I can Fly! ー私にしか出来ない事ー(後編)
自分の事を心配してくれる人って、やっぱりいいよね
と言う訳で、今回もスタート!
「スバルくん! どこですかぁ!」
飛竜であるユカリは背中の翼で宙を舞いながら、スバルの姿を必死に探していた。
エクレルの話では、"スバルは朝早くに出て行ったらしく、どうも学校に行ったみたいだが、詳しい事は分からないとダーくんに聞いた"との事である。
とりあえずユカリは、エクレルについては頭を一回殴った後、大急ぎで翼を出して空を駆け巡っていたのだけれども、未だスバルの姿を発見できていない。
「(と言うよりも、この辺の地形は空から発見するのに向いてないんですっ!)」
言い訳に聞こえるかもしれないが、翼で空を舞うユカリは街での捜索に向いていない。
屋根のせいで家の中とか、裏道とかがあってほとんど見えないし、それにあまり近付いてしまうと街の人に見つかってしまう。その上、スバルと同じように人が大勢いる。
直接会えば勿論、あの可愛いスバルと他の人間を見分ける事が出来ないなんてあり得ないのだが、空から見れば小さすぎて人々の差がほとんど変わらない。つまり、見分けられないのだ。
もし仮に、砂漠の中で砂糖を1粒探して欲しいと言われたら、ユカリにとってはそちらの方が楽だと言える。
だって砂と砂糖は物質的に全く別物で違う。砂は岩石の欠片であって、砂糖は甘みを持つ調味料と、まったく別物だ。
けれども、スバルとこの地球に住まう彼らは、同じ人間だ。
だから、空からでは判別できない。
だから、ユカリはスバルとずっと、一緒に居たいのである。
「(あぁっ! だから一緒に居たかったのに! なんでスバルくんは1人で、勝手に登校したのっ!)」
「ちょっと待って、ユカリ! 早く地面に降りろ!」
「そうだよ、ユカちゃん! 一旦、落ち着いて!」
空中で空を飛んでいるユカリに、下の方でフレアリオンとエクレルが大きな声で呼んでいる。
正直言えば、少し前から2人に呼ばれていた事自体には気付いていたのだけれども、スバルが見つからず、状況も好転していない。
そのため、ユカリはスバル探しを一旦止め、2人のいる地面を見た。
「(……仕方ありません、スバルくんも見つかりませんし、降りましょう)」
渋々とユカリは、2人のいる地面へと降り立った。
フレアリオンは翼をしまって、人に見える姿になったユカリを見て一呼吸して、大きな声で騒ぐ。
「何を考えている、ユカリ! 我々はドラゴンだ、人間じゃない! この星の多くの人々が、自分達と違う者にどういう扱いをしているかを良く知っているはずだ!」
「そうだよ、ユカちゃん! 一旦、落ち着こう! ねっ! 地球には"3人寄れば文殊の知恵"っていう、3人集まれば何でも問題が解決できる、っていうことわざもあるよ! だから、一緒に考えよ!」
……2人の言っていることは正しい。
それはユカリも良く理解していた。
この星の多くの"人間"は、自分達の理解が及ばないもの。分からないモノに関して、非常に臆病だ。
私達マヌスはドラゴンではあるけど、人と共に行きたいと願っているだけなのに、だ。
だから、私のように空を自由に飛んでいる姿を見られるのは危険な行為だ。
‐‐‐‐フレアリオンの言っていることは正しい。ユカリはその辺りについては、良く理解していた。
地球にある"3人寄らば文殊の知恵"ということわざも知っているし、どういう経緯でそういうことわざが生まれたのかもよく知っている。
1人で見つけようとするよりも、3人で見つけようとした方が可能性は高い。
‐‐‐‐エクレルの言っていることは正しい。ユカリもその辺りについては、良く理解していた。
