宵闇
これは『ホフマンの舟唄』のために書いてみた。
乱歩様の為に作ったので、高校生の作風にしたかったが、歌っているのが娼婦なので、うまく学生風味にはならなかった。
でも、とってつけたような、恋愛表現が、逆に高校生風味かもとか思った。
夕日が空を染める頃
私は恋に染められる
貴方を想い待つ時は
デザートワインの軽やかさ。
なんて素敵な夜…
そして、愛しい夜
初恋は一度きり、
あの頃には戻れない。
貴方を知り、
全てを知り、
やり直したい時もある。
それでも時は戻らない
貴方を知らない時までは
夜風が恋を歌う時、
貴方は私にキスをする。
大人の恋のほろ苦さ
ブランデーのように高級で
酔いが益々深くなる
夕日が空を染める頃
私は恋に染められる
貴方が私を抱くとき
私の心に星が降る。
なんて素敵な夜
そして、愛しい夜
この曲を初めに書いたオッフェンバッハさんは1880年に亡くなりました。
この作品のイメージはオペラ『ホフマン物語』の挿入歌で、オッフェンバッハさんの未完の遺作が後の世でオペラとして上演されました。
ので、微妙に物語の筋が違う話もあるようです。