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彼ら彼女らは主人公!!  作者: 永健
6/35

高冬真友と信頼の獲得①


***


バゴン!!と大きな音を立てながら壁ドンされ、追い詰められる俺。


「ウチは新島愛希、恵美を困らせるのはお前か?」


***


〜高冬真友〜


今は俺たちが出合荘に来てから3日目の昼。

ちなみに3月28日だ。

春人と七瀬ちゃんが作ってくれた昼ごはんをみんなで食べている。


「そういえば、今日は新しいことが起こる日だから楽しみにしててね二人とも」


理香さんが俺と春人に笑顔でそう言う。


「新しいこと?それなんですか?いや、やっぱ教えなくて良いです」


こうゆうのは焦らされた方が楽しめるんだ。

それよりも……


「恵美ちゃん!そっちにあるチーズ取ってくれない?」


「……」


あー、だよなぁ。やっちまったよ……。


「はい」


京夏ちゃんが代わりに取ってくれた。


「あ、ありがとう!いやー、やっぱスパゲティにはチーズだよなぁ」


今日の昼ごはんはスパゲティを食べている。ミートソースだ。

何を隠そう俺は、大のチーズ好き。

ぶっかけられずにはいられない!!


「かけすぎには注意してね。すぐ無くならないように」


「了解でーす」


理香さんにブレーキをかけるように注意された。

確かに、すぐ無くなったら出費が激しくなっちゃうもんな。

少し抑えよう。


「このスパゲティ美味いね!みんなはどの味のスパゲティが好き?俺はカルボナーラ!」


カルボナーラは至高だ。

チーズもクリームもベーコンも何もかもがうめぇ。

あのドリコもフルコースに入れちゃうんじゃないかと疑うくらいにね!


「私はきのこの和風スパゲティが好きかな」


「なるほどなるほど、七瀬ちゃんはきのこね」


料理の知識が無いので特になにも返せない俺。

少し料理勉強しようかな……。


「京夏ちゃんは?」


「私はアルフレッド」


「アルフレッド!?なんそれ!?良き助言者!?」


アルフレッドは「良き助言者」を意味するらしいぞ。と、知識を自慢してみる。


「この流れでそんなこと言うはずないでしょう?生クリームとバター、パルメザンチーズを使ったパスタよ」


「そんなのあるのか!めちゃ美味そうじゃん!今度食べてみよっと。じゃあ久留未の好きなやつは?」


「ウチはなんでもいける。強いて言うならカレーパスタかな。カレーは最強だよねぇ」


「カレー良いよな!どんなカレーも作る人によって味がすげぇ変わるから好きだわ〜」


母さんのカレーも好きだったぜ……。


「春人は梅しそスパゲティだよな?んで、恵美ちゃんは何が好き?」


さあ本命だ。答えてくれよ〜。


「……。カルボナーラよ」


キタ!答えてくれた!京夏ちゃんが圧力かけてくれてたね!ありがとう!

京夏ちゃんに目線で感謝した後、俺は恵美ちゃんとの会話に花を咲かせようとする、が。


「おいおい、俺の好きなやつは聞いてくれないのかよ」


珍しく槍彦から話しかけてきた。

こいつ!まさか!俺と恵美ちゃんの会話を……。

いや、ここで無視するのはさすがに無い。


「おお、槍彦から話しかけてきてくれて嬉しいぜ。なんのスパゲティが好きなんだ?」


「俺は姉ちゃんと母ちゃんが作るやつなら全部好きだ」


なっ。こ、こいつ……。春人からは反抗期だって聞いてたのに!

なんだ?美味しいものだけは別ってか?


