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虚無感  作者: 誰でもない
1/3

ぼくはしっている

ゆううつなひとほどじゅうじつしていることを

ボクは知っている。

考えれば考える程時間のムダだということを。

僕は知って...知らない。

よく分からない僕が誰でだれがぼくでボクがダレなのか。


知らないまま、僕は生きてきた。

「生きることは何か、自分が何なのか、はたまた僕はボクでぼくなのだろうか」

「生きるって何?活きる?イキる?」

僕は聞く。僕より長く生きているモノに尋ねる。

僕より長く一年生きている者は答えた。

「知らない」

僕より長く十年生きている者は答えた。

「働くこと」

僕より長く百年生きているモノは沈黙した。

僕より長く生きたモノは人では無いのであるから人の形をしている僕には、そのモノの声を聴くことは出来なかった。

僕がそのモノと似ているモノであれば、聴くことは出来たのかもしれない。


僕はそのモノではなかった。










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