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月下

これは、李白と言う昔の中国の詩人の漢詩『月下独酌』をモチーフに作りました。

恋愛関係が続いたので、漢詩を見ていたら、李白さん、結構、オシャレさんです。


現代でも、いい感じのシュチュエーションなので、雪国の中年おじさんをイメージしてみました。

新米の収穫の後は、新酒のシーズンですね

凍える板間

座をしいた

吹雪のおさまる箱庭で

椿が1輪、私を誘う


庭は新雪に覆われ

月明かりがその上に降り積む…


予感が走る…


新酒を開ける時が来た。


見上げれば、十六夜(いざよい)


まずは1杯

月を相手に

板間の影も真似をする。


お前も仲間にいれようか


月と私と影…


私と影は杯を重ね、

誘えば月は

遠慮する


澄んだ空気に踊る風…

鼻先が春を予感する。


酔いに任せて庭に出れば、

口をつくのは流行歌

頭上の月がリズム取る


ほろ酔い気分でステップ踏めば

影を相手にひとおどり…


酔いが欲しければ

杯を重ね、


酔ってしまえば、

それっきり


この生活が続けばと、願えば影も頷いた。

変わる季節に夜空を見れば、思い浮かぶは天の川

夏も飲もうと約束し。


生ビールの夢を見る。


十六夜は満月に近い月の事です。

元の詩では、最後は天の川でしたが、天の川が美しく見えるのは夏なので、夏としました。

李白さんの詩、元の作品も、興味が出たら調べてみてね


李白さんは踊ったようですが、中年おじさんは、むしろ、ステップだけの方がリアルかも。

夏の約束にしたので、生ビールので締めました。

お酒のcmだな

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― 新着の感想 ―
[良い点] 月下独酌は視点とアイデアと描写と何を取っても素晴らしく、好きな詩の一つです。 それを消化し現代の感覚に落とし込み、ちょっぴり楽しい孤独のひと時に唄い直すスタイル、非常に面白く、私に良しでし…
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