2層と戦利品売却
ダンジョンに入り、まっすぐボス部屋に向かう。ボス部屋の手前に下層へ降りる階段がある。つまりはボスを倒さなくても下層へは降りることが出来るのだ。ただ、ボスを倒せる実力がないと次の層へ向かうのは危険だと言われているらしい。これもとある筋から聞いた話だ。
2層へ入ると空気が重くなったような気がした。少し歩くとぷにぷにした魔物がいた。スライムってやつか?
俺は刀を装備し、レベルアップによりステータスが上がっているため、現在は
四居 朱 レベル5
力 15(+25)
防 13(+3)
速 16(+5)
知 20
スキル
〇〇の血筋
〇〇の目
火炎魔法 C
装備
ホブゴブリンの刀 A 威力25 特殊 速+5
ゴブリンの小手 B 防御3
となっている。ステータスも伸び、魔法も使えるようになっていた。
スライムを刀で両断する。しかし、スライムは切ったところからくっつき、元に戻っていた。物理攻撃が効かないタイプだろうか。今度は火炎魔法を放ってみる。
スライムに直撃すると、煙をあげながら消えていった。物理が効かない奴もいるのか。こりゃ簡単に2層に行けないわけだな。魔法が使えないとここで終了だ。スライムは魔石とゼリーのようなものを落とした。リストバンドに収納しておく。
先に進むと、ウインドラビットがいた。ウインドラビットは刀で簡単に倒すことができた。2層の迷宮内を歩きまわり、ウインドラビットを12体、スライムを3体倒すことができた。
落としたのが、
ウインドラビットの魔石 A×3 B×6
ウインドラビットのイヤリング A 速度9
ウインドラビットのナイフ B 威力10 速度+1
ウインドラビットのナイフ A 威力15 速度+3
スライムの魔石 A×1 B×1
スライムゼリー B
で全部だった。魔石はかなり多く拾えることができた。
ボス部屋のあたりまで来たが、いったん協会戻って依頼を完了することにする。
「・・・やっぱ2層は厳しかった?」
気の強そうな受付嬢が顔を合わせるなり言ってくる。
「いえ、魔石集まったので納品にと思いまして。」
「・・・は?」
「お願いします。」
俺はウインドラビットの魔石を全て出す。
「ヒナの言ってたことは本当だったのね。」
「あなたは信じてなかったんですか?」
「誇張していると思ってたわ。人はビックリすることがあると更に誇張して話す生き物だと思っているし。」
「たしかにその通りだな。」
「あとあなたじゃなくて弥生よ。」
「弥生さんっていうんですね。よろしくお願いします。」
「弥生でいいわ。力があるのに驕ってる感じがないからなかなか好ましいし。ほかの探索者とは違う感じだから名前教えただけだわ。あと敬語もやめましょう。」
「あぁ、俺も弥生みたいな性格は好きだよ。結婚してなければ、口説いてたな。」
「・・・さっきの撤回させてもらうわ。」
「いや、すまん。けっこう本心だったんだ。」
「まぁいいわ。誉め言葉として受け取っておくわね。で、魔石は全部依頼に回しちゃっていいの?」
「かまわないよ。それと、他の拾った物も鑑定と買取をお願いしたい。」
俺はすべて出す。
「・・・本当に化け物ね。ちょっとまって鑑定結果まとめるわ。」
鑑定結果は、
ウインドラビットの魔石 A×3 12×3万円 B×6 6×6万円(全て20%アップ含む)
ウインドラビットのイヤリング A 速度9 450万円
ウインドラビットのナイフ B 威力10 速度+1 630万円
ウインドラビットのナイフ A 威力15 速度+3 920万円
スライムの魔石 A×1 100万円 B×1 30万円
スライムゼリー B 50万円
といった結果だった。
「どうする?全部売るの?」
「魔石全部とBランクのナイフは売ります。それ以外一応持っておきます。」
「・・・わかったわ。全部で832万円ね。全部入金?」
「32万円現金で、それ以外は入金して下さい。」
「はい、じゃあ、800万円入金したわ。残りはこれね。」
俺は現金を受けとり、財布に入れる。
「弥生は迷宮内詳しいのか?」
「まぁ人並みね。多少だったら知っているわよ。」
「そうか。次ここにいるのはいつだ?」
「不倫のお誘いならのれないけど。」
「違うよ。単純に話が早いからな。やる気でるのは間違いないが。」
「明後日ならいるわよ。」
「じゃあ明日は休んで、明後日くるわ。またよろしく。」
「はいはい。またね。」
「ありがとうな。」
俺は協会を後にする。




