、関電小早川(せきでんこばやかわ)駅に着く。そこから10分ほど歩いたら、唯夏が通う中学校、小早川国際中学校に着く。


関ヶ井線はとても本数が少なく、学校に間に合う列車でも20分前には着いてしまう。唯夏たちが学校に行ってもまだ教室には誰もいない。


「はぁ疲れたぁ〜」


唯夏たちが一息ついていると、


「おはよー!」


と、柚葉と雪乃が入ってきた。


柚葉を見るなり、唯夏が抱きつく。

いつの間に人格交代していたらしい。


「藍いきなりやめてよぉ〜」


藍は柚葉を見て、しょんぼりしてしまった。

柚葉はそれをみて藍を抱きしめた。

藍はとても嬉しそうな表情をしていた。


すると藍は柚葉に抱きしめられたまま、目を閉じた。眠っているように見えるが、これが基本的な人格交代のタイミングだ。唯夏と澪の間で人格交代する時のみ、すぐに人格交代ができるらしい。


30秒もしないうちに唯夏が目覚めた。自分が柚葉に抱きしめられている状況に、寝起きで若干戸惑っていたが、すぐに状況を理解した。


「藍出てた??」

「うん出てたよ〜」

「あぁごめんごめん...」

「大丈夫!可愛いもん!笑」


解離性同一性障害によって生まれる人格は、内部で記憶を共有してくれる人格と、共有してくれない人格がある。唯夏が持つ人格のなかで、きらと藍のみ、他の人格に記憶が共有されないらしい。


それから5分くらいすると、紫音と遊音が入ってきた。


「おはよー」「おはよー」


いつものようにシンクロした2人の挨拶。

当たり前のように一緒の服に、当たり前のように一緒の髪型。声もほぼ同じなのだが、唯夏たちは聞き分けることができるらしい。


みんなで雑談をしていると、朝8時の始業チャイムが鳴った。


チャイムと同時に担任の和倉がはいってきた。


「おはよーございまーす!!」


元気だ。


「えー出席とりまーす!」



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