なまどり裏話:-1話
主たる女王陛下は、ウイスキー片手になまこに向かっておっしゃった。
こんなリストつまらない、なまどりの裏ネタばかりの話なら読んでもいいわ。
Yes, Her Majesty!
なまこは急いだ。
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とまあ前説はともかく、なまどりの裏設定とかどうしてこんな話が書かれたかです。
気の向いたとき更新。
ネタバレとかガンガン入るので、最低でも最新話までは読んでおいて下さい。
特に世界観の裏話とかバラされるのが嫌な人は決して読まないで下さい。わたしは結構聞かれるとオープンに答えるタイプなので。
第-1話
マイナスいちわ。0話ですらない。
ところでこの話にはなまどり世界の根幹の謎に関わる話がある。
なまこ×どりるを最後まで書き切っても語らない話ではあるので、ネタバレには該当しないと思うが、こういうのを語られるのは興醒めだと言う方がいるなら、改めて言います。
そもそもこの裏話を読まない方が良い。
さて、わたしは中2の時にTRPGに出会った。
GURPSってゆー、ロールプレイと演出の再現にくっそ拘ったシステムで、それからTRPGをはじめたのがわたしの創作の根幹にあるのは間違いない。
大学の時に文芸系のサークルにいたけど、まあゲームばっかやってるよーなサークルで、麻雀やボードゲームやTRPG、トレーディングカードゲームばっかやってたよ。
大学の後輩でサイバーパンク好きなのが何人かいて、「GURPSのサイバーパンクやりましょうよー、オリジナル世界で」ってゆー話になったんだと思う。誰が言い出したかは覚えてないが。
先輩で何でもありなのシステムごちゃ混ぜが好きなのがいて、後輩にもトーキョーNOVAってゆー魔法あり妖怪ありのサイバーパンクシステム好きなのがいたから、まあそんな感じにしようとなった。
根幹のシステムと世界観については、高校時代にもGURPSサイバーパンクのオリジナル世界のセッションやってたわたしが担当した。
その時のセッションのも1個キレイにキマッたのあるから、いつか小説化したいなー。
話がそれた。
わたしだけが世界観作ると、手間がヤバいのと、毎回GMわたしになるじゃん。その解決策として、参加者に舞台を割り振って、「ここを舞台とする場合、その舞台の設定とGMはお前ね」という割り振り方をした。
どうやったかってゆーと、当時、読んでたラノベで川上稔の都市シリーズと三枝零一のウィザーズ・ブレインあたりを参考にした。
ゲームの舞台を都市単位として、その都市毎に担当者を決める方針だ。都市Aはわたし、都市Bはきみ……。
どうやって話を都市単位にするかって?
それ以外全て滅ぼせばいい。
以下設定。
人口増加による環境悪化、資源枯渇、第三次世界大戦による核汚染を経て、人間は絶滅しかかっていた。
破滅を免れた世界でわずか12の都市、彼らはついに和平を結び、ここに大戦は終わった。
もはや国家という枠組みはなく、12の都市の自治によって世界が運営されることとなる。
和平の際に12都市は和平の証として、黄道12星座を都市の名に冠することとした。
これが黄道暦(Zodiac Era)の始まりである。
カッコEーーーー!!!!!
わたしは全体のマスターであり、世界の謎と話の雰囲気と都市のうち4つの設定と、都市外のルールくらい考えた筈。
ガープス・サイバーパンク・アドベンチャー
ゾディアックエラ・シティサジタリウス
「シュートザムーン」act1
的なタイトルコール。
カッコEーーーー!!!!!
うるせえ。
でまあ、各都市毎に設定、マスター、使えるサプリメントが違ったりする。サイオニクス(超能力)はカプリコーンとピスケスでしか使えないとかね。
変なキャラクターもやってるよー。
肉体のない脳、余命一ヶ月の大魔術師。シリンダーの中に浮かぶ脳味噌で、使い魔設定のハーピーに抱えられて移動するとか。
結果どうなったか。
まあ、GURPSってさ。システムとかキャラクター作るのくっっっっそ楽しいんだけど、セッションそのものは面倒くさいんだよね。めっちゃ時間かかるし。
だからまー、何度かプレイはしてるけど、結局そこまでやってないな。大量の設定がわたしの脳内に蓄積された訳だ。
なまどり全然関係ないなー?
うん、そうね。
でも、1つだけ、なまどりに出てくるのがあるよね。気づいた?
ライブラという単語だ。
天秤座のことで、黄道12星座の1つだよね。これは、このサイバーパンクの頃の名残なんだ。
続きはまたいずれ……。