なまどり裏話。第37~40話
第37話・第38話 いぶ・らぷそでぃー
バレンタインの時の短編を移植。
この作品はスピンオフ書いてる振りをして本編に合流させるという珍妙なテクニックを使う。
タイトルはクイーンのボヘミアン・ラプソディーと、ライトノベル、Dクラッカーズのどこかのサブタイトルからイブ・パレードをイメージ。
「ポニーテールのお姉さまも素敵です!」
アレクサは縦ロールという特徴的な髪型のくせにわりと髪型にバリエーションだしているのである。
神々なんて、人ほど倫理観のある存在ではないですよ。
ゼウスとかフレイヤとかな!
フレイヤちゃんまじびっち。
恋心を取り締まる法はないのでしょう?
書いてて、なんだこのなまこ、まじイケメン!と思った。
勿忘草
わすれなぐさ。ヨーロッパの薬草学・民間療法だと肺や気管支の病に効果があるとされる。花言葉は「真実の愛」「私を忘れないで」
魔力のある世界なので、この手の薬草学が実際に有用であり、花言葉もまじないとして多少なりとも実効性があるという世界観。
オランジェット
単に筆者の好きなチョコである。
be my Valentine?
なまどりにおいて、キリスト教は断絶していて、例えば暦からは全てキリスト教関連の名前が失われている。
ただ、バレンタインという言葉が聖人の名ではなく、単に恋人を意味する言葉としては残っているという設定とした。
理由はbe my lover?よりbe my Valentine?の方がエモい。と思ったのと、人類守護神22柱のなかに“Lovers”がいるなあと思ったため。
第39話 しゃる・うぃー・だんす?
タイトルは同名の映画から。もう25年近く前の映画ですってよ。
――ドン。
「これが、わたし……」
女性向け作品的な意味での壁ドン。ヒロインが壁ドンする作品である。
そして、これがわたし……をサブキャラにやらせる作品である。
後頭部シニヨン、前髪ポンパドール、アホ毛
男装させるのにどうするかなあと考えた髪型。絶対イケてると思うが読者がイメージつくのか分からないのがネック。
ここで海村さんがイラスト描いてくれたのはマジ神です。ありがとうございましたー。
日本のヤンキーファッションの髪型、リーゼントと言いますが間違いで、あれはリーゼント+ポンパドールです。側頭部から後頭部の髪型がリーゼント、前髪持ち上げるのがポンパドール。
光が、飛び込んできました。
デルフィニア戦記のパク……オマージュであるのは間違いないね。手元に無いから確認できないが、リィが初めて正装して広間に入ったシーン。
第40話 ワルツのじかん
下田逸郎というミュージシャンの『ワルツの時間』という曲名からです。日本の曲入れるとか珍しい。
彼の曲でお薦めのは松山千春も歌った『踊り子』かな。
ナタリー・ブレイスガードル
初めてフルネーム出しましたね。かっこいい苗字!
ベルト作り職人をあらわす職業姓。
『はるか遠き12月(Once Upon a December)』
Once Upon a Decemberはミュージカルアニメ映画、アナスタシアの作中曲。歌詞も曲も神。ヴェニーズ・ワルツとして使える曲の中で群を抜いて好きであるのでつい使ってしまう。
邦訳はわたしが勝手に訳しただけである。日本語版の歌詞にそもそも12月って入ってないので。
この話を書いているときにこの曲を延々かけていたせいで、一月くらい脳内でこの曲がことある毎に流れていた。
ナチュラルターン。チェンジステップからのリバースターン。コントラチェックにフレッカール入れてから再びナチュラルターンへ。
専門用語を使うのは詳しい人がニヤリとする一方で、知らない人が嫌がるものかと思う。
嫌がられないギリギリを攻めたい作者である。
知らなくてもくるくる回っていたのが、ステップ踏み換えて逆回りになって、なんかくるっとしてもとの回りに戻ったのかな、くらい分かるよね?