「‐‐‐‐けどっ! だけど、私は、一刻も早くスバルくんを見つけなくちゃっ!」
「落ち着けっ、ユカリ」
慌ただしく、すぐにでもスバルを探しに向かおうとするユカリを、フレアリオンは一息で止める。
「確かにマヌスにとって、スバル・フォーデンは大切だ。なにせ我々の目標である"他の生物との共存共栄"の体現者であり、あのマグノリアの息子なのだから。
----しかし、だけれどもそれで瞳を曇らせるな。見ろ、あれを」
フレアリオンが指さす方向に、目を向けるユカリ。
彼女の目に入って来たのは、空に浮かぶ岩だった。
いや、岩ではない。雲だ、そして岩だ。
空に浮かぶふわふわと柔らかそうな雲が、何故だかごつごつとした硬い岩になっている。
「なに、あの岩……?」
「えぇっ?! ユカちゃん、空を飛んでたのに気付いてなかったの?!」
「ぜんぜん……まったく……」
あんなにも一生懸命ユカリは空を飛んでいたのだけれども、この大岩と化した雲という空の異常事態には気付かなかった。
「ほら、気付いてなかっただろう。ユカリ」と、フレアリオンは口にする。
「あの岩、確実に悪龍の仕業に違いない。それに気づかないほど、ユカリ、お前の目は曇っていたという訳だ」
「で、でもっ! 私は、スバルくんを見つけるという一番大事な使命がっ!」
「それは違う」と、フレアリオンは彼女の肩を手で掴みながら、力強くそう言う。
「違う、一番大事なのは"共存共栄"の証を守る事ではない。
その先に見える景色、それがどんなに美しいかを知るため……それが、マヌスの目的だったはずだ」
目的を思い出させるその言葉に「その通りです……」とユカリは顔を下に向けつつ、了承した。
言葉尻は徐々に低くなりつつも、彼女はちゃんと思い出していた。自分達がどういう組織なのか、という事を。
「でもぉ、あたし達はあの悪龍の所に、今すぐ行くべきだと思うんだよ」
フレアリオンとユカリが良い雰囲気で話している中、1人だけ雲の下に向かおうとしているエクレルがそう口にする。
「だって、スーちゃんが悪龍に囚われてるかもしれないじゃん。多分……」
エクレルがぽつりと言うと共に、ユカリの瞳がキラキラと輝き出す。
「ですよねっ!」
バンッ、と顔を大きく上げて、翼を大きく広げたユカリは、トップスピードで空へと飛び立つ。
「今、お姉ちゃんが助けに行きますよ! スバルくん!」
ぴゅーっと、まるでジェット機が飛び去るような形で飛んでいくユカリの姿。
「‐‐‐‐エクレル、お前はもう少し場を選んで発言しろ」
そして、今度はエクレルへのお仕置きが始まった。
☆
「何故、君は、強さを求める? マグノリアの息子、スバル・フォーデン?」
僕を見下ろしながら、マフデルタはそう口にする。
「君が力を持っていることも、力を育てようとすることも、結構。"ヤマタノオロチ"のマフデルタの邪魔をしなければ何でも良い。
ただし、特に理由もないのに、我々の崇高な計画の邪魔をすると言うのならば‐‐‐‐」
マフデルタはそう言いながら、両手を生み出した穴の中へと入れる。
そして穴の中から先程とは違う、銀色のマスケット銃をそれぞれの手に持っていた。
「‐‐‐‐特に理由のない暴力が、あなたを襲うでしょう。えーっと、無慈悲なる暴力みたいな?」
「そっ、それは……」
銃を突きつけられて、僕はなにも言い返せずにいると、マフデルタが生み出した風船のような龍がぽよんぽよん、と跳ねて、自分の存在を主張していた。
「かんぶさまぁ、かんぶさまぁ~! おいどんは、なにをしたらよろしいでごわすぅ?」
