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2人はいつも一方通行
「本日のニュースです、俳優の〇〇さんに不倫疑惑が…」連日不倫騒動の絶えないニュースが流れている。
ご飯を2人でたべながら、
「ゲンさん、不倫してないの〜笑」
「してないよ、する時間があったら他のことに使うわ!」
「じゃあなんで、こんなにみんなして不倫ばっかりなんだろー」
「時間とお金に余裕があるからでしょ。不倫するには、会う時間と必要なお金がいるんじゃない?あとは自分に自信があるんじゃない?」
「ゲンさんにはないの?」
「早く帰ってゆっくりしたいし、本読みたいし、料理もしたい。お金があったらロボット掃除機欲しいでしょ笑」
「自信くらいはあるんじゃない?笑」
「顔には微塵もないから無理。」
「そうかな〜笑」
「笑ってるし!それに俺にそんな余分な時間とお金はない!!てかサヨさん??普通直接聞かないでしょ笑笑」
「そだね〜ロボット掃除機欲しいよねー。それでさー今日なんだけど…」
サヨさんはいつも思ったことを素直に口にする
ゲンさんは色々考えて口にする
だけど2人の話は一方通行
2人の会話はいつもそうだ。
それでいいし、それくらいがちょうどいい