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家族の反応と新しい受付嬢

「おかえり、早かったね。」


「ただいま、二人ともまだ帰ってきてないのか。」


「うん。もうすぐ帰ってくると思うけど、ご飯は食べた?」


「まだだな。なんかあるか?」


「麻婆豆腐でいい?」


「最高だな。」


美代は台所へ向かう。まもなく麻婆豆腐とご飯が運ばれてきた。いい匂いだ。うまそうだ。


「そういや、今日やばかったぞ。」


「え?何が?もう辞める?」


「いや、やめない。これ、今日の稼ぎだ。」


俺は財布から50万円とりだし、渡す。


「まじ?午前中だけで50万円?」


「あぁ、もうちょっと稼いではいるが、使うこともあるから、とりあえずそれだけな。」


「やばいね探索者。」


「やべぇよ探索者。てか俺がやばいかも。」


「でた、急なナルシスト発言。」


「普段そんなこと言わないだろうが。」


「いや、昔はモテただとか、昔はかっこよかったとか言い始めるじゃん。」


「昔の話なんだからいいだろうが。」


「ダメだね。ナルシストだね。っとそろそろ帰ってくる時間だ。」


美代は外に走る。俺もたまには出迎えてやるかと、外に出ることにした。


「こんにちは!今日はお父さんも一緒なんですね!」


送りの幼稚園の先生が言う。しろの担任もやっている先生で元気いっぱいの先生だ。素なのか頑張っているのかはわからないが、俺には後者に見える。


「そうなんですよ。仕事やめちゃって。」


「「え?」」


俺と先生の声が被る。


「本当のことじゃない。」


「いや、本当のことだけどな。」


「だ、大丈夫なんですか?」


「探索者になったんですよ。うちの。」


「ぇえ!?危なくないんですか!?」


「そうですねー。まぁ無理しないようにしてほしいところです。」


「お父さん!頑張ってください!」


「あ、ありがとうございます。」


「しろなちゃん!あおがくん!お父さんとお母さんだよ!」


「え!?パパ!?」


「パパー!」


しろとあおが送迎バスから降りてくる。


「じゃあまた明日ね!」


「先生また明日!」


「ばいばいー!」


二人が元気よく先生に挨拶する。昔は人見知りだったのに成長したなぁ・・・。


「パパなんで早いの?」


「お仕事が早く終わったんだよ。」


「じゃあ遊ぼう!」


「何して遊ぶ?」


「ゲーセン行きたい!」


「じゃあパパがご飯食べてからな。」


「わかった!」


ご飯食べて、着替えてから、近所の子供用のゲームスペースがあるところへ行き遊んで、帰りに外食して帰った。


翌日、俺はまず、依頼を受けてみようと思って、協会に向かった。

いつもとは違う受付嬢がいた。正確がきつそうな見た目をしている。


「・・・依頼ですか?」


あからさまに面倒くさそうだ。


「はい。昨日までいた受付の方に、依頼を受けてみてはと勧められてきました。」


「ヒナちゃんに会いに来たの?あの子モテるからあきらめたほうがいいわよ。」


「ヒナちゃんっていうんですね。名前も初めて聞きましたし、私は結婚しているので大丈夫です。依頼ってどう受ければいいんでしょうか?」


「・・・あっちの掲示板から依頼の書かれた紙持ってきて渡してくれればいいわ。」


「ありがとうございます。」


本当に性格きつそうだな。絡まれるとめんどうだし、うまく付き合っていくしかなさそうだな。ただ、けっこう好きなタイプだ。


俺は依頼掲示板を見た。いろいろあったが、大抵のものが2層以降の魔物の魔石の納品依頼だった。

2層に行ってみるかと思い、2層のウインドラビットの魔石5個以上という依頼を受けてみることにした。通常買取価格20%増しとのことだったので、実際の価格はわからないが、お得なのは間違いないだろう。俺は紙を受付へ持っていく。


「2層に行って大丈夫なの?あなた初心者でしょ?お金が欲しいのはわかるけど、命のほうが大事よ。」


お、意外とやさしい反応だな。


「たぶん大丈夫ですよ。」


「・・・まぁいいけどね。じゃあバンド出して、登録するから。」


「はい。」


俺は腕を差し出す。受付嬢は謎の機械をリストバンドにあてる。


「あんたが四井か。ヒナがすごい方が現れたって興奮気味に話してたわ。」


「そうなんですか。」


「あんまり調子に乗らないほうがいいわよ。じゃあいってらっしゃい。」


「ありがとうございます。気を付けます。」


俺は協会を出て、ダンジョンに向かう。あれだな、かなりいい女だあれは。既婚者じゃなかったら完全に惚れてたな。というか惚れた。

だが、調子に乗らないようにしないといけないのは間違いない。今のところうまくいっているが、死んだら終わりだ。気を付けなくてはいけない。

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