「あぁ、そうだった。今回の主役は、"煙羅煙羅"のドルラドルラだったねぇ。
自分が強くなる意味も答えられないような、未熟な男、ではなく」
銃口を僕から外して、マフデルタは風船姿の龍----ドルラドルラに向き合っていた。
もう僕なんかには、興味すらないとでも言いたげに。
「ドルラドルラ、作戦を実行に移してください。あなたの能力で、この地球を侵略してください」
「りょうかいでごわすぅ~、かんぶさまぁ! 隕石龍ドルラドルラ、いっきまぁ~す!」
ドルラドルラは手にしている変な形の銃を頭上の遥か高く、大空に広がる雲へと向けて、引き金を引く。
銃からは黄緑色の光線が飛び出ていき、その光線は長く、そして長く伸びて、大空の雲へとぶつかる。
雲にぶつかると共に、白いふわふわとした雲が、ごつごつとした硬そうな岩へと変わっていく。
「雲が、岩に?!」
「へぇ、素晴らしい。そう、力とはやはり目的があってこそ、輝く! えーっと、目的を持って仕事をしよう的な?」
もし仮に、頭上に広がるあの大きな雲が、重そうな岩になって、レイク・ラックタウンに落ちたら、壊滅は避けられないだろう。
「さぁ、"煙羅煙羅"のドルラドルラ! そのまま作戦を実行して、この星を我々、ドラバニア・ファミリーの領地とするのです!」
そうして雲が、完全なる岩になるかと思った時である。
「ユカリお姉ちゃん、ダイナミック・トルネードぉぉぉぉぉぉ!」
空を自由自在に飛ぶ彼女が、大風と共に僕達の前にやって来たのは。
☆
「ユカリお姉ちゃん、ダイナミック・トルネードぉぉぉぉぉぉ!」
風龍にして飛竜であるユカリは、ジェット機を思わせるかのような勢いにて、竜巻のような風と共に僕達の前に現れる。
ドルラドルラの力で岩になりかけていた雲は、ユカリの起こした風によって、霧散して消えていく。
「----それと、ハリケーン・アッパーぁぁぁぁぁぁ!」
ユカリはそのまま風で大きな拳を作り出すと、僕を守るかのように、ドルラドルラとマフデルタを吹き飛ばしていた。
ドルラドルラは風船のように軽々と吹っ飛ばされて、マフデルタは風の拳を受ける前に穴の中に入って逃げていた。用意がいいこと、である。
「大丈夫、スバルくん!?」
ユカリは飛んで行ったドルラドルラや、逃げたマフデルタも気にせず、真っ先に僕の所に来ていた。
「怪我してない? 疲れてない? お姉ちゃん、スバルくんが無事かどうか心配で、心配で!
なんで朝、エクレルちゃんに迎えに来てもらわなかったの? なんでなのか、お姉ちゃんに----」
心配で、心配で、心配でたまらないという様子のユカリが伸ばす手に対して、僕はその手を払いのけていた。
「……すっ、スバルくん?! どっ、どうして、手を払いのけ----」
「----うるさいんだよ、ドラゴンが!」
僕は、今まで溜めてきた鬱憤を晴らすかのように、彼女にそう言った。
「いきなり現れて?! その上、ドラゴンで?!
どうせ、あんた達も、"母さんと同じ"で、消えるんだろう!!」
僕の言葉に、ユカリは驚いた様子だが、そんな事はあり得ない。
どうせ、彼女も、他の2人も、突然消えるに違いない。現れたのと同じく、突然に。
「あんた達にも、母さんにも事情はあるんだろう! けれども、いきなり消えられたら残された方はどうなるんだ!
一方的にこんな力を渡されて、その上、変な怪物に襲われて! 僕がどう思っていると思ってるんだ!」
僕に力がある事は、理解した。
母親がどういう者なのかも、悪龍と呼ばれる存在も、理解した。
----けど、繋がりたいとは思えない。
「一緒になるために家に来てくれ? どうせ、居なくなるんだろう! 母さんと同じように!
