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ジョブ変

 今日も暑苦しい中モンスター狩りをはじめる。草原モンスターたちは初心者でも倒せるように設計してあり、上級ハンターには武器の試しにしか使えない。俺は訳あってこの世界に転生したのである。だがそれも20年前のことだ。そしてこの世界の魔族やその他諸々はすべて10年前に倒したのだ。そしてこの10年間暇すぎてやることがなく、仕方なく無限湧きしている草原モンスターに手を出している。


 俺の使っている双斧は最大火力を出せるジョブであるため元々このジョブが最強も相まって10年前まではまだlevel上限を行っていなく、暇つぶしとしてやっていたがこの10年は本当にひま時間がありすぎた。だから俺は今日こそジョブ変更をしたいと思った。だがジョブ変更をすると今までの武器はなくなり、本当の最初に戻ってしまうのだ。最初に渡される武器なんてものもない。拳からになってしまう。だがこの退屈時間から抜け出せるなら本望かと思い


 俺は今日ジョブ変更をした。もちろん最強の双斧にしようと思ったが、流石に二週目は飽きると思い、本当の最強ジョブ、古代機甲兵というジョブを選んだ。名前からして最強のオーラを放っていたこのジョブはもちろんのこと最強とうたわれているようだ。俺の来たときにはなかったようで新時代の最強ジョブと言われているらしい。噂も本当のようだ。そして今、その古代機甲兵に変更した。


 目覚めたときにはもう草原に居た。まさに拳だけの始まりだった。20年前までは大剣を一つだけもらっていたが、やはり拳だけというのはちょっと難しかった。だが暇時間で拳の攻撃方法を熟知していた俺は淡々と草原モンスターを倒していった。二時間の格闘の末にようやくlevelは15を越えた。もうlevel稼ぎは良いと思い、街へと向かった。だが街の前には巨大モンスターがいるという噂があるようだ。だが噂にしか過ぎないと思い、颯爽と向かった。だがやはり噂はほんとうだったようで、街の前には大蜘蛛が居た。


 俺の数倍の図体を持っていた。どんどん大蜘蛛の速さは加速し、俺の間合いに入った。おれはその瞬間大蜘蛛の顔面に向かい右フックを食らわした。そんなことで大蜘蛛は倒れることはなく、前足の二本で俺をつかもうとした。俺は範馬勇次郎のようなポーズでガードしみぞおちに正拳突きを食らわせた。追撃に正面蹴りをした。勢いよく大蜘蛛は三歩後退したが俺はすぐに油断をしてしまい、右足を蜘蛛の巣で止められてしまったのだ、


 そしてガード体制をとろうにしても足に力が行かず、ガードは弾かれて、みぞおちをまともに食らったのである。ものすごく久しぶりに痛みを感じた。十数年ぶりくらいだ。その時俺はなにかに吹っ切れた。堪忍袋の緒が切れるという感情ではなく、本能的に俺はクラウチングスタートのポーズにかまえ、拳にすべての力を込めて、腹の底に殴りを食らわせた。最高に気持ちが良かったキルの仕方だった。心の底から快感と達成感が湧き出てきた。だがこの戦いで拳は封印しておく。せっかく古代機甲兵のジョブをゲットしたのだから。それじゃあ街の加工場で作ってもらうとするか、、、

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