「お、そうなのか。家族の料理が好きなのは良いことだ!」


そう本音で返した俺に、槍彦は真顔になり言った。


「お前は料理出来んの?ここ入ってからまだ作ってないっぽいけど」


くそう。俺の話にシフトチェンジか。


「俺?俺は正直言うと、からっきしだ!だから春人!教えてくれよ!」


正直に料理出来ないことを告げる俺。


「そうだね。時間見つけて教えるよ。全く。昔から教えるよって何回も誘ったのに……」


そう呆れ顔で言う春人。


「いや、まあ、うん。すまん^^」


そう笑って謝る俺。

いや、まあ、うん。

こんな急に料理スキルが必要になるとは流石に想定してなかったからね。

人生なにが起こるかわからんなぁ。

よし!話も一区切りついたし恵美ちゃんに……って。

恵美ちゃんと話そうとしたけど久留未と話をしちゃってるわ。

仕方ない、今回は諦めるか。

とゆうか、なぜ俺がここまで恵美ちゃんと話したかったと言うとだな……。

話は今日の朝に遡る。


***


「いやー、早起きは気持ちいいなぁ」


朝の4時に起きると言う中々な早起きをかました俺は、外の空気を吸おうと玄関に向かった。

すると、洗面所の電気がつけっぱなしになってることに気づいた俺は電気を消しに行く。


「電気代は少しでも節約しないとな…。誰だよ全く」


そうぼやいてドアを開けた瞬間。


「「はあ?」」


下着姿の恵美ちゃんがいたわけだ。

ラッキースケベだと思うか?

ああ、確かにラッキースケベだが俺と恵美ちゃんだぞ?

正直最悪の展開だ。


「いや、まじごめん!」


速攻謝ってドアを閉める俺。

……。

恵美ちゃんからの返事がないあたり、あまりの出来事に呆然としているのだろう。

ああ、やっちまったな……。


「てか、言い訳するわけじゃないけど、風呂の時間は決められてるのになんで今入ってるのですか?」


あくまで低姿勢で尋ねる俺。

そう。

風呂の時間はこうゆうことが起きないようにあらかじめ決められていたのだ。

なので、今恵美ちゃんが入ってるのは流石に予想外だった。

これに恵美ちゃんは……。


「それはそうだけど……。さすがに確認くらいはするでしょ?はあ。本当最悪最低!気持ち悪い!」


そう言って着替え終えた恵美ちゃんはズカズカと部屋に戻ってしまった。


***


この出来事が原因で俺は恵美ちゃんにさらに嫌われた。

だからたくさん話しかけて仲直りしようとしてるんだけど、上手くいかねぇなぁ。


「はい!それじゃあ、ごちそうさま!」


「「「ごちそうさまでーす」」」


ご飯を食べ終えた俺たちはそれぞれ食器を片付ける。

あ、そうだ。


「理香さーん。俺食器洗いますよ!」


食器洗いを立候補する俺。

今は食器洗いをしながら今後の作戦を考えたい。


「え、いいの?これくらいは私がやるけど」


「いいですよ!今は食器洗いをしたいお年頃なんで!」


「どうゆうお年頃だよ……」


春人にツッコまれる。

ナイスツッコミ!春人!


「ならお願いしちゃおうかな」


「了解っス!」


「お皿割らないでねー」


久留未が本気で心配してくる。


「わかってるよ!心配いらん!」


さあ!始めるか!作戦会議!

ちなみに食器洗いくらいなら俺でも出来るから普通に安心してくれ。

さて、恵美ちゃんと仲直りするためにはどうするべきか……。

話しかけようにも、なんか槍彦のガードが硬いし、無理に良い所を見せようとしても多分気持ちがられるからなぁ。

よし、決めた。

槍彦を攻略しよう!

これが一番良い気がする!

そうと決まれば早速行動だ!



食器洗いを終えた俺は槍彦の部屋に向かおうとするが。

んん?何か落ちてるな?スマホか?

ケースを見るに男物。そして春人のではないので多分槍彦のだ。

よしよし。ついてるな俺。

これを槍彦に届けるついでに攻略してしまおう!

まあ、そう簡単に行く相手ではないのはわかっているけどね。


そして、槍彦の部屋のある2階は向かう途中に俺は出会う。


んん?向こうから知らない女の子がすごい形相で近づいてきてるぞ?

って、うぉぉぉ!?


バゴン!!と大きな音を立てながら壁ドンされ、追い詰められる俺。


「ウチは新島愛希、恵美を困らせるのはお前か?」


FE風花雪月のサイドストーリーが始まりましたね!

やります!

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