だったら、あんな父親でも、絶対に居てくれる家にいる方がマシだ! あの父は料理も不味いし、空気も読めないし、どうしようもない父親だけど! 絶対に、消えたりはしない!」
ピクニックにも、授業参観にも、修学旅行にも、海水浴にも。
どんなに忙しかったとしても、絶対に彼は来てくれた。
突然消えた、母親とは違って。
「母親がドラゴン? なら、あんた達ドラゴンは僕にとって信用できない!
きっと、あんた達も、またいなくなるに決まってる!」
だから、力の使い方を相談出来なかった。
いつか居なくなる者に教えを請うたところで、最終的には空しくなるだけだから。
「分かったか、ドラゴン女! 分かったのなら、さっさと任務とやらを果たして、どこへなりとも----!」
「そんな事は出来ないよ、スバルくん!」
しかし彼女は、ユカリは僕の熱量と同じくらいの強さで、僕に言葉を返す。
「スバルくん! 確かに私達はドラゴンで、スバルくんからして見れば見知らぬ者で、いつ消えるかどうかも分からないかもしれません」
「だから! 僕はあんた達と距離を取る! お互いに、平和に暮らせるように!」
「それが嫌なんです、私は!」
ユカリはガシッと、僕に抱き着きながらそう言う。
「私は、あなたと繋がりたい! スバルくんともっと仲良くなりたい! 無茶苦茶、甘えて欲しい!
それが、マヌスとか関係なく、私自身の望みなんです! だから、絶対に、あなたを独りにしません! 風龍としての誇りと、お姉ちゃんの意地にかけて!」
----だから、信じて!
彼女の澄んだ綺麗な瞳は、真っすぐに僕を見つめていた。
「僕は……」
「いたたぁ~、おいどんはいたかったよぉ~」
僕が彼女の問いに答えようとする中、ぽよぉんっと、ドルラドルラが空中を跳んで現れた。
「~~~っ! 今、スバルくんと大事な話をしてるのにっ! というか、そんな見た目なのになんで割れてないんですかっ!」
「おいどんは、こうみえてもぉ、岩をつかさどる龍だからでごわすぅ~。そんなかぜじゃぁ~、やられないでごわすよぉ~」
ドルラドルラが風船みたいな手を合わせるごとに、ゴリゴリと、岩がぶつかる音が聞こえてくる。
「でもぉ、《ブレスブレス銃》がこわされたのは、いたいでごわすぅ~。しかぁし、さくせんは、ぞっこうで、ごわすぅ~」
ドルラドルラは口を大きく開けて、空気を取り込んでいくと、風船みたいな身体が一回り。また一回りと、大きく膨らんでいく。
そして、ふわぁり、と空へと風に乗って飛んでいく。
「あの龍、もしかして直接雲を岩にする気じゃ……」
「えぇい! スバルくんと大事な話があるって言うのに!」
ユカリは忌々しそうにそう吐き捨てると、なにか呪文を唱え始める。
呪文を唱えると、彼女の右手に風が集まっていき、風が武器と言う形に構築されていく。
「----完成! 《ユカリお姉ちゃんカリバー》!」
あっという間に、ユカリの右手に、緑色の長剣が生まれていた。
ネーミングセンスはさておき、切れ味が良さそうな剣である。
「スバルくんっ! 1つだけ、言っておきます!
"私は、あなたから離れない"! これだけは忘れないでくださいねっ!」
彼女はそう言うと、背中から大きな翼を出して、そのままドルラドルラを追って、空へと飛んで行った。
「彼女はお前の事が好きすぎるだろう、スバル・フォーデン」
と、ユカリの言葉にどう答えたら良いか迷っている中、フレアリオンが現れた。
彼女の後ろの方では、ぜぇぜぇと辛そうにしているエクレルとは打って変わって、彼女は汗もかかずに涼しそうである。
「フレアリオンさん……」
「スバル・フォーデン、確かに他人から距離を取るというのも、1つの自己防衛の手段だ。大切な物が居ないのなら、それだけ傷つかずに済むからな。
だけど、忘れないで欲しい。我々は----お前の味方だ、永遠に」
力強くそう言い切り、後ろからエクレルも「あたしもぉ~!」と同調されたら----
----僕の方が折れるしかないじゃないか。
☆
その日の夕方、雲はすっかり元通りとなって、辺りが徐々に暗くなりそうな頃。
僕は、フレアリオン達3人の家に居た。
あくまでも仮にだが、僕もこの家に住むことになったから、だ。
まぁ、実家にも頻繁に戻るつもりではあるので、あくまでも第二の自宅、みたいな感覚だけど。
【これから、あなた達の事もゆっくりと知っていく】
ユカリの問いに対して、僕が用意した回答がそれだったからだ。
今でも怖い。いつ居なくなるかと考えると、やはり関わらない方が良いんじゃないかって思えてくる。
けれども、それではいつまで経っても、前に進まない。
だからこその処置、である。
まぁ、3人とも受け入れてくれたのは嬉しいが。
ユカリとエクレルは歓迎のためか、それとも僕を返さないためか、スーパーに買い出しに向かった。
今頃、どれだけの量の品を買い込んでいるかは分かってないけど、フレアリオンの話では、相当な量、らしい。
「2人が心配か、スバル・フォーデン」
「いいや、心配しているのは、彼女達が用意する歓迎料理で、僕の腹が破裂しないかだよ」
「……ふむ、それは保証できないな。なにせ、2人はお前の事が好きすぎるからな」
一緒にお留守番となっているフレアリオンがにこやかにそう言って、僕はちょっぴりブルリと身体を震わせた。
「----1つ、気になっているんですが、なんで2人はあんなにも僕の事が好きなんですか?
マグノリアの息子だから? それともマヌスとやらの目的を体現しているから?」
「1つ誤解のないように言っておくが、私だってお前の事は好きだ。愛していると言っても過言ではない。
ただ、2人に比べると、どうにも見劣りしてしまうかもしれないが」
フレアリオンはそう前置きをして、「エクレルは妹だったから」と話を始めた。
「雷龍エクレルは我々の中では一番最年少だ、そして一番甘えん坊でもある。要するに、私達3人の中では、一番妹っぽいというべきか。
だからこそ、彼女はお前を甘やかしているんだ。今まで一番年下と思っていた彼女なりに、"お姉ちゃん"とやらになりたかったんだろう」
エクレルは3人の中では妹だった。
けれども弟的な存在である僕が出来たことで、自分もお姉ちゃんになりたかった? 2人と同じように?
「なんとなく気持ちも分かるような……」
「そうだ、なんとなくで良い。いきなり全てを分かってもらおうとも思ってない。少しずつ、我々の事も知っておいて欲しい。
そして、風龍ユカリの方はもっと単純だ。彼女は、お前も好きだが、"マグノリア"も好きだ。だから、マグノリアの息子であるお前を溺愛している」
「なんとなくそんな感じはしますよ……」
ユカリが僕を心配しているのは本当だろう。愛しているのも多分、そう。
けれども彼女は時折僕ではない誰かを、僕を通して見ている気がする。
それが僕の母の事であり、それだけユカリにとって僕の母----マグノリアの存在は大きかったのだろう。
「なにせ、"悪龍であるドラバニア・ファミリーを裏切るほど"、だからな」
その愛の大きさよりも、とんでもないことを僕は聞かされた気がした。
【Tips】
〇妖怪/煙羅煙羅
…時として人は、形ないモノに姿を与える。ある者が煙に人の姿を見たのだが、それこそが妖怪の煙羅煙羅のはじまりである
岩龍は他の龍と比べても圧倒的に硬く、隕石龍ドルラドルラも、風船から生み出されるも、岩龍の性質として非常に硬く生み出される




